老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

ラジオ深夜便

2017-04-12 11:37:33 | 俳句
   

今だから笑って話ができる。苦しかった一年あまり。
25年前に インターヘロン の注射を打った。
C型肝炎のウイルスをやっつけるという薬である。
その頃は一週間入院をして、それから ワンクール 限られた薬の本数を病院へ通って打ち通す。
週に三回、最初は一人で病院へ行っていたが、最後のほうになると一人では行けなくなった。
夫と息子が病院へ送り迎えをやってくれるようになった。
何にも家事には手をつけられない。トイレに行くのがやっと。
それでも、無理をして、仕事から疲れて帰ってくる夫と息子の夕食だけは作った。

その頃から、何もかも全のことをも考えることがいやになり鬱陶しくなった。
病気のことを考えるのが一番つらくこわかった。

髪の毛が抜けたり、自殺者が出たり、私が打った頃はきつい副作用のある薬であった。

今は改良されて、口径薬もあるそうで、頑張って治療をやって下さい。

昼も夜も ラジオ をつけっぱなしにしていた。
ラジオ深夜便 を聞くようになったのはその時のなごりである。
今は子守唄がわりに聞くというより、BGM かな。
ラジオを消して静かになった夜は気のぬけたサイダーのようで自分の存在そのものをどこかへ置き去りにしてきた感じになる。

昨夜じゃなく、今朝、ラジオ深夜便の終わり近く今日の花言葉が放送される。
熟睡?猫に起されたけれど良く眠りたまたまこの時間に目が覚めていて聞いていた。
何年か前は、花言葉につづいて 今日の俳句 があったのに、現在は無くなっている。これが残念ではあるけれど、全国に大勢のリスナーがいてラジオ深夜便は本まで出している。

今日の誕生日の花言葉
シャガの花。射干。著莪の花。
アヤメ科の常緑多年草で木の陰や暗い場所にうす紫の花な群生をしている。
花言葉は 私を認めて。反抗。

この花言葉はいつも曲者だと思う。
どこのどなたが付けたかしれないが、そう云えばそんな感じとも思うし、なぜなぜいい加減の類いもある。
四~五日前に桜を見に行った時、花の下に咲いていた著莪の花。この花から、私を認めて、反抗とか連想する~?

「しりとり俳句コーナー」

      ♧     桜隠し三門そびゆ結願寺

      ♧     桜蘂仏足石を染めにけり

      ♧     月おぼろ予報気になる明日の山

箸にも棒にもかからねオソマツな句じゃ。 
コメント
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