野蒜築港跡

国道４５号線に架かる標識

１月の記事
野蒜築港打ち砕かれた夢

およそ３０年ぶりに行って来ました。
記事の内容は、以前の記事をご覧下さい。




野蒜築港（のびるちっこう）

明治新政府が、行った日本最初（明治11年～）の近代的洋式港湾建設事業です。
東北最大の国家プロジェクトでもありました。
明治１５年には、鳴瀬川の河口に突堤が完成し、利用を開始しましたが、明治１７年９月の台風により、突堤が壊され、港口が埋まって船の往来ができなくなり、第二期工事に未着手のまま、さまざまな事情で、明治政府は野蒜築港事業を放棄、廃港となりました。

明治政府の殖産興業・富国強兵政策の下に、東北開発の最重要拠点として計画され、国家事業として行われた日本最初の近代的洋式港湾建設事業。

発案推進者は初代内務卿大久保利通で、適地選定と設計にはオランダ人内務省長工師ファン・ドールンがあたった。




煉瓦橋台跡








工事に使われたと思われる、石のローラー











気象観測の為の野蒜測候所跡







すぐそこには海が・・・・　　夢はこの波によって打ち砕かれた。
空には、爆音と共にブルーインパルスの練習機が飛んでいた。