老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

憂い

2016-02-29 10:45:34 | 俳句
憂いがあればパソコンを開く気もしない。
パソコンでブログ書いている時の、平穏な日常で忘れかけている、幸福。
俳句がどうの、全没がどうの、
良い経験をした。

夫が被害のちょとした、自転車事故。まだ心の整理がついていない。

    
    ☆彡    金縷梅滝の飛沫にうちふるえ

    ☆彡    利き酒や春の時雨の城下町

    ☆彡    麦の芽や花市開く農学部

    ☆彡    膨らめば消えるさだめのしゃぼん玉

    ☆彡    春の雪かつて二、二六事件

    ☆彡    寒戻る最終便の待合所

    ☆彡    永き日や風に手をふる招き猫

    ☆彡    青き踏む先達間道とり行ける


        

 (おばたりあんは)ブログに花ばかり載せてと揶揄をしていた。
今に、(おばたりあん)予備軍の人が。
花は綺麗だ。

    
    
     


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殿 と瓜ふたつの りんちゃん

2016-02-27 12:46:27 | 俳句
       

散歩の途中で会った りんちゃん。
うれしかった。
亡くなった、殿 とそっくりの犬。
今 七歳の雌犬。
私が近寄ると 尻尾を振って跳びついてくる。

黒い鼻。先が曲がっている耳。長い首。可愛いけれど、時にさみしそうになる目。
まるで、 殿 が生き返ったみたいだ。
一昨年の五月に 殿 が亡くなってから、テレビコマーシャルにでている、.ワイヤーホックスを見て、偲んでいた。
そのワイヤーホックスが目の前にいる。

飼い主と話をしている間も、私にじゃれついてくれる。
少し 殿の方が大きい。首が長い。目が大きい。

が、小首をかしげる仕草もそっくり。

         

同じ種類だとこうも似るのだろうか。?
殿 ではないけれど りんちゃんにあえて、ハッピーだった。

     🍒    亡き犬を思いだしたる鐘朧


メタセコイアの並木道。まだ 枯木の体。

     
     🍒    池守りのごとき番の残る鴨

           
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春寒料峭赤い仁王は恙なし

2016-02-26 18:01:05 | 俳句
  

嵯峨の立釈迦讃岐の寝釈迦で江戸時代から有名な法然寺へ行く。
高松藩松平家の菩提寺である。
有名な寝釈迦は全長三メートの木造の涅槃像である。

今日はこの寺に隣接している、仏生山公園の、河津桜を見に来た。

    
       
    🍒    桜東風歯の欠けさうな煎餅かな

    🍒    残る鴨黙々松葉掻く爺さま 

        

         

    🍒    火袋を風が抜けくる余寒なほ

    🍒    燈籠の影整然と鳥雲に

    🍒    辛夷咲く学僧うどん打ちをりぬ

        

河津桜が咲いていた。
今が満開と云っても良いだろう。見頃である。
木がまだ若いから、幹も細く、枝もそう張ってはいない。
地元のライオンズクラブが、公園に寄贈をしたらしい。
五本 植えられている。

         

山桜や、染井吉野のように、嫋々とした、風情はないにしろ、早々に花のさきがけとして、春を連れて来てくれている。
今日は風が強く、近くに寄って写真を撮ろうとするのだけれど、全身でいやいやをするように根方から揺れて、シャターが押せない。

    🍒    料峭や音きれぎれに鼓笛隊

    🍒    初花に一期一会の人ら寄り

    


参道に見事な椿の大木があった。花も大振りで、紅色も鮮やかで美しい。

    🍒    白道を来て大きなる紅椿

    🍒    落椿に埋もれて遊ぶ昨夜の夢

    
今日の吟行句。唯我独尊 おそまつでした。
風が強く、長く見ておられなかった。

        
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卒業写真

2016-02-25 11:35:27 | 俳句
朝 ラジオを聞いていると(今日のテーマは、なぜこんな卒業写真が?)というテーマーであった。
卒業写真にまつわる話を、面白おかしく投稿する番組である。

朝の忙しい時間帯であるから、そこまで聞いて後は、どんなことが語られたかは、知らない。

         

私の小学校の卒業写真。
ひとり小さな子供を前に立たせて肩に手を置いた友達が写っている。
小さな子供は、女教師の子供。

生まれた時から、友達が、面倒を見ていた。子供のお守りをしていた。
休み時間は、先生の所に おっぱいを飲ませに行く。
泣きだすと、ねんねこで負い、教室の後ろであやしていた。
我々友達は、何の違和感も抱いていない。むしろ、この子にみんな癒されていたのでは、ないかしら。
今のように、いじめはなかった。ときには、この坊やを、おぶってみたくなったことも。

クラスには、三才も、年上の同級生。一番離れていたのは六才の同級生。
卒業期になるまで、齢の違いなどは、気が付かなかった。
農繁期になると、何日も学校を休む友達。
疎開をしてきて、そのまま土地に住みついた、ちょとおませな男子生徒。
一クラス五十人くらい、二タクラスで100人の同級生がいた。
私は親から、少し勉強をしろと云われていた。
家庭訪問で先生が家にくると、親は、先生にこの子 本ばかり読んでいて、勉強をしないから、注意して下さいと、いつも云っていた。
先生は母の従妹だったり、従妹の旦那様。長兄の友達だったりして。
少しも怖くなかった。注意されたことくらいで本から離れなかった。
人生の中で一番幸せな小学生時代であった。

           

 この、子供が、写っている卒業写真。
何だって、子供を一緒に写したのか。
貧しいことは、恥でもないし、子供の成長過程を友達みんなで接したことは、良かったにであろう。
がこの友達は今 どんな思いで、写真をみるかと、ふと今日のラジオを聞きながら思った。
先生方、子供を記念写真を撮る間、どうにかしなかったのか?一生残る写真である。
私は、悪いとは思わないけれどよいとも思えぬ、気にかかる。
坊やの名前を記憶している。しかし記念写真に一緒に、、、、いつも、この小学校の先生達 に、疑問を抱くのだ。

      

      ☆彡    冬星座地球はひとつ音楽も

      ☆彡    牡丹の芽目に焼き付けて遍路発ち

      ☆彡    枝垂れ梅影ゆれているにはたずみ 

      ☆彡    おざなりの虚しき言葉春怒涛

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右も左も:::な人

2016-02-24 15:04:15 | 俳句



午前中かかって、ポシエットを仕上げた。
まあまあの出来上がり。
さて、これを持って、どこへ行こうか?
しばらく、倉敷の句会に出ていないので、行きたいのだけれど。。。。、
倉敷は、観光地。
日曜日の句会の帰りの電車はいつも満員で、句会で神経をすりへらしているから、疲れている体が、いっそう疲れるのである。
今は、お雛様のお祭りをしていることだろう。芽柳が綺麗だろう。

     

連句、難しいとも云えるし、、、、。
捌く人達のルールがあってこれが難しいのである。

今日も皮肉たっぷりの言葉。
熱心に付けて頂いてありがとうございます。  これが皮肉。

       すみれたんぽぽにっこりと咲く

    ポトマック河畔に日本の桜花

      (雲居の御所を訪ねる西行)


   とつけた。お気にめさなかったらしい。
固有名詞がたっぷり入りすぎて気になる。  訪ねる西行→たずねるさいぎよう
西行、は四文字になるそうである。 四文字ね~。
厳密に云えば四文字でしょうな。

 巻いている連句の座が違う。それぞれ決めごとがあるから、そこの座の決まりを守らなくてはいけない。


まるで重箱の隅をつついているようである。
かわいそうな人だと思う。
誰にも言えぬ、不満をぶっつけているとしか思えない。
(熱心に付けて下さって有り難う)この言葉。
新人が熱心にするの、あたりまえでしょう。
連句 するなってか?

せいぜい私の云う皮肉はここ止まり。

       

我が家の南天、今年の綺麗な色付。

    ☆彡    磯遊びポケットで鳴るキーホルダー

    ☆彡    卒業や鞄の傷も懐かしく

    ☆彡    春の波空瓶運びきたりけり

誰に気を使うこともないから、楽しいね。


    

          



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