日本体育大学の集団行動をご覧になった方もいらっしゃると思います。あそこまで行かなくても，せめて基礎の基礎，「縦列整列前へ倣い，回れ右，体操の隊形に開け」などの号令に合わせて，正しい動作をとりたいものです。
たとえば体操の隊形に開く場合，「号令１＝進行方向に体を向ける，号令２＝拳を握って腰に当て移動の準備，号令３＝移動開始」となるのですが，これが「号令１」と「号令２」の動作が逆の場合が少なくない。ちょっと，家でわが子にやってもらってみてください。
また，まわれ右の場合，号令１＝右足を左足の後方に引く，号令２＝右に回りながら真後ろを向く，号令３＝右足を左足につけて気を付けの姿勢になる」はずが・・・なんだかうまくいかない子供が多い・・・。
あれ～・・右足をどこへ引いたらいいのか。
う～む。本校の子供たちは一生懸命に頑張っている。なのにこれはどういうことか・・・。なぜできないのだろうか・・・。テントの前で６年生の担任と研究した結果原因がはっきりしました。号令１＝右足をまっすぐに引いている，号令２で回る時に，つま先を軸にして回るものだから号令３の時に右足を左足につける動作につながらないのだと・・。なるほど，これぞ教材研究。今後の指導に生かせそうです。
右足を斜めに左足後ろに引いて・・・・かかとを軸にして回って・・・・・ほら！こんどはうまくできました。
