暴力がやんだ途端、機能不全
産経
2015.6.30 15:20
実は「国会先進化法」と呼ばれる法律が2012年5月に成立している。
時期的には、先に紹介した「催涙弾事件」の後ということになる。
法律では「与野党間で意見の食い違いがある法案を本会議に上程する場合、
在籍議員の5分の3以上が賛成しなければならない」と規定されている。
乱闘につながりがちな対決法案の緊急上程、強行採決を防ぐ措置なのだろう。
ただ、暴力こそは影を潜めたものの、
あまりに高いハードルであるため、
今度は肝心の法案処理がままならなくなった。
2014年の7月国会で法案処理にいたった案件はゼロ。
続く9月国会で90本余りの法案を一気に成立させるという荒業を繰り出さざるを得なかった。
何もしなければ乱闘頻発、それを防ぐためのルールを作れば機能不全。
これが韓国国会、いや韓国の民主主義のレベルかと思うと、他国ながら悲しい気分にさせられる。
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