私が小学6年の頃の恩師室川先生、授業中指名されて回答を求められたとき、他の事を考えていたために、先生の質問の意味がわからず立往生してしかられて泣いた時の一言は今も忘れない、「なんだ!清水ともあろうものが!」であった。
先生の大きな目、そして大きな声に圧倒されて思わずイスに座り込んでしまった。
それから35年後、地元の小学校長として赴任され、小学校の水泳大会に来賓として私一人だけ招かれた時に、先生にこの話を伝えたところ、「清水君にそれが何か役に立ったかネ。」と話されて、今後も元気で「ヤンナイヤ」と励まされたことを懐かしく思い出す。室川先生もすでに鬼籍に入られた。恩師の言葉は年々重く感じられる年になった。
1月28日