労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

汚れた英雄 らでぃは~い♪

2017-06-05 | 🎬いい映画観てますか(テレビやDVD)

 ちょっと日にちが経ってしまったが、テレビで放映された「汚れた英雄」を録画して、BGVがわりに、ここんとこ何度も再生しながら観ている。。
1982年12月18日封切り、自分は当時17歳、年末に観て、むちゃくちゃ影響を受けた映画だ。
16歳の時、YAMAHA RZ350に乗っていたが峠で事故を起こしてしまい、両手首骨折などの重傷、そしてバイクは廃車ってなっちまった。
新たにバイクを買う金もなくて、なんとなく波乗りを始めたら、そっちにはまってしまったが、まだまだバイクに未練タラタラだった、その次の冬に上映された映画だった。


 全日本ロードレース選手権、国際A級500ccクラスは、ヤマハのワークスライダー大木圭史とプライベートの北野晶夫の熾烈な争いが展開され、第8戦までで2人は同点に並んでいた。ワークスチームはその組織力で、最終戦に向けて調整を進めていく。
一方、北野はその天性の美貌を活かし、上流階級の女性をパトロンとすることで、レース参加にかかる莫大な費用を捻出していた。
いよいよ最終の第9戦、様々な人々の思惑が交錯する中で、菅生サーキットでの熱い戦いが始まる。


 物語は大藪春彦の原作小説とはまったく異なる。
しかしその大藪春彦の原作の世界観を、バブル前夜の当時の時勢に旨く合わせて、さらにかなりのスポ根であった内容を、ビジュアル的にも物語的にも、まんまと当時の「軽薄さ」に的確にフィットさせたのが、この映画の成功に繋がったと思う、今更ながら。

 制作にあたりヤマハ発動機の全面的な協力が得られたことから、ヤマハの関連会社が経営するスポーツランドSUGOで、TZ500や当時のWGP主力マシンであったYZR500を使った模擬レースを開催するなど、ロードレースシーンをリアルに描いていた。
この直後に、日本でF-1ブームになるのだが、その少し前だったことも映画の成功には大きい要素だ。


 主題歌はローズマリー・バトラーの「汚れた英雄」(「Riding High」)、らでぃは~い♪
バイクスタントは平忠彦、木下恵司、Hiro T.A Sheene、すごすぎる豪華さ。
北野晶夫:草刈正雄、クリスティーン・アダムス:レベッカ・ホールデン、斎藤京子:木の実ナナ、緒方あずさ:浅野温子、緒方宗行:奥田瑛二、今となっては笑けるくらいすごいキャスト!
木の実ナナがクルーザーのキャビンで、ソファーに寝っ転がってまっぱでマニキュアを塗るシーン、「ここ!」を細いシャンパングラスが隠している。
ちょっと右に、左に視線をずらしてスクリーンを見ても、どうしても見えない17歳男子の苦悩…(T_T)
今見たら、浅野温子のかわいさ・美しさって・雰囲気って、半端ない!!


 すべての台詞がかっこよくて、当時、たぶん、ほとんどのポイントとなる台詞を暗記していて、仲間との会話で「汚れた英雄」ごっこをよくしていた17歳の3冬…(←子供か!?)
テレビ放送を録画して以来、ほんま何度再生しているだろう、たぶんほとんどの台詞を思い出した~。
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