JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

同伴からアフターまで

2008年01月14日 | y-その他

昨日はなんだか忙しい休日で、一日中あちこちへ出かけておりました。そして極めつけは、夕方の『寒かね~~』という一通のメールから始まったわけでして
「突然ですけど今夜予定がなければ『Hし』のどぶ汁食べに行きませんか?私も食べたか~~」
いつものバーのママからです。
「????????あれ?今日はお店休みだっけ????????まっいいか」
先日このブログでどぶ汁の話を持ち出した私のせいでもあるわけで、お付き合いすることにしました。午後7時に『Hし』で待ち合わせであります。

「バブちゃんごめん、どぶ汁全部出ちゃったんだって」
「そんなことだろうと思った」
目的のどぶ汁が無かったのは残念でしたが、なんとこの時期に鰹の刺身があるといいます。
「今日、二本だけ市場に出てたんだけど、良さそうだったから仕入れてきた」
と大将。
この時期の鰹がそれほど旨いわけがないと思いつつ口に運ぶと、何とビックリ、脂ののりもほどよく美味しいじゃあ~りませんか。
「あははははは、一月に初鰹喰うとは思わなかったなぁ」
お通しで出たナマコも旨い、ナマコがあるってことは・・・・・
「コノワタもあるよ。・・・・どれ上手くできたか味見してみんかな」
と、大将が見せびらかしながらの味見。
「くそう!大将それもちょうだい」
ほらほら、聞いているだけで日本酒が進みそうな感じがするでしょ?
とうぜん進みました。(笑)

「ところでママ、今日はお店休むの?」
「ん~や、これから開けるよ。」

その後、ママの店で飲み直し、さらには店に来ていたお客さんまで連れ出しての3次会、2時過ぎまでやっつけてしまいました。
「ママ、今日は同伴からアフターまでフルコースだったねぇ・・・・・でも、できればもっと色気のあるホステスかなんかとしたかったなぁ・・・・」
って、そんなことは言いませんでしたよ。
ママ、おかげさまで楽しい夜を過ごさせていただきました。

ということで、昨晩の料理当番は本日へと変更になりました。『料理当番、本日の一品』であります。

昨晩、美味しい海の物をいただいてまいりましたので本日は肉にしました。「豚のみそっかす焼き」です。味噌と酒粕を煮きりみりんでのばしたものを、肉になすりつけてしばらく漬け込みます。これを網焼きにして出来上がり、香ばしい一品になりました。

こちらは「豆腐の梅肉ソース」。小麦粉をはたいた豆腐を生卵にくぐらせ、フライパンでサッと焼いたものに、梅肉、鰹節、ネギをたたき、ダシ、醤油(少々)、酢(少々)を混ぜたもので少しのばした梅肉ソースを乗せてみました。

さて、今日の一枚は、私としてはひじょうに珍しいコーラス物、ラナバード=ヘンドリックス=ヘブン(LHB)です。
もともとは、ラナバード=ヘンドリックス=ロスとして活躍していたコーラス・トリオ、カウント・ベーシー楽団の名演をボーカルでやっちゃおうってな感じでスタートしたのですが、イギリス人アニー・ロスがヨーロッパ巡演中に出身地イギリスに留まり、その代わりにヨランダ・ヘブンが加わりLHBとなったわけです。

このアルバムはそんなLHBが1963年のニューポート・ジャズ・フェスティバルに参加した時の録音です。
前日の独立記念日に400マイルも離れた場所での仕事が終わったのは朝の5時、大急ぎで移動し会場に入りました。
さらに、このレコードの録音が予定されていたので、幾つかの新作を用意しなければいけません。会場の片隅の譜面代でその新作を書き上げ、短時間のリハーサルで本番にのぞみました。
えらいドタバタの中録音されたアルバムなんです。

ジャズ・コーラスが好きかと訊かれると「大好き」とは答えにくいのですが、「心を楽しい思いに浸そう」なんて時には良いんじゃないでしょうか。
ゲスト参加したコールマン・ホーキンスもジョー・ウィリアムスも楽しそうにやってます。

LAMBERT, HENDRICKS AND BAVAN AT NEWPORT '63
1963年7月5日録音
LHB(vo) GILDO MAHONES(p) GEORGE TUCKER(b) JIMMIE SMITH(ds)
COLEMAN HAWKINS(ts) CLARK TERRY(tp,flh)
1.ONE O'CLOCK JUMP
2.WETERMELON MAN
3.SACK O' WOE
4.DEEDLE-LEE DEEDLE-LUM
5.GIMME THAT WINE
6.WALKIN'
7.CLOUDBURST



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