思いがけなく立ち寄った「しおがまさま」でお参りしたあと、
本塩釜で途中下車した理由の場所へとやってきました。
そう、この明らかに線路柵であろうものが見えるこの場所は、
平成まで残っていたJR東北本線の貨物線「塩釜線」の廃線跡。
早速、ちょっとこの柵に沿って歩こうと思ったんですけど、ふと横を見ると、
「まぐろ」の文字が目に飛び込んできちゃいました。気が付けばお昼時。
腹が減っては戦はできぬ、っていいますからね。(って別に戦ってるわけではないけど(^^;;)
とりあえず、腹ごしらえをしたくて道を渡ってみました。
店先の看板からは、けっこうお手頃な値段でまぐろ丼が食べられることが窺えます。
せっかくまぐろで有名な町へ来てるんだから、食べておかないと!
というわけで、こちらでお昼ごはんをいただくことにしました♪
わたしは人気NO1という「二色丼」を、同居人はねぎトロといくらの乗った「仲買丼」を選択。
まぐろはほんのり甘みがあって、ウマかったですね~。ごはんが酢飯だったら尚よかったかも。
特製のお醤油とやらに、わさびを溶かしてかけていただいたんですけど、
けっこう好みの味だったかもしれません。うん、なかなかウマかったです。
お腹がいっぱいになったところで、廃線散策再開。
ほんの少しだけですけど、こうやって柵が残ってることがうれしいですね。
廃線沿いの道を進もうとしたところで、また見つけちゃったのよねー。
道のすぐ左手にあったお店の小さな看板に「ずんだ餅」の文字。ずんだーーーー!!!(?)
そうだよ、初めて仙石線に乗ったときに食べたのがずんだ。
思い出のずんだをまた食べたくなって、お腹いっぱいだっていうのにまた寄り道(笑)。
もー、廃線散策がちっとも進まないー(笑)。
で、おそるおそる扉を開けてですね、ずんだありますか?と訪ねたところ、
「ごめんなさいねー、今日はもう終わっちゃった」
うーりーきーれー
完全にずんだモードに入ってたもんだから、かなりショックではあったんですけど(笑)、
代わりに草餅を買ってみました。せっかく出会ったご縁ですからなにかいただきたくて。
(ただの食いしんぼではあるんだけども)
草餅片手に仙石線の高架下を歩いて、反対側に出てみます。
ここから先に、ずっと線路が延びてたはず。
もうちょっと歩いてみたかったけど、あちこち寄り道しちゃったから時間切れ。
元来た道を振り返ると、線路だった場所は駐車場となっていました。
いま思えば、もうちょっと遺構みたいなものを探せばよかった。
この歩いた辺りも、津波の被害に遭った場所だと思います。
もっとちゃんと見て歩けばよかったと、いまになって後悔しています。
あのときから、できるだけ後悔しないような旅をしたいと、それまで以上に思うようになりました。
後悔しないようにっていうのは、旅に限ったことではないけど。
さて、ここから先の仙石線の旅が待ってるので、駅へと戻ります。
降り立ったときとは反対側の駅入口へ向かうと、そこで見たものに目が釘付け!!!
食べてびっくり???
わー!!こんな魅惑のお店が駅の真ん前にあったとはーーー!!!(笑)
黄レンジャーとしては大失態ですよ。だって「世界一のカレー」だもの。
まぐろ食べちゃったもんなぁ。お腹いっぱいだもんなぁ。
後ろ髪引かれつつ、次来たときに絶対食べるっ!
と、かなりテンション上がり気味で本塩釜を後にしたんですが…。
帰ってきてから調べたところ、
こちらのお店、ちょうど訪れた月の末日で閉店されたそうです。ああ。
あのときが、世界一のカレーが食べられる最後のチャンスだったんです。大失態。
でも、「食べてびっくり!」にビックリできただけでもよかったかも☆
いろんなことを考えると複雑な気持ちになるけど、
あのとき、ここを歩けてよかったと思える塩釜散策でした。
「その7」へつづく。
食べられなかったのは残念ですが、まぐろで我慢ということで…
しかし、ずんだ食べられなかったのは『鹽竈様』のせいでしょうか?
あ、こんなこと言ったらバチが当たりますね(汗)
きっとこのあと、もっと大きな御利益があったことでしょう~。
黄レンジャーとしては、食べられなかったことが大きな後悔です(^^;;
しかし、まぐろ腹いっぱい食べといて、
ずんだだカレーだ、なんて欲張るから「しおがまさま」もお怒りになられたかも??(^^;;;
このあと…、ご利益があるといいんだけどなぁ~。