JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

エロより艶?

2008年01月29日 | y-その他

今朝窓の外を見ると、そこかしこに白いものが、昨晩なのか朝方なのかは分かりませんが雪が降ったようで、まぁすぐに消えてしまうでしょうけど芝生や土の上を白く染めておりました。
あっという間に一月も後半、もうすぐ節分を迎え季節は春へと向かうわけですが、太平洋岸のこのあたりではこれから雪が降ったりしますので、まだまだ雪見酒を楽しむ機会があるかもしれません。

ここ二、三日、橋下弁護士改め橋下知事がニュースの顔になってますね。当選はしたものの何かと問題の多い大阪府政だけに今後は大変でしょう、大阪不正など起こさぬよう頑張っていただきたいものです。
大阪府知事といえば、明日1月30日は元府知事、故横山ノックさんの誕生日だそうで、思えばあの方も波瀾万丈の生涯でありました。
結局は「エロダコ」が仇となっての失脚ではありましたが、人間味溢れた魅力的な方であったのは間違いないのでしょう。風呂屋の洗い場で椅子に座ると、かのものが床についたといいますから、エロリたくなる気持ちも・・・・・・「コラ!」

♪ チャンチャンチャン チャンチャンチャン チャラララ ランランラン ・・・・
   胸も腫れたし、○も生えた
   お尻も大きくなりました
   青い△□ 膝まで下げて
   早くして早くしないと ママが来る
        ・・・・・・・・・・・・・・・♪

エロついでに春歌など口ずさんでしまいました。ご存じ「青い山脈」の替え歌、今となっては本当の歌詞が分からなくなってしまっているという自分が、恥ずかしくなってしまいます。
「猫が出れば終わりだから、最後まで歌おうか?」
「もういい!」

いやいや違います、たんにエロだからこの歌を思い出したわけじゃないんでありまして、
横山ノックとは逆に明日命日を迎えるのが、この「青い山脈」の作曲者、服部良一なんです。
「青い山脈」はもちろん、「湖畔の宿」「東京ブギウギ」「銀座カンカン娘」ets.ets.ヒット曲は数知れぬ彼ですが、私がなんといっても好きなメロディーは「蘇州夜曲」ですねぇ。
なんとも東洋的でエキゾチックで・・・・たまらなく好きです。
最近は平原綾香さんとか夏川りみさんなんかもカバーしているようで、そういえば憂歌団もやってましたねぇ、まぁ、渡辺はま子さんや映画『支那の夜』で歌う李香蘭(山口淑子)さんを思い出すという人は、私よりかなり先輩の皆様だとは思いますけど(笑)。

以前紹介した「THE TOSHIKO TRIO」で、一分半というじつに短いソロですが、秋吉敏子も演奏しています。その後、日本人であるが故に出来るジャズを目指すことになる彼女の原点が見えるような演奏でした。

君がみ胸に抱かれて聞くは
水の舟歌 恋の唄
水の蘇州の花散る春を
惜しむか柳がすすり泣く

花を浮かべて流れる水の
明日の行方は知らねども
水に映した二人の姿
消えてくれるな何時迄も

髪に飾ろか くちづけしよか
君が手折り(たおり)し 桃の花
涙ぐむよなおぼろの月に
鐘が鳴ります寒山寺

西条八十のこの歌詞もまた、良いだよなぁ・・・・・
春歌「青い山脈」がエロなら、「蘇州夜曲」には艶がありますやね。やっぱエロより艶かなぁ(笑)
ちなみに、今年は北京オリンピックの年、中国で「蘇州夜曲」は未だ煙たがられる歌だそうですからお気を付け下さい。

さて、今日の一枚(正確には二枚)ですが、先日、そんな「蘇州夜曲」の話をとある社長さんにしたら貸してくれたCDにしてみました。アン・サリーです。

これをジャズ・ボーカルと呼べるかどうかは、人それぞれかもしれません。
それは「ジャズとは何か?」といった愚問に立ち返るだけのことですので、私が聴いた感覚で「これも有りか」それでいいでしょう。もちろん、私の知るかぎりの昔の『ジャズ喫茶』でこれをかけたら、袋叩きものであるとは思います。
私はこういったアルバムを聴くと、ノラ・ジョーンズがジャズ・レーベルからリリースしているからジャズ?みたいなジャンル分けに何の意味があるのかと痛感させられるわけで、ならば、あえてジャズとして同時リリースになった二枚を紹介してみようなんてね。(笑)

ということで、このアルバムは二枚とも所有アルバムではありません。私の手元には社長さんからいただいたCD-Rが有るのみです。

何気に「アン・サリーさんとはどんなボーカリストなのか?」と調べてみれば、なんとお医者さんなんでありますねぇ、しかも二児の母親、『医師』『ボーカリスト』『母』三つの顔を持つ才女、なんとも凄いお方です。
「医療研究のためにニューオーリンズに留学、ライヴ・レストランにて頻繁に地元ミュージシャンのセッションに加わりジャズなどを歌い交流を深める。」
なるほど、ジャンルを特定できないのではなくて、多種のジャンルを吸収できる大きな器をお持ちの方のようです。

ともかく、ジャンル云々は別として、じつに耳あたりが良くて心地よいアルバムだと思います。
「蘇州夜曲」はもちろん、ジャパニーズ・ジャズの名曲「星影の小径」もとても良い。ボサあり、フォークっぽいノリもあり・・・・・・・「A MENINA DANQA」なんてジャズっぽいですよ。
「ハード・バップ以外は聴かないぞ!」とか「50年代60年代じゃないとダメ」とか、そんなみみっちい感覚はよしましょうよ。・・・・って自分に言ってるようですけどね。(笑)

MOON DANCE / ANN SALLY
1.I WISH YOU LOVE
2.ONDE EU NASCI PASSA UM RIO
3.HAVEN'T WE MET
4.蘇州夜曲
5.PEACEFUL
6.ONLY LOVE CAN BREAK YOUR HEART
7.HAPPIER THAN THE MORNING SUN
8.星影の小径
9.5/4 SAMBA
10.MEU CARNAVAL
11.ALLELUJAH

DAY DREAM / ANN SALLY
1.DISNEY GIRLS
2.LOVE SONG
3.レインボー・シー・ライン
4.A MENINA DANQA
5.MISTY ROSES
6.三時の子守歌
7.'CAUSE WE'VE BEEN TOGETHER
8.週末のハイウェイ
9.FREEDAM FOR THE STALLION
10.こころ
11.DO YOU KNOW MY JESUS

パーソナルは『蘇州夜曲』が中村善郎(g) FEBIAN REZA PANE(p)、『星影の小径』はFEBIAN REZA PANE(p) KIICHRO KOMOBUCHI(b)、他の曲は割愛させていただきます。



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