はるかのひとりごち。

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’09秋の宮城路その5:しおがまさま

2011年11月29日 23時38分02秒 | たびろぐ東日本。

仙台から仙石線の赤い快速に乗って、本塩釜にて途中下車。
ちょっと散策してみようと、適当に駅を出て歩いていくと、歴史を感じる町屋建築と出会いました。


光の加減でよく見えない写真になっちゃったけど、(^^;;
近付いてみると、看板には味噌醤油醸造所と書いてあります。
こちらの「太田與八郎商店」さんは、江戸時代に創業したという老舗の味噌醤油屋さん。
こちらの建物も、左手の店舗は昭和4年、右手の工場は大正14年に建てられたそう。
なるほど、歴史を感じたわけです。


この味噌屋さんがある通り、「鹽竈海道」という通りのようです。
塩釜ではなく鹽竈。この難しい漢字、ちょっと読めないけど重厚な感じがいいですね。
そして、街道ではなく海道。海沿いに通じる道ってことですね。
この碑のすぐ脇には、人口の小さな小川が流れていて、「鹽竈曲水」と名付けられたそうです。
とてもきれいに整備されているその海道に沿って、少し歩いてみると、


立派な石畳の向こうに堂々と立つ鳥居を発見。あっ、ここはもしかして。


鳥居をくぐり、突き当たりにあった看板には「鹽竈神社」の文字。「しおがまさま」だ!
実は、このとき特に行く予定にはしてなかったんです。でも、やっぱり導かれるんだね。
そんな看板の向こうには、


日向ぼっこ中のネコさんがお出迎え。早く行ってこいよと言わんばかりの表情(笑)。
はい、おっしゃるとおりに向かいます(笑)。


矢印の通りに歩を進めると、なだらかな階段が先までずっと続いています。
どのくらい先に神社があるのか、まったく読めないままどんどん進んでいくと、


素晴らしい紅葉が待っていてくれました!
まだ完全に赤くなってはいなかったけど、それでも十分に綺麗でした。ああ、来てよかったー!


ここまで来たからには、ちゃんとお参りしていきますよ。
たくさんたくさん石段をのぼったけど、なんだか心地よい疲労感。


唐門の向こうに見える拝殿で、旅の無事をお参りします。
でも、その奥に本殿があることに、このときは気付きませんでした。
そして、同じ敷地の中にある「志波彦神社」にもお参りしなかったんだよなぁ~。
まったく予習せずに出かけるのもひとつだけど、ここはもう一度お参りに行きたい。


そろそろ先を急がなくては、と拝殿正面の急な下り坂を下りていくことに。
あ、こっちが表参道なんですよね!!今回は完全に裏(東参道)から回ってしまったので、
やっぱり今度はこの急な階段を上らなくてはっ!
というわけで、落ちないようにドキドキしながら(笑)、表参道を下り、


振り返ると、おお~、立派な鳥居のそこには「陸奥国一宮」の文字が。
思いがけない訪問となりましたが、ここで最後に深々と一礼。
ありがとう、しおがまさま。いい旅になりますように。


おみやげに、しおがまさまの絵はがきを買ってきました。
「葉書」の語源となったと言われる「多羅葉」は、しおがまさまの御神木なんだそう。
多羅葉の葉に願いを記すと、その願いがかなうという言い伝えがあるそうです。
この絵はがきに願いを記して、神社へ送ると祈願をしてくれると書いてありました。
とっても素敵な写真ばかりで、大切にとっておいたのですが、
こんなときだからこそ、復興の願いを記して送ってみようかなぁ。
自分の小さな願いもついでに書かせてもらって。いいおみやげになりました。

さて、本塩釜で下りた理由の場所へ、このあと向かうことにしました。

「その6」へつづく。


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2 コメント

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Unknown (nobu)
2011-12-02 18:54:48
空の青と色づいた紅葉がキレイですね。
写真からも清々しい空気感が伝わってきます。
こんな日にお参りすると、気持ちもより一層清々しくなりそうですね。
御利益の方も、より一層・・・(笑)
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nobuさんへ。 (はるか)
2011-12-05 10:38:42
やっぱり、列車から降りてその街を歩くっていいですよね。
このときはほんとに歩いてよかったー!って思いましたもん。
(普段、歩かない旅が多すぎ!(笑))
前の日のお天気がウソみたいに気持ちよかったです♪
ご利益はあったのかどうか…(笑)。
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