老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

今年のお花見    ❷

2017-04-04 10:01:12 | 俳句
    

栗林公園から開花宣言の便り。
吟行ならぬ銀行への野暮用があって、帰り公園に寄る。

標準木の そめいよしの はまだ三分咲きってところ。

一番に目に飛び込んできたのが、このしだれ桜。

風が強くて、ここ公園は昔のままの土のお庭。
昨日は砂塵が舞い上がるような強い風。

花筵を敷いて、宴をはっている場所は全くお気の毒。
莚の端はめくれる、傍らに置いている乳母車はつつつつ、、と飛ばされてゆく。
どこからな、何枚もの ビニール袋が飛んできて、頭上を掠めてゆく。
それでもそこを離れないのは何故だろう。

私はコートのボタンを全部かけて、帽子は飛ばされそうになるから、ズート頭を抑えて歩く。
こんなの強風は、春嵐&花嵐?
急に静かになり、そして又吹着きはじめる変な空模様であった。

    

公園の起伏を進むと一本の山桜を見つけた。
綺麗だ。
根方にはたんぽぽがいっぱい咲いている。
足の裏はまるで絨毯の上を歩いている感じ。やわらかく、適当に足を刺激する。
いつも来ていながら、こんな場所があったのは新しい発見。

            

赤壁と呼ばれている崖を落ちる滝。
池のほとりの桜。その前に緑の松。

        

花もさることながら、美しい花嫁さんに出会った。
人生、最高の日であろう。
あゆさん、旦那さま お幸せに!

        

ここは写真の撮影スポットかしら。

うれしそうな旦那さま。全身で喜びを表現している。
みなさま、いついつまでも、お幸せに。    💒・ *^。^*) 


「しりとり俳句コーナー」

      🌸    切り傷のやう傷のあまたや白木蓮

      🌸    走り根に腰を下ろして花の宴

      🌸    陽炎やパソコンを打つ膝へ猫
コメント
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