きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

純喫茶磯部

2013年03月31日 | 日本
大人だっていつまでも青春したいと思ってるし
いろいろ挑戦したいし
恋もしたいなぁって思ってるんだよ
咲子とかわんないんだって




「蛇いちご」を観たときも思ったけど
映画俳優としての宮迫さん、好きです
いいわぁ
最後、娘が涙ぐんでるいい感じのシーンなのに
がに股で自転車こぎながら登場したお父さんに笑っちゃいました

麻生久美子が演じてた素子
いるよね、こういう女性
そばにいるとあんた絶対に幸せになれないてって思うし
めんどくさいなーって思って
なんか腹立つけど
悪い子じゃなくて
けっこう強かだったりして
つかみどころのないヒト(笑)

離婚した父親と母親との関係性も綺麗に描かれてたし
どこにでもいる普通のおとーさんと娘で
特別な会話なんて全然してないんだけど
家族愛を感じてほのぼのしました

咲子が大人の男性にちょっと憧れて
危ない経験しそうになった時
「あの、、お父さんが、、あの、、ちょっと」って
私も高校生の娘だったときありますから(笑)
気持がすごく理解できた
どーしようもない父親だって思ってたけど
守ってくれてんのよ、娘を

仲里依紗、可愛かった

純喫茶っていう響きも懐かしくて
商店街の中にある、あのなんとも言えない内装の喫茶店が妙に安らいだ

こういう映画好きです



純喫茶磯部  2008年  
監督:吉田恵輔
出演:宮迫博之、仲里依紗、麻生久美子、濱田マリ

水道工員の磯辺裕次郎(宮迫博之)は、8年前に妻・麦子(濱田マリ)が家を出て以来、高校生の一人娘・咲子(仲里依紗)と公営団地でふたり暮らし。ある日、父が急死したことで、多額の遺産が舞い込んできた裕次郎は、それを元手に喫茶店を始めることを決意する。ところが裕次郎は、喫茶店の経営どころか、接客も料理も全くの素人だった。計画性のないまま、地元の商店街に喫茶店をオープン。しかも、娘の意見には耳も傾けず、勝手に店名を“純喫茶磯辺”としてしまう。そんな父の行動に呆れる咲子だったが、夏休みのあいだ、店の手伝いをすることになる。

ホテルビーナス

2013年03月30日 | 日本
人は誰でもひとりぼっちだ
だからこそ誰かといられることを
嬉しく思える

20130330-1.jpg

不思議な映画だった
まず何で韓国語?
モノクロだし
ジュンギくんとかチョ・ウンジとか(「甘く殺伐とした恋人」が印象的)
韓国俳優も出てるけど
なんつっても日本の俳優が豪華じゃありません?
市村正親、香川照之、中谷美紀
その他ちょい役で伊武雅刀、松尾貴史、勝村政信、つんくもいた

カフェビーナスは何処の国にあるのですか?

全然わからないことだらけなんだけど
とりあえず、この静かに時が流れる雰囲気っての
嫌いじゃないんですよね
でも2時間以上もあるかぁ、、長いなぁと
ちょいため息つきながら(笑)観始めました

結果、観入っちゃいましたね
ビーナス亡き後
サイがここを守って、お父さんの帰りを待つのかなぁ、、なんて想像してね

毎日毎日洗濯機を回して暮していくのっていいなぁって
妙に安らぎを感じた私は
もしかして、どこか疲れてる?(笑)
誰も知らない最果ての地で暮らしてみたいって願望
きっとあるよね(←そーなのか)
クズって呼ばれながら
俺たちはクズじゃないって仲間で叫びたい願望ってあるよね(←あるのか)
ふふ

最後に香取くんが出てきて
またまたビックリ!
こ、、、これは、、、

調べてみたらチョナンカンのスピンオフとして作られた映画なんだって
ノリで作った映画?
のわりには、いい感じに仕上がってます
ともかく不思議~~~な映画でございました

20130330-3.jpg

ホテルビーナス  2004年
監督:タカハタ秀太
出演:草なぎ剛、市村正親、香川照之、中谷美紀、チョ・ウンジ、イ・ジュンギ

最果ての街。うらぶれた喫茶店“カフェ ビーナス”の奥にある“ホテル ビーナス”には、心に傷を負った流れ者たちが住んでいる。1号室には酒浸りの元闇医者“ドクター”と、ホステスとして働きながら生活を支える元看護婦の“ワイフ”が、3号室には花屋を開くことを夢見る娘“ソーダ”が、4号室には殺し屋を自称する少年“ボウイ”が暮らし、屋根裏部屋である0号室の住人“チョナン”は、恋人を亡くし生きる気力を失って3年前にホテルに来て以来、カフェのウエイター兼ホテルの世話係をしていた。そして、そんな彼らを温かく見つめるのが、片足の不自由な謎の女主人“ビーナス”だ。ある日、無口な男“ガイ”と彼の義理の娘“サイ”が新しい住人としてやってきた。


プラチナデータ

2013年03月19日 | 日本
1月26日発売の前売り券は初日だけで10万3655枚
twitterのフォロワー数が5万9800
舞台挨拶は全国72劇場に生中継され日本映画史上最多記録の6万人

二宮和也ファンの動員もあるけれど
作品として期待値が高かったことがさらに話題満載の理由だよね

「愛さえもDNAで決まるのか」、、、、なのか、、、

20130316-11.jpg


「観客にはジェットコースターに乗っているように楽しんでほしい」
と言っていた大友監督らしいエネルギッシュなエンターテイメントな作品でした
これは前回の「るろうに剣心」の時も感じたんだけど
面白いものがたくさん詰まってて
詰まり過ぎてて肝心のところがボケちゃったっていうかね

「るろうに剣心」は活劇エンターテイメントなので
多少ボケてても勢いで楽しめるところもあったけど
今回はDNAや人間の存在意義というような深く考えさせるテーマなだけに
勢いではなんともならす、、
だからラストがね
斬新なテーマなのに水上教授の殺人の動機が妙に古臭くないですかねぇ
そこが原作と大きく違うところだから
尚のこと納得できる動機が必要だったんだけどな

20130316-22.jpg

と、まずは負の印象から書いてみましたが
結論から言うと、面白かったです
っていうか、楽しかった(ジェットコースターだもんね)

2017年の設定なんだよね
近未来って思ってたけど、ホントもうすぐの話
DNAで人が管理されて、神楽が逃亡するときも街中のモニタで管理されて
表情や声までもが識別されて
こんな世界で生きているんだって思ったらぞっとした
でも、考えてみたらもうすでに近い状況になってるよね、、、

一部の人がその管理組織から逃れられるという
実は真のプラチナデータが存在するっていうそのあたりの話も面白いし

神楽龍平がある出来事をきっかけに二重人格になってしまった話も興味深い
ニノが二重人格を0か100かというように切り替えるんじゃなくて
7くらいが表に出てきて3で共有してて、経験は二人で同期している感じって言ってたけど
簡単に言うけど難しいよね
そのあたりの繊細な演じ分けはさすがだなって思った

実はりゅうが本来存在する人格で、神楽はそこに派生してきたって話も面白くて
そのあたりをもっと掘り下げてほしかった
同じDNAを持つ人の人格が2つあるだけでも十分テーマとして成り立つよね
特に演じるのがニノだからね
そこだけでも見ていたい

追うものと追われる立場だった浅間刑事と神楽が
事件に裏組織があると気付くことで連帯感を持つようになる微妙な心理の変化とか

りゅうと蓼科早樹が心をよせあってた関係とか(予告編で期待を持たせたけどあっさりでした)

手が心を表すって言ってた言葉の意味は?
顔のあざが見えたり見えなかったりするのは?

あー、もー、なんか1回観ただけではわからないことがたくさんあって
2回観たらわかるの?
難しいのは惜しいよね
もっとスリム化したほうがすっきりと楽しめたのに

こんなに気になるテーマがてんこ盛りなのに
蓼科兄弟が殺された動機が、人はDNAで決まるのよ!っていう
水上教授の暴走ってのが、やっぱり惜しいよねぇ
それで終結する?
杏ちゃんなんて、何やろうとして殺されたんだっけ?
(アメリカに情報を売ろうとしてたんだったかな)
あれ誰に殺された?ってまだちょっとわかってないもん(←おまえだけ?笑)

映画は基本的に1回で理解できなきゃだめって常日頃思ってるけど
ヘンなくせになる映画であるってとこはあるみたいです
この映画。。。

とりあえず原作読んで
で、もう1回観てきます



プラチナデータ  2013年
監督:大友啓史
出演:二宮和也、豊川悦司、鈴木保奈美、生瀬勝久、杏、水原希子

国策として、極秘裏に収集した全国民のDNAデータ“プラチナデータ”を利用した高度なDNA捜査が導入され、検挙率100%、冤罪率0%の社会が完成していた。皮肉屋で自信家の天才科学者、神楽龍平(二宮和也)は、警察庁に新設された特殊捜査機関“特殊解析研究所”、通称“特解研”に所属する犯罪捜査の専門家。所長・志賀孝志(生瀬勝久)指揮の下で数々の難事件を解決してきた彼は、DNA 捜査が通用しない連続猟奇殺人事件“NF13(Not Found13)”を担当することになる。だが、同一犯人と思われる手口によって、DNA捜査システムを開発した天才数学者の蓼科早樹(水原希子)とその兄・耕作も殺されてしまう。遺伝子学教授の水上江利子(鈴木保奈美)が勤める新世紀大学病院から一歩も外に出なかった早樹。密室ともいえる状態で、犯行はどのように行われたのか?現場に残されていたわずかな皮膚片からDNA データの抽出に成功した神楽は分析を開始するが、適合率99.99%で容疑者として特定されたのは自分自身だった。一切身に覚えのない神楽は逃亡を決意。“追う者”だった神楽は、自ら手がけたDNA捜査によって“追われる者”となる。この事件の捜査担当となった警視庁捜査一課の浅間玲司(豊川悦司)は、現場叩き上げで豊富な経験を持つ敏腕刑事。DNA 捜査システムを掻い潜って逃走する神楽を追い詰めた浅間は、神楽の中に、もう1つの人格“リュウ”が存在していることに気付く。


ピカ☆☆ンチ LIFE IS HARD だから HAPPY

2013年03月19日 | 日本
青春とは、誰にとってもピカイチで、そしてハレンチなものである

20121108-888.jpg


「ピカ☆ンチ」の3年後
高校3年生だった5人が、社会にでてちょっとずつ変わりながら生きてる
いわゆるアイドルものの映画の体だし
ギャグ満載で笑える作りになってるんだけど
それだけじゃない
前作もそうだったけど予想外に面白いです

すごいリアリティ感じのは何故だろ
名古屋の下町で育った私の周りには
あんな感じの男の子(同級生)たちがわんさかいた気がするんだよね
八塩団地の5人が他人に思えない
だからね
演技の上手い下手の話じゃなくて
彼らが役を生きてる感じがすごくするんですよ

チュウのヤンキーの奥さんとの馴れ初めは涙でるくらいに面白かったわ
「オンナにゃ手を出さない」
男気があってカッコいいよ~

シュンがむささびみたいに飛んで登場したときは
あまりの面白さに腰が脱力しましたわ
何考えてるのかわかんないけど、何にも考えてなさそうな感じがたまんない(笑)
彼に編み物を与えた方は素晴らしいです

ボンはやっぱりマジメでちょっと変わってて
実は潤くんの本質にこんな部分もありそうな気もしてね
なんか安心する

タクマのものごとを冷静に見てる視線とかさ
メンバーのそれぞれのキャラクタを的確にとらえた役柄がよくできてるよなぁ

「置いていかないでよ、、俺、もう、、ついていけないよ、、」
ハルらしい
やっぱりハルは仲間に愛される人(まさに大野さん)

メイキングで大野さんが10年後のピカンチが観てみたいって言ってたけど
観たい!!

10年後ってまさに今なんですよ
ハル、チュウ、シュン、タクマ、ボン
彼らが今どんなふうに暮しているのか
もしかしたら、「不揃いの林檎たち」レベルの超傑作ができるんじゃない?

まぁ、今の嵐を見てると
それぞれ一人で看板しょって映画やドラマ作ってるから
5人でってことはないだろうなぁって思うけど
じゃ、、20年後とか、、30年後とか
いいかもね

20130319-2.jpg

ピカ☆☆ンチ LIFE IS HARD だから HAPPY  2004年
監督:堤幸彦
出演:大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤

青学合格を目指し浪人生活を決意したシュン(相葉雅紀)、高校を中退し地元の弱小暴走族を続けるチュウ(櫻井翔)、父の店で板前修行の道を選んだボン(松本潤)、ガウス八塩店に就職の決まったハル(大野智)、そしてカリフォルニアに旅立ったタクマ(二宮和也)。それぞれに新たな道へ踏み出した5人――。それから3年。君江との不倫関係がいつのまにか“半同棲”にまで発展していたハルのもとに、ある日突然カリフォルニアに旅立ったはずのタクマが姿を見せる。やがて、それぞれ3年分だけ成長したチュウ、シュン、タクマ、ハルの4人が顔を揃えた。しかし、その中にボンの姿だけがなかった。


人間失格

2013年03月19日 | 日本
20130312-1.jpg

「脳男」を観て生田斗真をもっと知りたくなりまして
彼の初出演にして初主演の映画「人間失格」を観ました

小説はいつ読んだのか記憶にないくらいに昔に読んだけど
そんなに生きることって辛いかなぁって
そんなに人とかかわること難しいかなぁって思った記憶がある
否定から始まる、すべてが負の人生
映画「人間失格」はそれとはイメージが違う気がします

自堕落でもないし
怠け者にも感じない
強いて言うなら、お坊ちゃまとして育ってきた環境から
ピュア過ぎるのか
人が良すぎるのか
人にすべて譲ってしまっているうちに自分がなくなってしまったのか
世の中の垢に触れれば触れるほど透き通って透明な存在になっていく人
演じすぎると嫌らしくなるけど
とてもナチュラルに表現してる

女性にもてて仕方ないという話は
斗真くんだからこその説得力だよなぁ

後半になって
薬局の奥さん(室井滋)あたりから少し過激になってきて
テツ役の三田佳子が衝撃的でした
親子以上に年齢は離れてるよね
いけないもの観てる気がして
二人の絡みは緊張しちゃいました

生田斗真だからこそ成り立った作品のような気がします
彼はスクリーンに映える存在感のある俳優だわ
今後、要チェックです☆




人間失格  2010年
監督:荒戸源次郎
出演:生田斗真、伊勢谷友介、寺島しのぶ、石原さとみ、小池栄子、森田剛、大楠道代、三田佳子

資産家の息子・大庭葉蔵はある日、同じ画塾に通うという堀木に出会った。遊び人の堀木の影響を受け、放蕩三昧の日々を過ごす葉蔵。女にも苦労しなかったが、やがてそんな生活に疲弊していく。そして彼は、カフェの女給・常子と鎌倉の海で心中を図るが、自分だけが生き残ってしまう結果に。事件後葉蔵は、子持ちの記者・静子の元に転がり込み、仕事を世話してもらう。


ハチミツとクローバー

2013年03月19日 | 日本
桜の花が好きだ
でもなぜだろう
散ってしまうとホッとする

ハチミツとクローバー


以前にネットで観てレビュー書いたけど
もう一度観たくなって、レンタルで鑑賞
やっぱり大したことは起きなくて途中眠くもなったけど
好きなんだ、このゆったりした空気感
青春だなぁ~~
(再レビューです)

タイトルは知ってたけど原作もドラマも未見
翔君目当てで映画をチェックしたことは否めませんが、想像以上に面白かった
美大に通う大学生たちの片想いの話、私もそんな青春を過ごしたかったー

翔君が演じるからこういう竹本君キャラができあがるのか
それとも元々竹本君はこういうキャラなのか
超はまり役じゃないですか
短パンにパーカーが絶妙なダサさ加減で似合うわ
こういう子いるよね
真面目で一生懸命で、じゃんけんすると必ず負けちゃうみたいな(←イメージ)

桜の花びらが舞うなかではぐちゃんに一目惚れするシーンは良かったなぁ
そのあとはぐをランチに誘ってポーっとするところも好き

はぐちゃんが可愛い!
なんて可愛い!
はぐちゃんのために僕は何もしてあげられない!って自転車で出かける竹本は
中学生かっ!!ってツッコミたくなるけど
いんだ
青春だもん
やっぱりハチクロ好きです☆



ハチミツとクローバー  2006年  ☆☆☆☆
監督:高田雅博
出演:櫻井翔、蒼井優、伊勢谷友介、加瀬亮 、関めぐみ、堺雅人

手先は器用だが人間関係は全く不器用な純朴青年・竹本(櫻井翔)。クールで優しい真山(加瀬亮)。天才的な才能を持ち、突然いなくなってはふらりと帰ってくる奇人・森田(伊勢谷友介)。彼らは貧乏だが、楽しい学生生活を送る美大生だ。ある日、花本先生の親戚のはぐみ(蒼井優)が入学してきた。可憐な容姿に似合わずダイナミックな絵を描くはぐみに、竹本は一目ぼれ。そして森田もまた、はぐみに恋をする。

ヨンガシ

2013年03月19日 | 韓国
シネマート六本木「韓国映画セレクション2013春」
劇場で字幕付きでしっかり鑑賞できたので再レビューです

20121012-2.jpg

ヨンガシとはハリガネムシのこと
昆虫に寄生するハリガネムシが変種となって人間に寄生する話
怖いよ~
でもホラーとは違う
ジャンルでいうとパニック映画

寄生された人はともかく良く食べる(ヨンガシの栄養になるのね)
そしてひたすら水を飲み続ける
産卵期になると水生生物のヨンガシは人を水場に誘って体外に出ようとするため
人は水を欲して水に入り、そしてショック死する

う~、怖い怖い怖い

子どもの頃に観た怪獣映画を思い出した
ゴジラが街を破壊する様を見て、子ども心に怖かったもんなぁ
スピード感のある展開なので
息つく間もなくどんどん進行していく
水を求めて
水槽に飛び込んで人が死ぬ場面はホントに怖かった

原因が早い段階でヨンガシ(ハリガネムシ)であることがわかるんだけど
治療薬がない
在庫の少ない治療薬を求めて右往左往する様がさらにパニックに描かれてる

実は会社の方針で研究が放棄され、納得がいかない研究者たちが作りだした変種のヨンガシを川に流した
ヨンガシを殺す特効薬は自社が生産しているので株価が上がり
国がそれを買い上げてくれる算段だった、、というのが突然ヨンガシが発生した理由なんだけど

それこそ昔見た怪獣映画に出てくる悪い奴みたい
短絡的だし、なんか古い
何の罪もない人があんなにパニックになって右往左往して
たくさん悲惨な死に方したら
怖くなって真っ先に特効薬差し出すわ
悪い奴もリアリティが必要です

主人公は仕事に疲れ果て、家族を顧みることがなかった製薬会社社員のジェヒョク
感染した家族を救うべく、特効薬を手に入れようと奮闘することが物語の中心だけど
特効薬確保に何度も何度も失敗するの(3回?)
長いよね
イライラするし、間延びしちゃう気がする

ジェヒョクの妻役のムン・ジョンヒ
パク・チョンウ監督の前作「風の伝説」にも出演してて
監督さんと信頼関係があるのね
二人の子供とともに感染して体育館に隔離されるんだけど
水が飲みたくてたまらないんだけど
必死に理性を保ちながら子供を守ろうする母親を名演してました

あれだけのパニックを解決するんだから
主人公がもっとスカッとカッコよく解決したらスッキリしたんだろけど
ヒーロー感が薄かったですね

騒動が無事に解決した後
キム・ドンワンとイ・ハニが食事をする場面があるんだけど
ククスかな?
麺類を食べながら話してるの
「あの状況があって麺類が食べられるんだー」って思ったのでした
で、なぜか無性にうどんが食べたくなって
お昼につけ麺を食べて帰りました(←なんだそれ、笑)




ヨンガシ(原題:???)  2012年
監督:パク・チョンウ
出演:キム・ミョンミン、ムン・ジョンヒ、キム・ドンワン、イ・ハヌィ

明け方、漢江(ハンガン)に骨と皮膚だけの残酷な死体が浮かび上がる。これをきっかけに全国各地の河川で変死体が発見されるが、原因は人間の脳を操縦し水中に飛び込むよう誘導し溺死させる「変種ハリガネムシ」。短い潜伏期間と致死率100%、4大河川に乗って急速に広まる「ハリガネムシ災難」は、大韓民国を焦土化する。犠牲者が増え、政府は非常対策本部を稼働し感染者たちを隔離収容する国家的な対応態勢を整えるが、理性を失った感染者たちは統制を飛び出そうとする。仕事に没頭し家族に無関心だった製薬会社社員のジェヒョク(キム・ミョンミン)は、知らぬ間にハリガネムシに感染してしまった妻と子どもたちを救うため、治療剤を探し奮闘する。


ゴールデンスランバー

2013年03月03日 | 日本
THE BEATLESの「Abbey Road」
高校生の頃、大好きでどれだけ聴いたかわからない
そのアルバムの中の曲「Golden Slumbers」

黄金のまどろみ
暖かな何かくるまれて
この世で一番安らかなところにいて
でもそこには孤独な世界
安らかだけどひとり漂っているイメージ



仙台を舞台にした映画「ゴールデンスランバー」
主人公がわけもわからずに突然に首相暗殺事件の犯人にされ
警察と犯罪組織から追われる話

自分を犯人にしたのは誰だ!
そんなサスペンスありの話なんだと思って鑑賞してみたら
観終ってみれば
まさに「ゴールデンスランバー」な話でした


仙台には7年住んたから
ともかく懐かしい

開始早々からのいきなりの藤崎デパート
サンモール一番町のアーケード
定禅寺通りに勾当台公園に仙台城跡
懐かしかった  

20130302-1.jpg

ほのぼのしてる場合じゃないとは思うのよ
だって同級生の吉岡秀隆くんは覚悟の爆死なんだから
怖い怖い!

でも命を狙われての逃亡なのに
なぜか漂う懐かしさやほのぼの感はなに?(笑)
堺さんのキャラなんですかね
可笑しくてクスクス笑う場面がたくさんありました

学生時代の仲間は10年会ってなくても
自分が犯罪を犯すわけがないと信じてくれる
仲間と花火のバイトした話や、古い車でデートした話が絡んできて
えらくファンタスティックに仕上がってます

前半の犯人に仕立てられてグイグイ迫る鬼気迫る感じと
後半のファンタスティックなトーンが全然違うんだけど
終わってみたら面白かったから良しとしますか(←偉そ~)

だって、あれだけ出てきた怪しい人たちは
結局なんだったの?
だれが企んでたの?
激しく気になるんだけど
まっいっかーって思うところが
この映画の凄いところなんでしょうね
(普通なら腹も立つレベルかも、笑)

なに、あの終わり方
あなた、なーんにも悪いことしてないじゃない
もー
堺雅人って本当に人がいいんだから←そーいうこと?

両親や友達や同僚や
何があっても自分を信じてくれる人がいる安心感と安らぎと
容姿を変え誰にも気付かれずに生きていく孤独感
これこそまさに私が感じてた「ゴールデンスランバー」の世界
ほんとに?
そんな解釈であってるのかな?(笑)
面白かったです☆



ゴールデンスランバー  2010年  
監督:中村義洋
出演:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、濱田岳、劇団ひとり、香川照之

首相の凱旋パレードが行われているそのすぐ近くで青柳は、大学時代の友人・森田と久しぶりに再会していた。様子がおかしい森田。そして爆発音。首相を狙った爆弾テロが行われたのだ。「逃げろ!オズワルドにされるぞ」。銃を構えた警官たちから、反射的に逃げ出す青柳。本人の知らない“証拠映像”が次々に現れ、青柳は自分を犯人に仕立てる巧妙な計画が立てられていた事を知る。青柳は大学時代の友人たちに助けを求める。