大望 テマン

キム・ジョンハクさんが亡くなってしまい。まだ見ていない作品をと・・・・



ジョンハクさんが亡くなった頃、ちょうど『シンイ　信義』を見ていたんです。
『馬医』見ながらでしたから、ジョンハクさんとビョンフンさんの違いが分かった気がして・・・・
ビョンフンさんは
ストレート表現なのかな～と思います。正義と悪、善悪が真っ二つでハッキリ分かれているので、観る側には理解しやすいし、見終わればめでたしめでたし
ジョンハクさんは
タムドクの時に思ったのですが、善悪だけで済ませられない人の性(さが)を訴えているのか・・・・
悪に対して、そこに至る人物の悲劇を表現するのをかなり重視しているのかな～と
だから単に壮大なロマンだけでない、その根底には人間の愛、情、愚かさ、悲しみ、怒り、憎しみナドナド結構テーマが重くて深い。
このテマンを見て、さらにジョンハクさんの独特の世界感みたいなものが何となく理解できたのかな～

物語は18世紀の朝鮮半島という曖昧な時代設定です。実在の人はいたのかな？
パク・サンウォンさん演じる商人フィチャンの子供二人のお話しなんでしょうが・・・・
とても大人向き内容ですね。

見終ればいろいろな愛情が絡まった何とも複雑で深い内容で考えさせられる面が多かったですが、今でも十分にいい作品だな～と思い、楽しめました。


チョ・インソン君がアジョシになるとパク・ジョンハクさん(タムちゃんを守るコ将軍)って～とか、
『馬医』のユソンさんが中国武術の達人だったり＾＾；その人を助ける医員で両班のアガシをヨウォンちゃんだったり～『馬医』見てるのでタイムリーでした。
あと
イェジンちゃんの男装とか、いろいろと今だから俳優さんを知っていてホ～エ～＠＠もかなりありました。


見終わって、そうか～と考える内容のドラマを贈ってくれた監督さん。
もう、新たにこいう味わいのある作品は生まれないのですね・・・・
本当に残念です。合掌。