INOJIN折々の記

蕎麦カフェや工芸倶楽部でのイベント、日々の暮らしの中で感じたことなどを綴っています。

蝋燭の炎

2011年03月22日 | 暮らし

20111 計画停電が夜になる時は、早めに蝋燭に火を燈して備えます。この蝋燭は私の結婚式で式場の方から頂いたものです。こんなふうに使う日が来ようとは、当時は想像すらしませんでした。高さが60cm位あるので、何回使ってもなくなりそうにありません。

炎を見ていると、心が落ち着きます。未曾有の災害でした。亡くなった多くの方々に哀悼の意を表します。被災地の方のご苦労を思うと、私にできることをしなくてはいけないという気持ちで一杯になります。

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出征祝いの盃

2011年03月10日 | 暮らし

20111_083 これも倉庫から出てきた陶器ですが、いろんな人の苗字が描いてあって不思議な盃だと思いました。でも、海軍のマークや勝運を祈る詞などが表されているので、出征祝いに配った盃なのだとわかりました。こういう風習があったことも今回始めて知りました。これを配った方達は無事に生還したのでしょうか。戦争があったことが次第に忘れ去られようとしていますが、こういう品を見ると、本当に身近にあった出来事なのだと、あらためて思いました。

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昭和10年

2011年03月06日 | 暮らし

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連日、ノコギリ屋根工房の片付けに追われています。今日は倉庫にあった食器類を洗う作業をしました。倉庫から膨大な量の塗り椀や皿が出てきて、かつてここに大勢の人が暮らしていたことを物語っていました。その器を包んでいた新聞紙を広げてみたら、昭和10年のものでした。

昔の新聞は字がとても小さかったことに驚かされました。人生50年の時代、老眼が酷くなる前に他界した人が多かったのでしょうか。粟粒のような活字です。

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