「銀河」鉄道でＫＡＮＳＡＩへ！その９：最後のさよなら

いよいよ、関西の旅も終わりに近付いてきました。
三木駅前のコロッケ屋さんで買った、アツアツホクホクコロッケをいただき、
身も心もホンワカしたところで、このときの旅の最後の「さよなら」、
「三木鉄道」に乗車です。

「その８」でもチラッと触れましたが、
三木－厄神間を走る、旧国鉄三木線を引き継いだ第三セクター「三木鉄道」は、
２００８年３月、今月末をもって残念ながら廃止となります。
ここ、ずいぶん前から、乗りに行こう！って計画してたんだけど、
なかなか実現できないまま時は流れ…。
廃止決定後の昨年末に、ようやくこうして乗りに行くことができました。


とっても懐かしいタイプの改札口。
寒かったけど、ホームの陽だまりが暖かさを感じさせてくれました。
こんな光景が見られるのも、あとわずか。
鉄道ファン、というよりも、地元の方なのかなぁ、
車でやってきて、そんな駅の佇まいを写真に収めてる人も見かけました。


こちらが、三木鉄道で活躍しているディーゼルカー。
「その７」で登場した「北条鉄道」で使われているものと同じ種類の車両です。
ピンクと水色のラインがなんともかわいい♪

この三木鉄道にも、あのサンタ列車と同じ「ＬＥカー」が以前活躍していたんです！
できればそれに乗りたかったけど、数年前にこの車両と置き換えになりました。
そんなこの「ミキ３００形」、まだ比較的新しい車両なので、
「うちに嫁に来ないか」というお誘いがあちこちから来ているそう。
ここで走る事ができなくなっても、他の土地で活躍してくれたらうれしいよね。

車内には、いままで活躍してきた三木鉄道のたくさんの写真が飾られていました。
中には「レールバス」の写真も。貴重なものが見れてよかった。

まだ去年の１２月と早い時期だったせいか、鉄道ファンもほとんどいなくて、
地元の方数人とわたしたちを乗せて、列車は走り出しました。
エンジン音とレールの一定のリズムに包まれながら、
１２、３分ほどで、終点「厄神」駅に到着。


この厄神駅は、ＪＲ加古川線と接続している駅。
そう、北条鉄道・神戸電鉄の粟生駅と接続している、加古川線です。
粟生から直接ここ厄神まで来て、三木鉄道に乗ってもよかったんだけど、
あの歴史ある駅舎から旅を始めたくて、神鉄三木駅から歩いたのでした。


線路の先に、ポツンと佇む車止め。
国鉄時代は、あの先の線路に繋がっていたんですよね。
そんな線路も、来月からは車輪の音が響かなくなります。
またひとつ、日本の鉄道が消えていくのはやっぱり寂しいものです。
でも…、人が乗らない鉄道はもっと寂しい…（泣）。


そのまま、乗ってきた列車で折り返します。
北条鉄道から見た車窓と同じような、広々とした景色。
もうすぐ、この景色の中から鉄道が走る姿が消えていくんだなぁ。
その前になんとか乗りに来れてよかったなぁ。
そんなことを思いながら、終点三木駅に到着。あっという間の三木鉄道の旅でした。


元来た道を歩いて、神戸電鉄の三木駅まで戻ってきました。
ここからはまた、「スルＫＡＮ２ｄａｙ」の出番。
新開地方面の乗り場へ行くのに、踏切待ちしていると、


ベテランさん登場～。
でもね、残念ながらこちら反対側の粟生行き。
くー、これに乗りたかったのにーっ！（笑）
結局、新開地行きでやってきたのは、このベテランさんではありませんでした。
うーん、ちょっと心残り（＾＾；；

心残りといえばもうひとつ。
三木鉄道の旅を終えて、やっぱりずっと気になってたアイツ、買っちゃいました！




ミンチカツ♪
だって、ここで食べなかったら、次いつ食べられるかわかんないもん（笑）。
お肉系だけあってなかなか冷めない、ちょっと手強い相手でした（猫舌）。
でも、ミンチの旨みと玉ねぎの甘み、たまらなくウマかった～♪
心残りは、できるだけ残さないようにしないとね！

さて、心残りといえばもうひとつ、新開地駅に残してきたアイツ！待ってろ～！！

「その１０」へつづく～♪