市民社会フォーラムMLから Oさんの投稿
------------------------
田崎晴明氏(学習院大学理学部)が、放射線の科学について詳細な解説を書いてくださっているのを発見しましたので、参考までに紹介しておきます。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/index.html
特に、広瀬隆氏や矢ヶ崎克馬氏などが広めた内部被曝問題での「内部被曝でも放射線の影響は距離の二乗に反比例する」というデマ情報がこのMLでも見られましたが、それについての詳細で明快な解説も以下でされています。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/InvSq.html
他にも、以下のセシウムの内部被曝をどう考えればよいのかについての解説など、有用な内容が沢山あります。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/CsInBody.html#5
研究者の肩書きを使うならもちろんの事、ジャーナリストであっても、仮に放射線の影響問題について広く他人に発信しようとするなら、こちらで解説されている程度の基礎は最低限押さえてくださることを期待します。あれから一年以上は勉強できる期間があったはずなのですから。
***************************
CMLから Yさんの投稿
-----------------------
さて、人間というものは、一度信じたものを自ら否定したり考えを修正したりということはなかなかできることではありません。
でも、何度でも何度でも、騙されるのは、やっぱりアホとかいいようがありません。
クリス・バズビーにつづいて、アニー・ガンダーセン程度に、騙される・・・・・なんて
悲しすぎるぜ。
アニー・ガンダーセンは、昨年3月直後ごろから6月くらいまでは、CNNが無定見に、TV出演させてました。しかし、あまり言うことがひどいので、その後は、メジャーなメディアからはお呼びがかからなくなったようです。
YOUTUBEで出てくるのは、そのころのもののようです。
Fairewinds AssociatesInc(フェアウインズ)というホームページがひっかりますが、これはガンダーセン自身の事務所のホームページですから、なんでも言い放題です。
以下参照
------------------------------------------
http://blogs.yahoo.co.jp/bloom_komichi/65015598.html
ブログ版ききみみずきん
「正義の科学者」という幻想(2)
「正義の科学者が真実を知らせてみんなを救ってくれる」という幻想を抱いている方の夢を壊すような記事の続きです。
ブログなどで「科学者は実名で発言しているから正しい」などと書いている人もいるんですが、科学者が過去どれだけの嘘をついてきたのか知らないのでしょうか?
豚インフルエンザのあり得ない致死率は実名で論文が多数出ていましたね。
特に放射能や感染症などのリスク系の科学は売名の他に私怨など色々な要素が絡むと思います。
Arnie Gundersen
フェアウィンズという”コンサルティング会社”にいて”米国のスリーマイル原発事故の際、事故調査団のメンバーでもあった原子力科学者”のアーニー・ガンダーセンという人が「チェルノブイリより酷い、妊婦、お子さんたち逃げてください。」とか「今私が心配しているのは余震で4号機が倒れること。もしそうなったら逃げなさい。これまでの科学はいっさい通用しません。」と発言している件がネットに広まっています。
ほぼ全てのネタ元は CNN のインタビューに答えた動画(youtube)を日本語に訳した人のサイトと思われます。
しかしフェアウィンズ社がどれだけの顧客がいるのかも、どのような形でスリーマイルの調査に関わったのか(アメリカ政府の依頼なのか、本人が志願したのか、単なる住民代表として参加しているのか)も、ホームページのざっと見では分からず、経歴を誇張しているようにも見えます。
http://www.fairewinds.com/content/who-we-are
http://en.wikipedia.org/wiki/Arnold_Gundersen
以下略
---------------------------------------
ぐっちさん プロフィールブログピグの部屋
日々の備忘録
日々の暮らしの備忘録
東電福島原発事故以来、ビデオメッセージでなにやらマジメそうでトンデモな主張をしているアーノルド・ガンダーセン。
って誰?
なんかすごい専門家みたいらしいが本当のところどうなん?
ちょっと調べてみると情報が、、、
「ブログ版ききみみずきん」さんから
http://blogs.yahoo.co.jp/bloom_komichi/65015598.html
この記事のリンク先(Atomic Insights)に、アメリカ バーモント州の公聴会?に提出した履歴が公開されていました。
http://www.necnp.org/files/docs/NEC_March_8_2006_Appeal_re_Docket_6812_filings_3_8_06.pdf
以下、彼の略歴です。
教育
Rensselaer polytechnic Institute 1971年卒業 Nuclear Engineeringが専門みたい
同Rensselaer polytechnic Institute 1972年修士卒業 同様にNuclear Engineeringで修士をとったっぽい。でも博士号はとってないようですね。
職歴1
1970年 Public Service Electric and Gas(PSE&G)でアシスタントエンジニアとあります。あれ?でも1970年は学生だったはず。学生だとするとインターンかなんかで働いたのかな?
職歴2
1971 to 1972 Rensselaer Polytechnic Instituteで原子炉のオペレーターとあります。あれ?これも学生(修士)の時期ですね。日本でいうと京大実験炉の運転を学生時代にやったイメージかな?ここの実験炉は典型的なスイミングプール型で100Wのようですね。彼の原子炉の運転経験はこの時期だけのようです。
http://ameblo.jp/shou17/entry-11013215693.html
アーノルド・ガンダーセンってだれ? その1
http://ameblo.jp/shou17/entry-11013220079.html
アーノルド・ガンダーセンってだれ? その2
http://ameblo.jp/shou17/entry-11013223834.html
アーノルド・ガンダーセンってだれ? その3
http://ameblo.jp/shou17/entry-11013225673.html
アーノルド・ガンダーセンってだれ? その4
**********************************
前田朗さんから CML
まったく非科学的でおもしろいページをみつけました。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/InvSq.html
一例だけあげます。
上記頁には、次のように書かれています。
-------------------
内部被ばくの危険性を強調する際に、プルトニウムのような放射性 物質の微粒
子を体内に取り込んだ状況を想定し、
放射線の強さは発生源からの距離の二乗に反比例するという法則が ある。仮に1
センチ離れたときの強さを基準にすれば、1 ミリまで近づけば百倍、0.1 ミ リ
まで近づけば一万倍である。体内の組織にくっついてしまえば距離はほぼゼロに
なる。仮に1 ミクロンとすれば放射線の強さは1 億倍だ!!
という話をする人がいる。このロジック をそのまま押し進めれば、距離を短く
していけば「放射線の強さ」は限りなく大きくなるので、それこそ、一粒で即死
してしまうことになる。
----------------
「~~という話をする人がいる」と批判 していますが、本当にこんな話をする
人がいるのでしょうか。私は聞いたことがありません。内部被曝問題について真
面目に研究している科学 者やジャーナリストの著作を十数冊読みましたが、こ
んなことはどこにも書かれていないと思います。
この一例だけではありません。上記ペー ジをみると、次々といろんな見解を批
判していますが、批判対象を明示していません。出典明示もなければ、引用すら
せず、批判対象を捏造し ているだけに見えます。
上記ページのトップは
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/
著者本人が「放射線の体へ の影響についてはまったくの素人(しろうと)だ」
と自認する「数理物理学」専門ですが、このサイトをあちこちみると、引用も出
典明示 もなく、記述の当否について検証できません。記述されている限りで内
部矛盾があればすぐにわかりますが、いちおう矛盾なく書かれてい れば、その
当否を検証できないスタイルとなっています。初歩知識の解説として役に立ちそ
うな記述もありますが、方法がそもそもダメな ものは信用できません。
文字通り、科学以前。
***********************
市民社会フォーラムMLから Oさん
広瀬隆氏の実例
http://d.hatena.ne.jp/harry-y/20110327
「体内被曝になると距離が1ミクロン単位になるので、1ミクロンは1mの100万分の1だからその影響は1兆倍になる」
このMLでは、最近では福島大学の教員が作った副読本の例があります。
以下に再度引用します。
https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a067/FGF/FukushimaUniv_RadiationText_PDF.pdf
---- 引用開始 ----
【被ばくと距離の関係】
放射線の強さは,距離の 2 乗に反比例します。例えば,放射性物質までの距離が 2m から 4m へ 2 倍になった場合は,放射線の強さは 4 分の 1 になります。このことから,被ばくの影響を少なくするには, 放射性物質からできるだけ遠ざかることが必要です。
また,放射線の強さが距離の 2 乗に反比例するということは,逆に近づいた場合には,距離の 2 乗で 強くなることを意味します。例えば,体外 1cm(1×10-2m)の距離にある放射性物質を吸い込んで内部 被ばくした場合,体内で放射性物質から 1μm(1×10-6m)の距離にある細胞が受ける放射線は,吸い込 む前に皮膚が受ける放射線と比べて,100,000,000(1×108)倍の強さになります。
---- 引用終了 ----
1μmなら1億倍の典型的な誤謬の実例ですね。
仮に、このように実例は簡単に見つかる広く知られている事実に引用が無い=架空の話=非科学、という論調でご批判されているなら、前田様がご存じないだけ=無知を公知するだけの行為となってしまいます。他のMLにも出されているようですが、ご自分の事実誤認の訂正をされることをお勧めしておきます。
****************************
放射線と被ばくの問題を考えるための副読本/福島大学 放射線副読本研究会にかんして
上記と思われる点に関して、
https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a067/
に、訂正予告が出ています。
(引用開始)
※2012年3月25日に副読本を公開して以降、多くの方々から御賛同の声をいただくとともに、内容につきまして批判的検討をしていただき、感謝申し上げます。いただいた御意見のなかで、
6ページの「被ばくと距離の関係」などに一部不正確な記述があることにつきましては、お詫び申し上げます。これまでいただいた御意見をもとに、現在、いくつかの表現の見直し作業を行って
おり、4月末日を目処に「改訂版」を作成して、公表する予定です。
つきましては、その点をご留意の上で、上記副読本をご活用いただければ幸いです。(改訂版作成後も、記録と検証のため、初版と改訂版の双方を掲載予定です)
※追記: 改訂版の作業につきまして,現在,執筆・編集を進めておりますが,もう少し時間が必要な状況です。誠に申し訳ございませんが,今しばらくお待ちいただけますよう,
お願い致します。」
(引用終わり)
吉野太郎
よろしければ、下のマークをクリックして!

よろしければ、もう一回!

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田崎晴明氏(学習院大学理学部)が、放射線の科学について詳細な解説を書いてくださっているのを発見しましたので、参考までに紹介しておきます。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/index.html
特に、広瀬隆氏や矢ヶ崎克馬氏などが広めた内部被曝問題での「内部被曝でも放射線の影響は距離の二乗に反比例する」というデマ情報がこのMLでも見られましたが、それについての詳細で明快な解説も以下でされています。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/InvSq.html
他にも、以下のセシウムの内部被曝をどう考えればよいのかについての解説など、有用な内容が沢山あります。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/CsInBody.html#5
研究者の肩書きを使うならもちろんの事、ジャーナリストであっても、仮に放射線の影響問題について広く他人に発信しようとするなら、こちらで解説されている程度の基礎は最低限押さえてくださることを期待します。あれから一年以上は勉強できる期間があったはずなのですから。
***************************
CMLから Yさんの投稿
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さて、人間というものは、一度信じたものを自ら否定したり考えを修正したりということはなかなかできることではありません。
でも、何度でも何度でも、騙されるのは、やっぱりアホとかいいようがありません。
クリス・バズビーにつづいて、アニー・ガンダーセン程度に、騙される・・・・・なんて
悲しすぎるぜ。
アニー・ガンダーセンは、昨年3月直後ごろから6月くらいまでは、CNNが無定見に、TV出演させてました。しかし、あまり言うことがひどいので、その後は、メジャーなメディアからはお呼びがかからなくなったようです。
YOUTUBEで出てくるのは、そのころのもののようです。
Fairewinds AssociatesInc(フェアウインズ)というホームページがひっかりますが、これはガンダーセン自身の事務所のホームページですから、なんでも言い放題です。
以下参照
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http://blogs.yahoo.co.jp/bloom_komichi/65015598.html
ブログ版ききみみずきん
「正義の科学者」という幻想(2)
「正義の科学者が真実を知らせてみんなを救ってくれる」という幻想を抱いている方の夢を壊すような記事の続きです。
ブログなどで「科学者は実名で発言しているから正しい」などと書いている人もいるんですが、科学者が過去どれだけの嘘をついてきたのか知らないのでしょうか?
豚インフルエンザのあり得ない致死率は実名で論文が多数出ていましたね。
特に放射能や感染症などのリスク系の科学は売名の他に私怨など色々な要素が絡むと思います。
Arnie Gundersen
フェアウィンズという”コンサルティング会社”にいて”米国のスリーマイル原発事故の際、事故調査団のメンバーでもあった原子力科学者”のアーニー・ガンダーセンという人が「チェルノブイリより酷い、妊婦、お子さんたち逃げてください。」とか「今私が心配しているのは余震で4号機が倒れること。もしそうなったら逃げなさい。これまでの科学はいっさい通用しません。」と発言している件がネットに広まっています。
ほぼ全てのネタ元は CNN のインタビューに答えた動画(youtube)を日本語に訳した人のサイトと思われます。
しかしフェアウィンズ社がどれだけの顧客がいるのかも、どのような形でスリーマイルの調査に関わったのか(アメリカ政府の依頼なのか、本人が志願したのか、単なる住民代表として参加しているのか)も、ホームページのざっと見では分からず、経歴を誇張しているようにも見えます。
http://www.fairewinds.com/content/who-we-are
http://en.wikipedia.org/wiki/Arnold_Gundersen
以下略
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ぐっちさん プロフィールブログピグの部屋
日々の備忘録
日々の暮らしの備忘録
東電福島原発事故以来、ビデオメッセージでなにやらマジメそうでトンデモな主張をしているアーノルド・ガンダーセン。
って誰?
なんかすごい専門家みたいらしいが本当のところどうなん?
ちょっと調べてみると情報が、、、
「ブログ版ききみみずきん」さんから
http://blogs.yahoo.co.jp/bloom_komichi/65015598.html
この記事のリンク先(Atomic Insights)に、アメリカ バーモント州の公聴会?に提出した履歴が公開されていました。
http://www.necnp.org/files/docs/NEC_March_8_2006_Appeal_re_Docket_6812_filings_3_8_06.pdf
以下、彼の略歴です。
教育
Rensselaer polytechnic Institute 1971年卒業 Nuclear Engineeringが専門みたい
同Rensselaer polytechnic Institute 1972年修士卒業 同様にNuclear Engineeringで修士をとったっぽい。でも博士号はとってないようですね。
職歴1
1970年 Public Service Electric and Gas(PSE&G)でアシスタントエンジニアとあります。あれ?でも1970年は学生だったはず。学生だとするとインターンかなんかで働いたのかな?
職歴2
1971 to 1972 Rensselaer Polytechnic Instituteで原子炉のオペレーターとあります。あれ?これも学生(修士)の時期ですね。日本でいうと京大実験炉の運転を学生時代にやったイメージかな?ここの実験炉は典型的なスイミングプール型で100Wのようですね。彼の原子炉の運転経験はこの時期だけのようです。
http://ameblo.jp/shou17/entry-11013215693.html
アーノルド・ガンダーセンってだれ? その1
http://ameblo.jp/shou17/entry-11013220079.html
アーノルド・ガンダーセンってだれ? その2
http://ameblo.jp/shou17/entry-11013223834.html
アーノルド・ガンダーセンってだれ? その3
http://ameblo.jp/shou17/entry-11013225673.html
アーノルド・ガンダーセンってだれ? その4
**********************************
前田朗さんから CML
まったく非科学的でおもしろいページをみつけました。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/InvSq.html
一例だけあげます。
上記頁には、次のように書かれています。
-------------------
内部被ばくの危険性を強調する際に、プルトニウムのような放射性 物質の微粒
子を体内に取り込んだ状況を想定し、
放射線の強さは発生源からの距離の二乗に反比例するという法則が ある。仮に1
センチ離れたときの強さを基準にすれば、1 ミリまで近づけば百倍、0.1 ミ リ
まで近づけば一万倍である。体内の組織にくっついてしまえば距離はほぼゼロに
なる。仮に1 ミクロンとすれば放射線の強さは1 億倍だ!!
という話をする人がいる。このロジック をそのまま押し進めれば、距離を短く
していけば「放射線の強さ」は限りなく大きくなるので、それこそ、一粒で即死
してしまうことになる。
----------------
「~~という話をする人がいる」と批判 していますが、本当にこんな話をする
人がいるのでしょうか。私は聞いたことがありません。内部被曝問題について真
面目に研究している科学 者やジャーナリストの著作を十数冊読みましたが、こ
んなことはどこにも書かれていないと思います。
この一例だけではありません。上記ペー ジをみると、次々といろんな見解を批
判していますが、批判対象を明示していません。出典明示もなければ、引用すら
せず、批判対象を捏造し ているだけに見えます。
上記ページのトップは
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/
著者本人が「放射線の体へ の影響についてはまったくの素人(しろうと)だ」
と自認する「数理物理学」専門ですが、このサイトをあちこちみると、引用も出
典明示 もなく、記述の当否について検証できません。記述されている限りで内
部矛盾があればすぐにわかりますが、いちおう矛盾なく書かれてい れば、その
当否を検証できないスタイルとなっています。初歩知識の解説として役に立ちそ
うな記述もありますが、方法がそもそもダメな ものは信用できません。
文字通り、科学以前。
***********************
市民社会フォーラムMLから Oさん
広瀬隆氏の実例
http://d.hatena.ne.jp/harry-y/20110327
「体内被曝になると距離が1ミクロン単位になるので、1ミクロンは1mの100万分の1だからその影響は1兆倍になる」
このMLでは、最近では福島大学の教員が作った副読本の例があります。
以下に再度引用します。
https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a067/FGF/FukushimaUniv_RadiationText_PDF.pdf
---- 引用開始 ----
【被ばくと距離の関係】
放射線の強さは,距離の 2 乗に反比例します。例えば,放射性物質までの距離が 2m から 4m へ 2 倍になった場合は,放射線の強さは 4 分の 1 になります。このことから,被ばくの影響を少なくするには, 放射性物質からできるだけ遠ざかることが必要です。
また,放射線の強さが距離の 2 乗に反比例するということは,逆に近づいた場合には,距離の 2 乗で 強くなることを意味します。例えば,体外 1cm(1×10-2m)の距離にある放射性物質を吸い込んで内部 被ばくした場合,体内で放射性物質から 1μm(1×10-6m)の距離にある細胞が受ける放射線は,吸い込 む前に皮膚が受ける放射線と比べて,100,000,000(1×108)倍の強さになります。
---- 引用終了 ----
1μmなら1億倍の典型的な誤謬の実例ですね。
仮に、このように実例は簡単に見つかる広く知られている事実に引用が無い=架空の話=非科学、という論調でご批判されているなら、前田様がご存じないだけ=無知を公知するだけの行為となってしまいます。他のMLにも出されているようですが、ご自分の事実誤認の訂正をされることをお勧めしておきます。
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放射線と被ばくの問題を考えるための副読本/福島大学 放射線副読本研究会にかんして
上記と思われる点に関して、
https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a067/
に、訂正予告が出ています。
(引用開始)
※2012年3月25日に副読本を公開して以降、多くの方々から御賛同の声をいただくとともに、内容につきまして批判的検討をしていただき、感謝申し上げます。いただいた御意見のなかで、
6ページの「被ばくと距離の関係」などに一部不正確な記述があることにつきましては、お詫び申し上げます。これまでいただいた御意見をもとに、現在、いくつかの表現の見直し作業を行って
おり、4月末日を目処に「改訂版」を作成して、公表する予定です。
つきましては、その点をご留意の上で、上記副読本をご活用いただければ幸いです。(改訂版作成後も、記録と検証のため、初版と改訂版の双方を掲載予定です)
※追記: 改訂版の作業につきまして,現在,執筆・編集を進めておりますが,もう少し時間が必要な状況です。誠に申し訳ございませんが,今しばらくお待ちいただけますよう,
お願い致します。」
(引用終わり)
吉野太郎
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