何事を始めるにも、最初が肝心で、「有終の美を飾る」と言うが如く、終わりも大切だ。
有名な画家ほど、デッサンを殊更重要視されるそうだ。そしてデッサンを片時も忘れない。
何を為すにも、基礎作りが最も大切で事の成否を握っているようだ。
美しい豪華な建造物も、雄大な万里の長城も、基礎工事がさぞや大変だったと想像する。
画家がデッサンを大切にするように、あらゆる分野においても、グランド・デザインの大切さが分かるような気がする。
人間も人格形成上、幼児期の躾と教育が肝要であり、老後のありようが重要になってくる。
生きている限り、優れた人生のデッサンを持ち続けたいものだ。
東 京 駅 ー 丸 の 内 口 正 面