きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

82年生まれ、キム・ジヨン

2020年11月10日 | 韓国



韓国で社会現象とまで言われた2016年発表の小説。日本でも平積みでたくさん書店に並んでましたよね。
ジヨンって当時もっとも女性に多くつけられた名前だそうです。
だからキム・ジヨンさんはたくさん存在していて、あなたの話でもあり私の話でもある。

すごーくざっくり言っちゃうと、特別なことは起きない、比較的どこにでもありそうな話。
ストーカーとかトイレ盗撮とかあんなの現実にあったら怖いと思うけど(犯罪だよ)、
姑との会話とかは、友達からたくさん聞かされた話とほぼ一致してるし(私は姑の苦労なしで来ちゃったので)
ゆっくり休んで、、という一見優しそうな夫からの言葉に、じゃ誰が夕飯つくるのよ!と心の中で叫んだり、
あるあるの話満載なんですよね。そういう意味でリアル。
でもそれで精神を病むのはよほどのことで、先日観た「はちどり」もしかり、男性優位は日本の比じゃないくらい韓国では根深いものがあるんだろう。

休日の朝、ベットの上、仕事を再開したいという妻に対して、君が幸せなら僕はいい協力するよ、という夫。
と、同時に二人目の子供を作ろうと優しく誘ってくる夫。
コンユだから許す、、、じゃない、あかーん(笑)
言ってることとしてることが矛盾しすぎて笑っちゃいました。
でもこれが現実なんですよね。
夫がコン・ユってのがずるくない?(あ、ずるくないです、素晴らしいです)
小説とはラストが違うらしいですね、問題提議しつつ、ラストはやさーしくまとめた印象でした。

そもそもね、子育てを家庭内でやりなさいっていう社会が続く限りは解決しないですけどね、国が子供を育てる環境を完備しないと。という話は映画と離れちゃいますけど、私はそう思います。



82年生まれ、キム・ジヨン(原題:82년생 김지영)  2019年
監督:キム・ドヨン
出演:チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン、コン・ミンチョン

結婚を機に仕事を辞めたジヨン(チョン・ユミ)は育児と家事に忙殺され、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。ある日、ジヨンは他人が乗り移ったかのような言動をするようになり、さらにその時の記憶は全くなくなっていた。夫のデヒョン(コン・ユ)はジヨンにその真実を告げることができずにいた。


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