JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

金金金金 金金金だ!

2008年06月26日 | p-r

今日は気温が低く寒いくらい、こんな日はゆっくり風呂にでも入って日本酒でもキュっと・・・・・
「ダメでしょう、昨夜も飲み過ぎたんだから!」
そうでした、昨晩もいつものバーでダラダラと飲み、さらにはママといっしょにもう一軒。今朝もしっかり酒が残っていて
「よし、今日は休肝日にしようか」
と言ってしまったんでした。
「(でも、そんなの関係ねぇ)・・・・一杯だけ」
「ダメー!」
「・・・・・・」

話はコロッと変わりますが、ここ何日間かまたまた食品偽装が世を騒がせております。
『丸明』の社長も他社に学ぶ姿勢が足りなかったようで、なんとも恥ずかしい姿と行為を露呈してしまいました。
コツコツと仕事を頑張り、一代であそこまで大きくした会社。最初は「旨い飛騨牛を安く消費者に食べさせたい」という、それは素晴らしい志でやってこられたのでしょうが、何処かで金の魔力に負けていったのでしょうねぇ。
でも、ああして無様な姿を世にさらす社長と、何百万もの金券を詐取しながら名前の公表も無しに3ヵ月の停職で済んでしまう国家公務員と、どちらが頭に来るかと訊かれれば、私は後者だったりするのですが・・・・「公務員も不祥事を起こしたら記者会見を行う」てな法律でもつくりゃいいのに(笑)

話が飛びました。
もう一件は中国産鰻を一色産と表示した『魚秀』ですか。
一千万円の口止め料だとか、一億円やるから罪をかぶってくれと『神港魚類』の担当課長に持ちかけたりとか、何だか凄い話ですよね。

「一億円かぁ・・・俺なら引き受けちゃうかな」
「そうだよなぁ、いくつぐらいの課長か知らないけど、何とか魚類で定年まで働いても一億にはなんねぇだろう。」
そんなことを昼飯時に話している自分が、なんだかとても哀しくなってしまいます。
まっ、いずれにしても「金が人を狂わす」この病気みたいなものは、永遠に世の中から消えることはないんでしょうね。

 金だ本(もと)から 末まで金だ
 みんな金だよ一切金だ
 金だ金だよ この世は金だ
 金金金金 金金金だ

添田なにがしという方が作った「金々節」という、三十番近くある歌の一節です。
まったく、人間の金に対する執着心とは恐ろしいほど凄いもの、いやだいやだ・・・・と言いつつも、やっぱり金は欲しいと思う私でありました。(笑)

さて、今日の一枚は、マックス・ローチです。
「SPEAK, BROTHER, SPEAK」、「主張せよ、我が同志」ですか、タイトルからして凄いですよねぇ。いわゆるローチ闘将時代の一枚であります。

「この盤での演奏は、この国の大都市のゲットー、フィルモア、サウス・サイド、ハーレムといった地域で今繰り広げられているデモや集会を、ジャズで写し取ろうとしている。そこでは、あらゆる種類の人々が、現在の米国の文化、社会、経済、政治についての考えを声にしているのだ。「SPEAK, BROTHER, SPEAK」という曲は、ブルース形式であるが、各人のアドリブのイントロに同じ挿入部を付けてある。小節やテンポの取り方は、各ソロイスト、すなわち演説者に任せられているのだ。」
って、ローチのコメントも熱いわけですが
たしかに各人の長いソロは、じつに個性的で聴き応えがあります。そしてこの演奏がライブ演奏だということにも驚かされます。
こんなライブの現場にいたら、意味無く感化されそうですよね。(笑)

SPEAK, BROTHER, SPEAK/ MAX ROACH
1963年10月27日録音
MAX ROACH(ds) CLIFFORD JORDAN(ts) MAL WALDRON(p) EDDIE KHAN(b)

1 SPEAK, BROTHER, SPEAK
2 A VARIATION



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