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韓国映画「徐福」、邦題「SEOBOK /ソボク」7月16日公開

2021-07-12 23:48:20 | シホのホ(雑記帳)
コロナ禍で徐福伝説に関するイベントも影響を受け、延期や中止をせざるえない状態が続いています。それでも長く続けられてきた徐福の祭りがある地域では、観客を入れないなどの工夫をしながら、途絶えさせることなく、地域で継承を続けています。そこに一過性のイベントではなかった徐福の祭りの歴史を感じることができます。

そうした状況のなかで、韓国映画「徐福」が1年延期したものの、今年2021年4月15日に公開されました。そしてその韓国映画が7月16日、間もなく日本でも公開されることになりました。
韓国のニュースによれば、韓国映画「徐福」は封切り前から前売り1位を記録した話題作で、公開初日4月15日には45,127人の観客を動員、全体ボックスオフィス1位(韓国語の翻訳でよくわからないのですが、売り上げ1位ということでしょうか)とのことでした。コロナ禍のこともあるのでしょう、「劇場に活力を吹き込んだ」と記されていました。
さてその韓国映画「徐福」、いったいどんなストーリーだろうと思いますが、なんと登場する徐福は死なない命を得たクローン人間で、これはSF映画なのだそうです。韓国のトップ俳優パク・ボゴムとコン・ユが共演するとあって、一昨年から随分インターネット上で話題になっていました。
実は韓国では中国や日本と違い、徐福を「徐市」(正しくは市はフツ、縦棒が貫いている)と記すことが多く、今回「徐福」としたのは中国や日本を意識しているのではないかと感じています。また韓国ではこの映画をきっかけに「映画『徐福』のタイトルに入っている徐福とは何か」というような記事がWeb上にでて、ただ意味もなくクローン人間を徐福と名付けたのではないとして、その名の由来が紹介されています。「クローン人間は複製なので「不老不死」に該当する。そして、徐福もまた不老不死にまつわる人物なのだ」と徐福伝説の解説とともに、韓国済州島に徐福の渡来伝承があると記しています。
コロナ禍で公開は1年延期されましたが、今年2021年4月、ようやく韓国映画「徐福」が公開され、いよいよ7月16日には日本で公開されることになりました。もうすぐいろんなところでこの映画が紹介されるのではないかと思います。韓国同様、徐福という映画名の由来が語られ、日本の徐福伝承地への注目があるかもと思っていたら、なんと邦題は「SEOBOK/ソボク」に決まってしまいました。これではなかなか徐福とは結びつきません。なぜ漢字を採用しなかったのでしょう。「徐福」にする必要なしと判断されたのでしょうか。私にとってはちょっと残念な邦題となってしまいました。

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