染色体験で染料が余ったので、ちょうど白糸を経糸に張っていた機の経糸に直接花の絵を描いてみました。絣の原点とも言うべき経絣。
緯糸を何本か織ってみたら、しっかりとした布地になっていきます。併用絣とか難しい組織のものもたくさん織ったけれど、単純な経絣が一番力強くて好きです。
染色体験で染料が余ったので、ちょうど白糸を経糸に張っていた機の経糸に直接花の絵を描いてみました。絣の原点とも言うべき経絣。
緯糸を何本か織ってみたら、しっかりとした布地になっていきます。併用絣とか難しい組織のものもたくさん織ったけれど、単純な経絣が一番力強くて好きです。
重文の彦部家住宅で行っている髙機の復元プロジェクト。今日は糸綜絖を作る作業を皆でしました。昔の日本の機で使われていた糸綜絖は現代の糸綜絖とはまるで構造が違います。これだけの数の綜絖が1本の繋がった糸で作られています。上下の輪が中央で絡んでいて、この部分に経糸を通します。
綜絖を8枚作れば、織れる組織は大幅に増えるので、頑張って8枚作ろうということになりました。昨年、2枚作っただけで悲鳴を挙げていたのに、8枚なんてと思いましたが、織りあがる布を想像すると魅力があります。2枚だと平織しかできないからです。
同じものを複数作るために、竹細工職人のYさんが治具を考案してくれました。Yさんは三洋電機を退職後に竹に取り組むようになった方で、驚くほど器用です。いろいろな人の協力の下、あと4年でどれだけの成果が出せるか未知ですが、頑張ってみたいと思います。
群馬テレビのニュース内で県内の観光案内の一コマがあって、今回は桐生の番だということで、市の観光課から収録の依頼がありました。放映はおそらく1分足らずだということですが、収録にはかなりの時間が掛かりました。
普段目にしているテレビや新聞も、裏方さん達の地道な努力の積み重ねで成り立っていることがよくわかります。放映は6月30日の午後8時です。よかったら、見てくださいね。
今年の桐生わがまち風景賞受賞物件の一つ、「牛腸家住宅 桐生絹織」。来年の版画カレンダーで私が担当することになり、その取材に行ってきました。牛腸さんの案内で、会社の屋上に上らせていただいたら、見たことも無い風景が広がっていました。
昭和10年建造の四連の巨大なノコギリ屋根工場。現役で稼働しています。この雰囲気を表現できるのか、悩むところです。難しい物件が当たりましたが、この風景を見られたことに感謝です。
昨年植えた藍の種子がこぼれて、茄子を植えようと思っていた場所に群生していたので、今朝刈り取りました。今日は染めをする予定ではなかったけれど、せっかくなので、生葉染めをすることにしました。葉を細かく切って、水を加えて揉み、絞ります。生葉染めは動物性の繊維に染まるので、絹のストールを絞り汁に漬けました。
空気にさらすと綺麗な水色に変わります。前にキハダをチタン媒染したストールが派手なので、それにも色をのせてみました。いい感じ。
こんなに簡単で堅牢な染めは他にありません。藍はすごいといつも思います。爪も水色になりました。
大学時代からの友人だった西野君の作品が桐生タイムス紙に掲載されました。簡潔な文章に好感を持っている読者の方も多い「アルキの目線」。設置場所も記されていないけれど、歩いて自分の目で見てねという感じ。みつけられるかな。
桐生盆栽会会員による草ものを中心とした小品盆栽を展示販売中です。INOJIN工芸俱楽部工房で制作した鉢に様々に植えてもらいました。さりげなく置いていただいたら、きっと素敵な空間になると思います。ちょっとした緑があると癒されるので、よかったら見に来てくださいね。
涼しげな風知草。
この鉢は中が空いています。
ホタルブクロの苔玉。