【=31 -10-】 今日は訳あってTOHOシネマズ川崎にて鑑賞、そのわけはまた書きます。
で、観た映画は「ザ・ウォーカー」、原題は「The Book of ELI」(イーライと発音するようだ)。
原題が大事、なぜ邦題をザ・ウォーカーにしたのかは不明、少なくても原題の方が映画そのものを表しているので、邦題はミスだと思う。
核戦争により文明が崩壊した未来。世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ。しかし、彼はその目的地を知らない。本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らない。ひたすら西へ向かう――それだけを手掛かりに歩き続けている。ある日、とある小さな町に立ち寄ったイーライ。そこは、本を探し続ける独裁者カーネギーという男が独裁者として君臨する町だった……。
デンゼルワシントンが大好きやから、どんな映画なのかまったく理解せずに観に行ってしまったが、彼を愛でるという意味ではいい映画だった。
モノトーンチックな映像と、鮮やかに描ききる青空の対比が物語の時空間の流れを巧みに表現しながら、主人公が不可解な孤高のカリスマ性を発揮しながら、こちらも不明な使命を帯びて黙々と西に向かって歩くというストーリーを、俯瞰的に淡々と・・・
近未来な話ながら、西部劇や時代劇のスタイルを取り入れているので、感情移入は容易な演出、しかし。
「世界で一冊だけ残る本とは何か」、「なぜ彼は強いのか」、「なぜ彼が選ばれたのか」、「30年間も歩いていったいぜんたいどれだけ歩いたのか」、「彼女はどこに行ったのか」、「ガソリンはあるのか?」、「あのエキセントリックな老夫婦はいままでどうやって生きながらえてきたのか」、「奴はどうやって統治してきたのか」、「でイーライってそもそもどうなん」 さっぱりわからん。
ジェニファー・ビールスが出ていた、痛い役で。
その娘役のミラ・クニス、きっと彼女は次世代のアンジーになる!って確信した。
宗教感が違うから、ごめん、まったく共感できなかった、そもそもアメリカって国家は、あの本を実践していないと思う。
後味悪い映画だったなあ~しかしデンゼルワシントンはヤバイほどかっこよかった!
ちょっと設定に無理がありましたね。
オチは意外でしたけど。
英仏の魔法学校の校長同士が老夫婦ってのは、
面白いキャスティングでした。
今までの戦歴をみたら、最後はあっけなかったなあ。
みんなのブログを読むまで、あのオチの意味がわからなかった、情けない俺です・・・