山下俊一の「闘争宣言」を嗤う/杉原浩司

2011-06-23 07:56:16 | 社会
杉原浩司です。これは一人でも多くの人たちに伝えざるを得ないと
思い発信します。福島県民を被ばくから守るのではなく、被ばくを強いて
いる山下俊一教授(福島県放射線リスクアドバイザー)が遂に「闘争宣言」
を発しました。地元紙において、県民に対して。

子どもを被ばくから守ろうとする親を「利己的」とののしり、「子どもには、
海図のない放射能の海に出て、ストレスの中で自己判断する苦労をさせ
よ」と県民に説教する姿に戦慄を覚えます。

山下教授が地元紙で県民に向かってここまで語るのは、県民の分断を先
鋭化させることで自己防衛を図る戦略なのでしょうか。一刻も早くこの恐る
べき人物を福島県から永久追放し、加害責任を取らせなければならないと
決意を固めました。「我慢比べ」するゆとりはありません。

以下は、地元紙『福島民友』6月20日付のインタビュー記事の後半の抜粋
です。「 」内が山下教授の発言部分です。ぜひご一読ください。

◆県放射線健康リスク管理アドバイザー 山下俊一氏に聞く
~収まらない放射線への不安~
自己判断の「覚悟」必要 「われわれは福島の応援団」

山下俊一氏(やました・しゅんいち)
長崎大卒。長崎大大学院医歯薬学総合研究科長、元原子力損害賠償紛争
審議会委員(6月初めに辞任)。内分泌学、環境影響評価・環境政策、分子
生物学。世界保健機関(WHO)緊急被ばく医療協力研究センター長、日本
甲状腺学会理事長など歴任。4月から福島医大理事長付特命教授。58歳。

(略)

――20ミリシーベルトの基準について、どう考えているのか。
「100ミリシーベルトを受けた遺伝子(DNA)の傷に比べ、20ミリシーベ
ルト、1ミリシーベルトを受けた時の遺伝子の傷は圧倒的に少ない。一
方、遺伝子は修復する力があり、傷が少なければ直してしまう。国際的
な政策論で被ばくは100ミリシーベルトを超えてはならない―とされている
が、これ以下で住民の安全をいかに確保するかというとき、20ミリシーベ
ルトは厳しいレベル。事故が収束していない段階では理にかなっている。
『平時は1ミリシーベルトだから』と言われるが、現実的に(放射性物質
が降下し)それは不可能で、文科省は段階的にしか下げられないし、今
後も根拠になる」

 山下氏は講演で「福島県民の覚悟が問われている」と発言しているが、
意図が県民に伝わっていない。アドバイザー選任に関しては県議会でも
質問があり、福島大の若手研究者有志は県に要望書を出すなどした。

――覚悟とは、何か。
「福島の人は原発事故と放射能汚染で、一人では背負いきれない大きな重
荷を負った。我慢の時に誰かが重荷を背負う取り組みが必要。将来がんに
なる恐怖に対し、リスクをどう判断するか、自分自身の覚悟が問われてい
る。去るのも、とどまるのも、覚悟が必要」

――専門家でない母子は判断できないのでは。
「自分の子だけがかわいいでいいのか、利己的では解決できない。心をオ
ープンにしないと共に重荷は背負えない。チェルノブイリでは政府が情報
公開せず、政府にだまされた。国が崩壊して突然情報があふれ、住民は
不安の中で逃げろと言われた。われわれは福島の応援団で『チェルノブイ
リにするな』『人心を荒廃させない』と考えている。福島で頑張ろうという
人がボランティアで、日本全体で支援するということを、県民も理解して
もらわないといけない」

――自己判断では、原発災害の補償対象にならないのではと不安になる。
「過保護を否定はしないが、子どもには苦労をさせるべきだ。ストレスの
中できちんと自己判断する苦労。○×の答えがないグレーゾーンでリスク
と便益を判断する。海図のない海に出るのが、覚悟の意味です」

 山下氏は「政府の御用学者」の批判に強く反発し、原子力政策や政府の
現状を批判する。ただ、放射能汚染下での教育、復興を担う人材育成を強
調する山下氏の理念は、自分の家族を今必死に守りたい県民の間に浸透
できるのか。山下氏は放射線の単位などが一応知られた被災3カ月以降、
医師らに協力を求め、放射線の理解を広めたい考えだ。

「僕と県民の我慢比べだね」

……………………………………………………………………………………

<ぜひご協力ください! 広めてください!>

◆福島の子どもたちを守るための緊急署名
 ~避難・疎開の促進と法定1ミリシーベルトの順守を~
(山下俊一教授のリスクアドバイザーなどからの解任も要求)
http://www.foejapan.org/infomation/news/110610.html

オンライン署名
http://goo.gl/Hbq3Z

紙版(以下からダウンロード)
http://dl.dropbox.com/u/23151586/kami_kodomosyomei.pdf

◆「山下俊一氏を福島県の放射線リスク・アドバイザーなどから解任する
ことを求める県民署名」(避難者を含む福島県民が対象)

オンライン署名
http://goo.gl/vh37x

紙版(以下からダウンロード)
http://fk-m.com/re-yama

◆福島大学准教授有志による要望書
http://dl.dropbox.com/u/23151586/fukudai_yushi_yobo.pdf

--------------------------------

市民社会フォーラムMLから
「放射性セシウム汚染で疾患は増えない」
チェルノブイリ事故調査結果を基に長崎大の山下俊一教授が明言
http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20110622/275142/?ST=rebuild

<いまの日本人に放射性降下物の影響は起こり得ない」と断言>

<山下氏は講演の中で、1000mSv以上の被曝線量を一度に浴びると急性放射線障害を引き起こし、100~1000mSVだと中長期的な放射線障害を確定的に受け、線量依存性に発がんリスクが上昇することが広島・長崎の原爆被爆者の調査で証明されているとしたが、100mSv以下の低線量の影響についてはよく分かっていないと指摘。「その低線量領域でも危険だという人もいれば、証明できないのだから危険はないという立場の専門家もいて、まさに低線量やその慢性被爆の影響については専門家の間で議論が行われている領域だ」と述べた。>

<半減期30年の放射性セシウムはいまなお原発周辺地域の土壌などに残っている。地域住民は現在でも放射性セシウムに汚染されたキノコや野菜を摂取しており、彼らはいまだに500~5万Bqの内部被曝を受けている。にもかかわらず、放射性セシウム汚染地域での追跡調査の結果では、何ら疾患は増えていないという。「放射性セシウムについてわれわれは強い懸念はしていない」と語った。>

 チェルノブイリの疫学調査を行った知見の上での「放射性セシウムについてわれわれは強い懸念はしていない」という主張なんでしょうが、
チェルノブイリの健康被害もいろいろな説があるので、断言されてもにわかに信じがたいけど。

日経BPの別の記事には、

チェルノブイリの健康被害、最も深刻なのは精神面への影響
エビデンスありは小児の甲状腺癌のみ
2011/06/23
大西 淳子[医学ジャーナリスト]
http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20110622/275166/?P=3&ST=rebuild
といのもありましたが。


◆福島大学准教授有志による要望書
http://dl.dropbox.com/u/23151586/fukudai_yushi_yobo.pdf
http://web.me.com/kumazawatoru1/kumatssite1/ESSAY_%26_DIARY/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC/2011/6/6_6_6_%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%97%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%95%99%E5%93%A1%E6%9C%89%E5%BF%97%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%80%8C%E8%A6%81%E6%9C%9B%E6%9B%B8%E3%80%8D%E3%82%92%E6%8F%90%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F.html
にあるように、少なくともセカンド・オピニオンになるアドバイザーが必要かと思いますが。

【要望1】

 福島県は、低線量被ばくの健康影響に詳しい専門家として、次の二つの立場の学識者をそれぞれ放射線健康リスク管理アドバイザーとして招聘してください。

(1)被ばく量が少なくなればリスクは減るものの、どんな低線量でもリスクはゼロでないとする立場 


(2)内部被ばくのリスクを重視し、低線量であっても決してリスクは小さくないとする立場

 この二つの立場は、低線量被ばくの健康影響はほとんどないと主張する現アドバイザーの山下俊一氏、高村昇氏、神谷研二氏とは異なるものです。
低線量被ばくの健康影響についての様々な見解を県民に示すことは、県民をいたずらに不安にさせるという懸念があるかもしれません。
しかしながら、一面的な情報だけを流し、見せかけの「安心」を作り出しても、長い目でみれば、県民の健康を守ることにつながるとは思えません。
低線量被ばくの健康影響に関する専門家の見解は定まっていないという事実がある以上、県民ひとりひとりがその事実を受け止め、考え、議論していかなくてはなりません。
そのための下地を作ることは、県行政の重要な役割であるはずです。
医療現場におけるセカンド・オピニオンの重要性が指摘されているように、様々な立場のリスク管理アドバイザーに意見を求める機会を県民に与えることは、むしろ、県民の健康を守るうえで有効であると考えます。
======================


 蛇足ですが、こんな記事もありました。

香山リカ:「原発事故報道を見たくない」人が激増! ――心の防衛機構「解離」が指導者層にまで浸透している現状は「きわめて危険」
2011/06/23
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110621/275006/?P=1&ST=rebuild

香山リカ:原発事故対応で官邸の無能がさらけ出されたのは、能力の問題だけではなく「過覚醒状態」に指導者が陥ったから
2011/06/09
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110603/272553/?P=1&ST=rebuild

香山リカ:「日本は心をひとつにして頑張った」を美化し過ぎるのは「危険」
2011/05/26
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110519/270551/?P=1&ST=rebuild

*******************************

●「6.11脱原発100万人アクション」での飯田哲也さんの動画と書き起こし。
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/14b39c9a593db3132f1be759e93940fa

●宮崎駿氏から首相へのメッセージ(2011.6.19)
http://twinavi.jp/article/detail/47014

●東電がツイッター開始(6月21日より)
http://www.tepco.co.jp/twitter/index-j.html


ブログ内・関連記事

よろしければ、下のマークをクリックして!


よろしければ、もう一回!
人気ブログランキングへ




最新の画像もっと見る

22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2011-06-23 08:19:08
我慢、覚悟、ボランティア、利己主義、…
事故の被害者の被爆リスクを語るときに使用すべき単語ではないでしょう…いくらなんでも…

この人、複数の組織の長なんですよね…
返信する
そういう山下センセイは、、、 (読者)
2011-06-23 11:46:20
他人に「ボランティア」を強要する輩に限って、高給取りや安楽な地位に居るんだよね。

多くの市民が東電や原子力政策関係者その他の「原子力村民」による犯罪の被害にあい続けているのに、なぜ「ボランティア」が解決方法になるんだろう?

先ず、犯罪者たちを捕らえて、「再犯」や2次被害を防ぎ、犯罪者を罰して償いをさせることこそ、必要なんでわ?

「ボランティア」を強調するなら、先ずは「原子力村民」たちに実行させてほしい。「役員報酬」や俸給など、もってのほかだし、逆に子どもや孫や親族の「私財」もふくめて全て提供して下さい。

日本全土の放射性物質が完全に除染されるまで、無給無休で「ボランティア」してくれよ、山下。あなたの孫や子どもを動員していいから、毎日何平方メートル除染したか、報告してよ。
返信する
Unknown (電灯)
2011-06-23 18:34:41
嗤ってる間にも、住民は被ばくするとおもいますが。
杉原さんて、何をしたいの?
返信する
Unknown ( )
2011-06-23 20:35:40
ひどいね、人体実験をされている。と言われても文句言えないだろう。
返信する
矛先を長崎大学の広報戦略本部に! (そふたん)
2011-06-25 17:33:46
小さな事でも行動すれば効果があると思います。

私は大学側に苦情を入れさせて頂きました。

「抗議メールの書き方」と「宛先の選び方」 http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/51850685.html
返信する
Unknown (Unknown)
2011-06-28 14:11:29
そうは思わない!
避難したい人は実費ではやくすればいいのに、どうしてしないの?
私は福島県民だけど、ここに住む覚悟はできてる。
このくらいの数値で、本当に自分や子供が必ず病気になると思ってるんだろうか?
放射能がなくたって、いつだって人は病気になる可能性があるのに。

なんでもかんでも放射能のせいにして。

山下教授が、どれだけの覚悟でこんな批判を受けること覚悟で発言してると思ってるんでしょうか。

武田邦彦教授みたいに、自分勝手な計算方法や思考で「危険だ」と決めつけ、
白黒どちらかにしたい県民は、そりゃぁ「危険」なほうに惹かれてしまうでしょう。
危険と決まれば、あとはそれを国に認めてもらえれば、自分はお金を出さずに逃げられるんですから。

今、これからも、絶対危険だと思うなら、どうしてみんなすぐ逃げないんですか?

お金を出してくれるなら逃げるけど・・・・出してくれないなら、逃げられない。

本当に逃げたい人は、とっくに逃げてます。

もう、いい加減危険をあおるのはやめてほしいです。

福島県人は、この「微量の」(微量ですよ!!よく調べて、考えてみてください。規制値からいきなり、病気が発生するわけじゃないです。規制値がどうやって決められたかも、ヘンなバイアスなしに調べてみてください。)
放射線と、つきあっていくことを覚悟しなければいけないんです。

覚悟というのを、そのまんま受け取って、「病気になることを覚悟しろ」と言ってるわけじゃないです。まったく違います。
自分にも子供がいますが、子供を将来病気にさせるわけにはいきません。

いまの世の中、ちょっとおかしいです。
世の中というか、日本人の、震災後のあわて様は、みっともないです。

あわてふためいて、いつまで過ごすつもりでしょうか?
もう、いい加減、冷静に考えましょう。

福島で、避難すべきところはもう避難しています。
それらの地区は、数値は高いので避難すべきなのは当たり前です。

でも、それ以外の地域、たとえば福島市や郡山市、二本松市など、それらの放射線値をよく考えてみてください。

通常の数倍だと、もうダメなんですか?
もし、「ダメ」な数値が、数万倍からだったとしたら、どうでしょう?

いっぺんに100ミリシーベルト浴びて、体の中で変化が認められる。
それ以下だと認められたことがない。
少しはあったりするかもしれませんよ。
でも、今の福島は、いっぺんに高い放射線を浴びてるわけじゃないです。

微量の放射線でも、浴び続ければ害を与えると思いますか?
もし与えられても、ほんの少しで、修復されるでしょうね。

修復されなかったらどうする、と思ってる人は、避難すれば良いです。

人間は、ずっと傷を修復して生きてきました。

100ミリ浴びて、0.05%上昇ですよ。
20ミリなら、0.01%。

それは、今まで示されてきた実際のデータです。

0.01%の上昇と、避難を天秤にかけて、一人一人が判断すべきでしょ。

0.01%の中に自分や子供が入ることも許せない人は、どうぞ避難してください。
誰も、文句を言いません。

そういうことだと思います。

とにかく、避難したくない県民もたくさんいるんですから、わけわかんない行動をおこさないでください。

実際、避難してもその大変さ、リスクにあっさり戻ってくる人もたくさんいます。

現実をよく見て、事実をよく調べ、発言している山下さんは立派だと思います。

そういう人を、つぶそうとしてるあなたたちは、自分がどういう場所に今立ってるか、いちど冷静に考えてみてください。

「福島県人のため」と言ってることが、本当にそうなのか。
間違っていないか?

それを常に、冷静に考えられる人が、危機を乗り越えられる人だと思います。

返信する
Unknown (Unknown)
2011-06-28 16:19:14
先ほどのコメントの者です。
数字に間違いがあったので、訂正させてください。
100ミリシーベルトでの発がん率の上昇は、0.5%でした。
20ミリで、0.1%ですね。
(ICRPによると、だいたい10ミリシーベルト/年で0.05%とされています。)

基本的な数字の間違いですみません!なにしろ素人ですので。

ですが、基本的な考え方はかわりません。
返信する
おい、「なにしろ素人」よ、 (読者)
2011-06-29 05:12:04

素人が医学判断するな、ボケ。

Unknown (Unknown) wrote at 2011-06-28 16:19:14
>基本的な数字の間違いですみません!なにしろ素人ですので。


「本当に逃げたい人は、とっくに逃げてます。」だと?

じゃあ、お前がカネや仕事や生活基盤を準備するのか?
子どものお友だちもその家族も一緒に逃げるように、サポートするのか?
家や田畑山林の土壌の除染も、全てお前が責任を持つって言うんだな?

HNも使わず匿名で書いておきながら、ようもそこまでヌケヌケ書けるな?

わかった、お前に費用も債務も責任も全て負わせてやるから、名前と住所と電話番号その他、全てここに晒しなさいよ。

東電や原発官僚が、涙を流して喜ぶぜ。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-06-29 11:49:27
読者さん、気分を害したならごめんなさい。
でも、子供の喧嘩みたいな反論は・・・恥ずかしいからやめたほうがいいと思いますよ。

とにかく、避難させてくれ!っていう福島県民ばかりじゃなく、ここで少しの被爆は「覚悟」のうえで、暮らしていくと決めている県民もたくさんいるということを、知ってほしかっただけです。

こんなところに書きこんでる私も私ですね。。
意味ナイ・・。

荒らしてすみませんでしたっ!
返信する
東日本の市民は皆んな「覚悟」するんだよ (読者)
2011-06-29 16:44:07
誰も、福島県民は「覚悟していない」などとは、言ってない。

東日本に住む人間は、もう皆ほとんど被曝してるんだよ。
まだ「覚悟」してない東日本の市民は、皆んな「覚悟」しなければならない場面に、いつか直面するだろう。

だけど、だからといって、もう仕方が無いから、見ないふりして、もっと被曝量が増えるがままに居ることが、善いわけがない。

計測データを捏造したり、リスクを過少評価したり、ある意味では、まさに「集団ヒステリーによる現実逃避」じゃないか。

ましてや、「専門家」は、高い倫理観と使命観をもって行動しなければならない義務を負う。

山下センセイは、それを全く遵守せず放棄しているから、批判されている。
しかも、多くの人びとに大きな影響力を与える立場に自ら敢えて立ち、そういう行動をしていらっしゃる。

もちろん、「専門家」にも、さまざまな「立場」があるだろう。
そうであるならば、「自分は、生命や健康・安全よりも、別の価値を重視している立場だ」と明言してから、さまざまな「安全」話をするべきだ。

山下センセイは、「市民の生命や健康・安全ではなく、原子力関係者の利権と安全を最重要視しています。」と、前置きしてから「安全宣言」すればよい。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。