きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

愛がなんだ

2020年03月22日 | 日本



やっと観ましたよ「愛がなんだ」
とても評判が良かった今作、ちょっとだけ想像と違った。
若いお嬢さんのテルコさんがもっと純粋無垢に恋愛に突っ込んでいく物語かなって思ってたけど、
もっとね、広い意味での「愛ってなんだ」って考えた。

テルコは大好きなマモちゃんになりたいんだよ。
そこからくるラストのシーンがね、へーーって思いましたね、
恋愛っていう枠を通り越した、生きていくことにおいて愛するってなんだろ、、、って考える話なんだなーって感じた。

これってね、結構一筋縄ではいかなくて、
人によって感じかたが全然違うかもしれなくて、そこがこの作品の面白さかなって思う。

はるかはるか遠くの若かりし頃の片思いの記憶を思い返してみるに、どうして彼のことが好きだったのかって理由は全然わかんないもんな。
ただただ好きだったし、好きってフィルターで物事とらえるから、結構自己チューだったなぁって、、、、、あぁ懐かしい(笑)
失恋もね、物理的に失恋するっていうより、ある日突然自分で気づくっていうね、、そんなもん。

葉子さんへの思いを断ち切る決心をしたコンビニ前でのナカハラ君の独白。
自分がすべてを受け入れることで彼女を裸の王様にしてしまっているって話は
個人的に胸に刺ささって反省したりして、、、、(超個人的な話)

この、追いケチャップのシーンはアドリブなんだって、色っぽすぎ☆


岸井ゆきのさん、成田凌くん、チャーミングではまり役でしたね。
ありえなさそうだけどありえるって思える日常でした。



愛がなんだ  2018年  ☆☆☆☆☆ 
監督:今泉力哉
出演:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也
原作:角田光代

28歳の会社員・テルコ(岸井ゆきの)は、マモル(成田凌)のことが好きになって以来、仕事や友人がどうでもよくなるほどマモル一筋の生活を送っていた。一方、マモルにとってテルコは、ただの都合のいい女でしかない。ある日、二人は急接近しテルコは有頂天になるが、突然マモルからの連絡が途絶えてしまう。

his

2020年03月16日 | 日本
大学時代に付き合ってた男の子たちが再会するBLな話かなぁって思いがちよね。
でもそうじゃなかった。
家庭を作って子供を育てながら生きていくことを考え直すとても真面目な作品でした。




後半は迅と渚の関係というより、別れた奥さんとの子供の親権を争う裁判の話になってきて、
LGBTが社会にどう受け入れらるのかという問題が突きつけられるんだけど、
なんていうか、そうじゃない人もいて簡単ではないかもしれないけど、
今はけっこう許容されてる気もするんですよね。
だって相手の弁護士さんの感覚がね、誰も共感しない人になってる。
だから問題はそこじゃなくて、解決したのは相手に対する思いやりというか優しさだっていうことなんですよね。
あれ、、、言葉にしちゃうと軽い。
でも本質だなぁって思える良い結末でした。



宮沢氷魚さんね、ドラマ「偽装不倫」観てたんですよ。
現実っぽくなくてファンタジーが過ぎるというか(笑)
そもそも宮沢氷魚さんが現実にいそうもないファンタジーな雰囲気の人じゃないですか。
今作も宮沢氷魚さんの存在が大きかったですね、透明感があって繊細でいいんですよ。

とても地道なしっかりした内容なんだけど、全体にふわっと優しい印象だったのは主人公の二人の力が大きかった。



ちょっとネタバレなセリフなので注意ですけど



↓                
「自分たちが一番の弱者と思ってた」

渚のこのセリフは良かったなー。
ちょっと泣きそうでした。

物静かな迅に対して渚ってチャラいイメージなんですよね(たぶん見た目そういうキャスティングじゃないかと、、)
でも彼がお父さんとしてちゃんと成長してるんだなー。
だから家族の物語って感じるんですよ。

後で知ったんですけど、ドラマ「his〜恋するつもりなんてなかった」というドラマの続編的な作品だったんですね。

今泉力哉監督の「愛がなんだ」 まだ観てないんですよねー。
観なくちゃ☆




his 
監督:今泉力哉
出演:宮沢氷魚、藤原季節、松本若菜、外村紗玖良

ゲイだと思われるのが嫌でひっそりと生活している井川迅(宮沢氷魚)の前に、別れた恋人の日比野渚(藤原季節)が6歳の娘・空を連れて現れる。迅はしばらくここで住まわせてほしいと言う渚に戸惑うが、空は迅に懐き周囲の人々も三人を優しく見守るようになる。ある日渚は、娘の親権を妻と争っていることを明かし、長年抑えてきた迅への思いを告白する。


初恋

2020年03月15日 | 日本
正直観る予定なかったんですよ、でも予告編観て引っかかる感じがあったりしてね。
三池監督はたまに大当たりするけど、そうじゃない確率も高いし、
「初恋」ってタイトルもなんかなぁなんて思ってたんですけど、
漏れ聞こえてくる話では、東映だからか「虎狼の血」と比べる方もいたりして、
だんだん気になってきましてね。
昨今の情勢からしてちょっと迷いましたけど行ってきました、ゴジラのいる映画館。(近場ではやってない)

結果 行ってよかった! 超~面白かった

これ、絶対ふざけてるでしょ(笑)
ふざけてるよね、ヤクザ映画なのにー
面白かったわ、クスクス笑えるとこたくさんあったもん。
予想してたのと全く違ってた。




登場人物が多いから最初がちょっと長いよね、
そもそもこの物語がとっちへ行くのかわかんないで観てるからね。
単純にボクサーのレオが主人公って話だけじゃない。

悪徳刑事の大森さんもだけどヤクザの加瀬(染谷くん)の策士そうでぜんぜんそーじゃないとこが最初の予想とずれまくりで、
武闘派ヤクザの権藤(内野さん)はかっこいいかと思いきや筋が通ってるけど古すぎて、個人的にきのう何食べた?のケンジ~~ってなりがちで(←ギャップでおかしくてたまんない)
そしてベッキーですよ!最高でしたわ。(説明してる場合じゃないもー観て!って感じ☆)

誰一人欠けても、この恋は生れなかった

たった一晩の出来事ですよ
いやぁ、濃密でした!ぶっ飛んでます!全部許す(なにを、笑)
最高に楽しかったです。

三池監督はときどき大当たりする、流石です。



初恋  2020年  ☆☆☆☆
監督:三池崇史
出演:窪田正孝、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、内野聖陽

新宿の歌舞伎町。身寄りのない葛城レオ(窪田正孝)は才能あるプロボクサーだったが、格下の相手に負け、試合後の診察で自身の余命がわずかだと知る。希望を失い街をうろついていたレオは、ヤクザと関わりのある少女のモニカ(小西桜子)を追っていた悪徳刑事の大伴(大森南朋)を殴り倒し、ヤクザと大伴から追われることになる。