きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

イエスタディ

2019年11月22日 | アメリカ・イギリス



中学の美術の先生が大ファンだったのでその影響を受けまして(友達が)
その友達とバンドを組んで高校生の時、ビートルズをずーっと聴いてた。
せいぜい文化祭で演奏するくらいの超へたっぴだけど、
青春なんだよなー。

世代的にも、この世にビートルスが存在しなかったら、、という世界は興味津々なわけで、
旦那と二人で新宿まで出向いて観てきました。

この作品の楽しさは2つありますよね。

ひとつめは心温まるラブストーリだってこと、純粋で可愛らしい恋愛の話だった。
二人は幼馴染で彼女はずっと好きだったのに、全然気が付かない彼氏。
告白されてもまだウジウジしてたのに、最後の最後に決断するの。自分にとって一番大切なものは何かって。

シンプルなストーリなのに予定調和に感じないのは、
エリーがとっても可愛かったからかな。
ジャックはそんなにイケメンでもないのに(←そういうことではない)

ふたつめは何と言ってもビートルズの曲。
曲が最高にいいし、ビートルズの小ネタがたくさん出てくること。
そりゃぁもー最高に楽しいよね。

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドなんてもうどんだけ聴いたか!
聴くと瞬時に高校生に戻る!

最初の小ネタは「64才になっても」で、
実は旦那が数日で64才が終わるって時でして、ちょっとした我が家のテーマソングになってたのホッコリしました。

故郷のリバプールに存在する地名やものに関わる曲がたくさんあって、
彼らの曲の懐かしさはそういうことだったんだなと胸熱になりました。

終盤は泣かされました。
ネタバレなしで観たから泣きましたね。
あれは泣く。。。

ラストのオブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダは幸せになるしかない。
いい映画だった〜。




イエスタディ  2019年  ☆☆☆☆☆
監督:ダニー・ボイル
出演:ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノン、エド・シーラン

イギリスの海辺の町に暮らすシンガー・ソングライターのジャック(ヒメーシュ・パテル)は、幼なじみで親友のエリー(リリー・ジェームズ)に支えられてきたが全く売れず、夢を諦めようとしていた。ある日ジャックは、停電が原因で交通事故に遭遇。昏睡(こんすい)状態から目覚めると、この世には「ザ・ビートルズ」がいないことになっていた。

ひとよ

2019年11月22日 | 日本



数少ない私の鑑賞作品の中でも今年一番だと思ってる「凪待ち」を
8月に観たばかりというのに、3か月後にまたまたこんな凄まじい作品を観せていただいて驚くばかり、白石監督、今最高にノッてる監督さんでございます。

家族ってなんだろってつくづく考える。

親は親だよ、だから子は子。
かけがえのない存在なのに、同時に足かせにもなりえる関係性。

自由を与えてあげたくて人殺しをした母と、
母が父を殺すという環境で生きるしかなかった子供たち。

3人の子供たちの性格や関係性の描き方が秀逸で、
タクシー会社で働く人たちも、すべての役者さんたちが素晴らしい!!!

なりたかったものがあったはずなのに、思い描いていた人生ではないけれど、
ともかく必死で頑張ってる。
音尾さんは漁師になりたかったとは!と笑っちゃいました。

雄二(佐藤健)の尖りっぷりや愛想のない口調とかね、腹が立ったもんね、
あんな感じの息子おるよね。

驚いたのは母親で、間違ってない、絶対に後悔してない!!っていう一貫した姿勢。
自分が迷ったら子どもたちが迷うからっていうのがその理由で、
コンビニでビニ本を、、とか、肝が座ってる、このお母さん。
学ぶところありました、母親はブレちゃいけないと、、、

その度胸でDVの旦那をどうにかできなかったかと思うけど、きっと若かったんだね。

次男の雄二はお母さん似だよね。
ぶつかってるけど、あんたら性格似てるよって思ってた。だから親子ってのは!、、、

もっと暗くてずっしり重いのかと想像していたわりには、それよりは気が楽に観られたのは
タクシー会社のみな様のキャラクタでしょうかね。
家族内で殺人が起きたってことは世間で知られていて、嫌がらせもあるけれど、
真っ当に仕事してるし、お母さんを歓迎してて優しい良い人たちです。

個人的にはタクシー運転手の堂下(佐々木蔵之助)と息子の今後が気になって仕方ない。
あのお父さんがお気の毒すぎて、でもあなたがわかったように、いつか息子もわかる日が来ますよね、、、祈ります。




ひとよ  2019年  ☆☆☆☆☆
監督:白石和彌
出演:佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、田中裕子、音尾琢真、
   筒井真理子、浅利陽介、韓英恵、MEGUMI、佐々木蔵之介

ある雨の夜、稲村家の母・こはる(田中裕子)は3人の子供たちを守るため夫を殺害し、子供たちとの15年後の再会を誓って家を後にした。事件以来、残された次男・雄二(佐藤健)、長男・大樹(鈴木亮平)、長女・園子(松岡茉優)は、心に傷を抱えたまま成長する。やがてこはるが帰ってくる。

ブラック校則

2019年11月22日 | 日本



ドラマとHuluで同時展開中。
常々、映画は映画だけで完結して欲しいと言ってる派としてはちょっとアレなんですけど、
ドラマが面白いので映画も楽しみにしてました。

ジャニーズが3人出てるから、ジャニーズ映画なんだろけど、
アイドル映画だと思って敬遠するのはちょっともったいない作品。
私はかなーーーーーーり好きです!!

季節ごとに(定期的に)映画「セトウツミ」観たくなるくらい好きなんですけど、セトウツミの監督が本作の脚本家なんですよね。
ドラマ版は浜辺で高校生がただひたすら会話するシーンがあって、
まるで瀬戸くんと内海くん、もとい創楽と中弥で、そっくりだけどそれはそれでキャラ的に違う楽しみがある。
で、毎回感心するのが伏線の回収が見事なの。
それは映画でも見事でございました。
そして映画とドラマ、どっちかだけでも面白いし、どっちを先に観てもちゃんと面白い。
なかなか画期的な企画じゃないですかね。

抑圧された生徒が立ち上がる話ってむかーしからあって、古いっちゃ古い、でも普遍的なテーマでもあるし、
イマドキの高校生の熱くならない距離感とか、でもノリで盛り上がっちゃう感じとか、味付けがちゃんと今なんだよな。

校舎の壁の落書きがSNSみたいになっていくの、匿名だとみんな意見は言える。
モトローラちゃんママのそこらへんにはいなさそうな感じとか、
剣道部の顧問の数学の先生が決死の行動とか、
町工場の外人さん(と光石研さん)の心の叫びとか、たくさん面白いエピソードがあって、
でも一番の肝はそこじゃなかったんだね、
映画観るまで知らなかったので、そこのネタバレはしないでおきます。

主演の二人がよかったですよね。
創楽の必死さが実は単純な理由で共感できるし中弥が独特で、等身大の二人に近いのかな?って思うくらいに嵌ってた。

ヒロインのモトローラちゃんが存在感あって良かったです。

映画観終わってから、達磨の「音文」を聴きました(観ました)
感動してちょっと泣いちゃった。




ブラック校則  2019年  ☆☆☆☆
監督:菅原伸太郎
出演:佐藤勝利、髙橋海人、モトーラ世理奈、達磨、星田英利、坂井真紀

光津高校では、髪型、制服、行動に至るまで厳しい規則“ブラック校則”が定められている。目立たない存在の小野田創楽(佐藤勝利)と正反対に騒々しい月岡中弥(高橋海人)は仲が良く、二人には気になる女子がいた。彼女は生まれつき栗色の髪を黒く染めることを嫌がっていた。創楽と中弥は、彼女のためにブラック校則を潰そうと立ち上がる。

人間失格 太宰治と3人の女たち

2019年11月22日 | 日本



太宰治ってこういう人生だったんだなってわかる、入門編みたいな作品でした。
以前観た生田斗真くんの太宰治とはまた違う感じ。

太宰治を取り巻く3人の女たち目線の物語ですからね、
彼女たちはそれぞれの自分の意思を持って人生を生きて迷いがなくて逞しい。
それに対して太宰はただ優しく女たちに身を委ねて生きてるように描かれてました。

もっと悩みながら生きてる人のイメージだったけど、
小栗旬は色っぽくてモテるくず男で存在感がありました。

蜷川実花監督ならではの、綺麗で豪華な映像が素敵でした。




人間失格 太宰治と3人の女たち  2019年
監督:蜷川実花
出演:小栗旬、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ、成田凌、千葉雄大

ベストセラーを連発する人気作家の太宰治(小栗旬)は、妻子がいながら作家志望の弟子・太田静子(沢尻エリカ)、夫を亡くした山崎富栄(二階堂ふみ)とも関係を持ち、さらに自殺未遂を繰り返すという型破りな生活を送っていた。そして太宰は、二人の愛人から子供がほしいと迫られる中、夫の才能を信じる妻・美知子(宮沢りえ)に支えられ、「人間に失格した男」をめぐる新作の執筆に取り掛かる。

かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~

2019年11月22日 | 日本



正直これはもう、平野紫耀くんを観る目的で馳せ参じました。
「ういらぶ」もだけど、今回も舞台挨拶ライブビューイング付きで拝見しました、はい。

紫耀くんや橋本環奈ちゃんのアップが多用されてましたね。
あのデカさに十分耐えられるお顔←
アイドル映画としてじゅうぶん堪能してまいりました。

相手に告白させるための対決って、面白い設定だと思うんですよね。
原作は人気あるみたいだし、そもそもタイトルが面白い。

でもストーリはありきたりでしたかね。
何話かのエピソードをまとめて物語になってるらしくて、
せっかく美男美女が主演なので、もうちょっとお互いが好きを押し出しても良かったかなぁ。
コミカルにちょいちょい挟んでくるギャクもひたすら滑ってたし、
まーでも、佐藤二朗さんのゆるい動きは力技でしたね、ゆるーく笑いました。

興行的には成功だったみたいで、何よりでした。




かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~  2019年
監督:河合勇人
出演:平野紫耀、橋本環奈、佐野勇斗、池間夏海、浅川梨奈、ゆうたろう

超名門の私立秀知院学園高等部生徒会会長の白銀御行(平野紫耀)と、大財閥の令嬢で同じく生徒会副会長の四宮かぐや(橋本環奈)は互いのことが好きだったが、二人ともプライドが高く、告白することができずにいた。やがて自分から告白したら負けだと思い込むようになった二人は、相手に告白させるために権謀術数の限りを尽くす。