姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

全部自分が発信源なんだよ~中学生向けの講演から~

2014年11月13日 | 児童生徒向け講演

  

 

 

 年々、中学生向けの講演依頼が増えてきています。

 ありがたいことです。

 

 先日は、知多地区の某中学校で講演でした。

 

 講演後によくいわれるのが

 「現場経験がある方だから、生徒たちの日常で起きていることに、鋭く切り込んでいかれますね。」

 「核心に迫ることを、楽しいクイズなどを通して教えてくださって、教師の立場からも勉強になります。」

 という嬉しい言葉。

 

 中学生向けの講演テーマのトップは、やはり「コミュニケーション」に関するものがダントツで 続いて「自己肯定感」「性教育」

 その中には、近年の十代の子どもたちの日常で切っても切れない

 LINEをはじめとするネット関連のコミュニケーションの問題があります。

 

 そうしたネットを通したコミュニケーションのトラブルに関しても鋭く切り込みます。

 生徒の中には聴きたくない、その部分と向き合いたくないと言う子もあるだろうなと それも覚悟できりこみます。

 

 私が、講演ととおして関われる時間はせいぜい1時間かそれ以下の時がほとんどです。

 

 だから、その時間で伝えたことが、その時だけの「いやーーイイ話だったわ」と終わるのではなく

 彼らの脳裏の片隅に、ずっと「問いかけ」として残したいと思っています。

 

 その時は「拒否」されても、5年たって、10年たって、「ああ、このことか」という気づきや体験に

 つないでいくことができたら、とおもうのです。

 

 私が、生徒さんたちにつたえているのは、自分がまさに体験した(今もしつつある)

 「すべて自分が発信源」という概念です。

 

 それを、楽しいゲームやワーク、養護教諭時代の生徒とのかかわりの事例、たとえ話などを使って

 お伝えしています。

 

 講演はスキルではありません。本当に講師が体験し、腑に落ちたことしか届かないのです。

 講演では、こんなメッセージをお伝えしています。

「現実で見えていることは全部自分が発信源だし、あなたが心を向けたものが映っているだけ。

さっきのクイズを通してわかったでしょう?

 

 なのに、自分がうまくいかないのは ●●が~してくれないからとか 

 相手さえ変わってくれればもっと~になるのに と、

 自分の外側を変えたりコントロールすることばかりにエネルギーを使うから

 分かり合えないんだよ。

 

 でもさ、楽なんだよね。周りのせいにしていきてくと。

 だからさ、それがいいっていうならそれをやってもいいと思うんだ。

 それはあなた自身が決めること

 

ただ、これだけは言っておくけど、

人のせいにして生きている限り、絶対に幸せになれないからな。

それだけは確実に言える。」

 

子どもたち、シンとして、聞いてくれます。

 

その言葉を受け容れたくなくて、後ろを向いて 他のことおしゃべりし始める子もいます。

それはそれでいいんです。

 

今は受け容れたくないんです。

 

それをちゃんと聞けよとは私は言いません。

その反応こそがすきです。

 

多くの生徒は、目を凝らして聴いています。

 

私はきれいなコトバも持ち合わせないし、優しく癒すコトバも持ち合わせていないけど

たくさんの中学生と関わってきたから、だからこそ伝えることができるものと思っています。

 

10月、11月は、学校保健委員会が 多くの学校で開催され、私も中学校だけでなく、小学校でもお話させていただきます。

 

思春期、素敵な時代です。

 

そこにたとえ30分でも1時間でも 関わることができるって

嬉しいです。

 

 



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