「銀河」鉄道でＫＡＮＳＡＩへ！その７：笑顔がいっぱい

新開地駅から神戸電鉄に乗り、粟生線の終点「粟生」駅にたどり着いたわたしたち。
この「粟生」駅はＪＲ加古川線の乗り換え駅。と、もうひとつ。
わたしたちが向かったのは、


こっち。
手作り？？な駅名板がなんともいえない雰囲気の、「北条鉄道」のホーム。
粟生－北条町間の旧国鉄北条線を継承した、第三セクターの鉄道です。
ここは「スルッとＫＡＮＳＡＩ」に加盟していない路線なので、
「スルＫＡＮ２ｄａｙ」は利用できないエリアなんですが、
実は「出会えたらいいなぁ」っていうちょっとしたお目当てがあって、
以前からずっと乗りたいと思ってた路線なのです。


ホームで待っていたのは、こちらのピンクが鮮やかなディーゼル車両。
引くに引けず、ちょっと寄りすぎな写真になっちゃった（笑）。
こちらの車両が、普段メインで活躍しているようなんですが、
うん？？なんかもう１両、連結されてるぞ？？
もしかして…、と見に行ってみると、


なんと！！先頭にくっついていたのは、サンタ列車！！

ていうか…、サンタってアンタ、３月にサンタって…。（＾＾；；；；；；
２ヶ月以上も前の旅レポ、のんびりとお届けしておりま～す

えー、気を取り直して…（笑）、
「サンタ列車」ももちろんうれしい遭遇ではあったんですが、
わたしが会いたかったっていうのが、実はこの「レールバス」。
今は鉄道車両の生産を止めてしまった富士重工製の「ＬＥカー」。フラワ１９８５形。
その名の通り１９８５年生まれの、この形式の初期型車両さんです。
あちこちの第三セクターで活躍していた車両なんですけど、
エンジンだとか部品など、元々がバスベースで造られてたために短命だったんですね。
現在では、こちらの北条鉄道と、ここからお嫁に行った紀州鉄道の、
２両だけの活躍となってしまいました。
貸切列車だったので、一般のわたしたちは乗ることはできなかったけど、
普段はお休みしていることが多いと聞いてたので、
いきなりこうして活躍しているところに会えたのはうれしかった～♪


アップダウンの激しかった神鉄とは対照的に、広々とした車窓が広がる北条鉄道。
前の「サンタ列車」には、たくさんのチビッコたちが乗っていて、
とっても楽しそうな雰囲気。だったみたい（笑）。
（だって貫通してないから見えなくって（＾＾；；；）


できれば、前の車両に乗りたかったなぁ～（笑）、なんて話しながら、
列車は約２０分ほどで、終点「北条町」駅に到着～。
満員の「サンタ列車」からは、たくさんの幼稚園生たちが大喜びで降りてきました。
そんなチビッコたちを待ち受けていたのが、こちらっ！！！



だ、誰？？？
すみません、地元の人間じゃないので、思わず名前を伺ってしまいました（＾＾；；
この、笑顔がたまらなくかわいいキャラクター、ナニモノかというと、
２００６年に開催された「のじぎく兵庫国体」で誕生した兵庫県のマスコット、
「はばタン」さん♪
だそうです。教えてくださってありがとう（笑）。
で、このはばタンさんが、とにかくかわいいのですよ♪
もちろん、こどもたちに大人気！！


こーんな手を広げて迎えてもらっちゃったら、
あたしだって飛び込んで行きたくなりますよ。（迷惑）
もうね、チビッコから「はーばーターン♪」の大合唱。
ほんと、こどもたちの目がキラキラしてて、みんなとってもいい笑顔。
こうやって、地元の鉄道に乗るのって楽しいな、って思ってもらえたらいいよね～。


優しい「はばタン」に手を振られ、
次の「サンタ列車」が駅を出発していくのを見送り、駅前を散策してみました。
とっても近代的な駅舎の「北条町」駅ですけど、
以前は、国鉄時代から続く古い木造の、味のある駅舎だったんですよね。
うーん、それが残ってる頃に来ておきたかったなぁ～。


次の列車で戻るつもりでいたので、少し早めに駅へ戻ると、
ちょうどさっき出てった「サンタ列車」が戻ってきました。はばタン大活躍！
このツーショットに、こっちまで笑顔になっちゃいました（笑）。


この日の「サンタ列車」の運行は、ここでおしまい。
レールバスは、ピンクのディーゼルカーから切り離されました。
無事に仕事を終えてホッと一息、という感じのレールバス。
耐用年数的に厳しいかもしれないけど、できるだけ長く活躍してほしいなぁ、
と、少しずつ小さくなっていくレールバスを見ながら思ったのでした。
たくさんの笑顔に出会った北条鉄道の旅、
レールバスもはばタンもおつかれさまでした～♪

「その８」へつづく～♪