文春新書635、やっと見つけて読んだ。
高橋氏は先日文春の記事を紹介したが数学出身の異色の大蔵官僚。
現在は東洋大学教授。
現FRB議長のバーナンキにもプリンストン大学で直接教えを受けている。
結論から言えば、心ある日本人にぜひ読んで欲しい本のひとつだ。
文春の記事でも出てきた官僚内閣制の弊害などを更に分りやすく丁寧にその仕組みを解説している。今後の日本の進むべき道を、道州制による地方分権、それに伴う中央省庁の削減、スリム化、更に参議院の廃止を含む国会のスリム化。
官僚の巧妙な立ち回りとその結果省益優先の網が、大臣の目にかからないところで進行する様は、まさに異常。この国の仕組みが腐敗しきっていることを証明している。
一方、マスコミについては情報提供のあり方、批判をするとネタが出てこなくなるためにまともなことが書けない仕組み、また審議会委員の先生方のコントロールの仕方などなど、いかに頭のいい官僚集団がずるがしこく自分のためだけに国のあり方を動かしているか、読んでいておかしくなりそうである。
帝国陸海軍が官僚化して組織間の争いを国の存続より優先したため結果として日本は一度滅びた。この仕組みとまるで同じことが現在の官庁にも存続していて、国、国民のためより、自分達のためにいかに税金を利用するかに腐心している様が、極めてクリアーに提示されている。
この方にはぜひもう一度国政の現場に戻って渡辺行革相のサポートをしていただきたいものである。
写真:ニュージーランドのぶどう園の周りのバラ。
一面がバラの花壇、ぶどうにつく害虫や病気をバラによって先に見つける
のだと聞いた。それにしても豪華な花畑。
PCではクリックすると大きくなります。
高橋氏は先日文春の記事を紹介したが数学出身の異色の大蔵官僚。
現在は東洋大学教授。
現FRB議長のバーナンキにもプリンストン大学で直接教えを受けている。
結論から言えば、心ある日本人にぜひ読んで欲しい本のひとつだ。
文春の記事でも出てきた官僚内閣制の弊害などを更に分りやすく丁寧にその仕組みを解説している。今後の日本の進むべき道を、道州制による地方分権、それに伴う中央省庁の削減、スリム化、更に参議院の廃止を含む国会のスリム化。
官僚の巧妙な立ち回りとその結果省益優先の網が、大臣の目にかからないところで進行する様は、まさに異常。この国の仕組みが腐敗しきっていることを証明している。
一方、マスコミについては情報提供のあり方、批判をするとネタが出てこなくなるためにまともなことが書けない仕組み、また審議会委員の先生方のコントロールの仕方などなど、いかに頭のいい官僚集団がずるがしこく自分のためだけに国のあり方を動かしているか、読んでいておかしくなりそうである。
帝国陸海軍が官僚化して組織間の争いを国の存続より優先したため結果として日本は一度滅びた。この仕組みとまるで同じことが現在の官庁にも存続していて、国、国民のためより、自分達のためにいかに税金を利用するかに腐心している様が、極めてクリアーに提示されている。
この方にはぜひもう一度国政の現場に戻って渡辺行革相のサポートをしていただきたいものである。
写真:ニュージーランドのぶどう園の周りのバラ。
一面がバラの花壇、ぶどうにつく害虫や病気をバラによって先に見つける
のだと聞いた。それにしても豪華な花畑。
PCではクリックすると大きくなります。
今後もまたいくつか写真をお見せします。