虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

BS映画「ニュルンベルク裁判」

2008-03-28 | 映画・テレビ
NHKBSで深夜放送していた「ニュルンベルク裁判」を録画し、今日、さっそく見た。3時間以上の長さで、途中で、プツンと切れて、たぶん最後の5分ほど(?)だろうか、は録画できていなかった。失敗。

監督、スタンリー・クレマー。配役陣がすごい。裁判長にスペンサー・トレーシー(老人としての魅力がある)、ドイツ側の弁護士にマクシミリア・シェル(これでアカデミー賞受賞)、連合軍側の検事にリチャード・ウイドマーク(アラモなど西部劇映画によく出た)、裁かれるドイツの法学者にバート・ランカスター(やはり西部劇のベラクルスが最高)、証人にモンゴメリー・クリフト(陽のあたる場所や終着駅)、ジュディ・ガーランド(ミュージカルの女王)、処刑されたドイツ軍人の未亡人にマレーネ・デートリッヒ(モロッコ、情婦)。白黒。

オールスターだけど、それぞれ、みんな演技がうまく、画面にひきつけられる。
バート・ランカスター扮する法学者が有罪ならば、ドイツ国民は皆、有罪だ、いや、チャーチルも有罪だ、と弁護士は叫ぶ。画面には、実際、ニュルンベルク裁判で流された捕虜収容所のようすや死体の映像フィルムも流される。
ヒトラーは、クーデターで政権を奪取したのではない。ドイツ国民の支持を得て政権についた、ヒトラーを支持したのは、われわれではなかったか、という問いは重い。

今朝の朝日の朝刊の1面。学習指導要領、案を修正して、告示、とある。
例年、改訂案通りだが、今年は、異例の修正をして告示したそうだ。
修正したところは、改訂案になかった「わが国と郷土を愛する」という言葉を加え、「君が代を」指導する、を、「歌えるように」まで指導するように決めた。

小さな改訂に見えるが、大きな改訂だ。新聞は、これについて、いっさい、コメントはしていないが、いずれ、近いうちに批判を書くのだろうか。それとも、みのがしてしまうだろうか。ズルズルと譲歩を続けるのだろうか。見逃すことが、大きな罪の第一歩だとは、この映画でも指摘していたと思うのだが。これは、学校だけの問題だとは思わない。いずれ、われわれの首を絞めてくる掟として使われるだろうに。

ところで、リチャード・ウイドマークもごく最近、亡くなったそうだ。

ムクドリ、巣つくり

2008-03-28 | 日記
また、庭の木にムクドリが巣作りを始めたようだ。今は、どこからもってきたかわからないけど、ナイロンのような白い糸を枝にはっている。一昨年もムドリがここで、巣をつくり、三羽が巣立っていった。あのムクドリだろうか。
また、卵を産んで巣立ってほしいなあ。楽しみだ。