めざせ!国際人

graceの〝英会話"・"異文化"体験記

「たられば」の英語

2013年04月08日 00時29分24秒 | 英語

先日、N.Y.在住の姉とも話していたのですが、やはり英語で会話するのに「英文法」は大事です。よく世では「受験英語」と「英会話」は別物のように言われたり、もっとひどいと、「『文法』ばっかりやってるから『会話』ができない」なんて言われちゃったりします

私も姉も、いわゆる「受験英語」を一生懸命勉強していました。それが全てです。文法の知識をもとに会話しているんです。
姉は、「文法知識が確かでないと、ここから先は英語が上達しない、というボーダーラインがあるわよ。最もよく使い、正しい知識がないといけないのは『関係詞』と『仮定法』。とってもよく使うから。それから『使役表現』も使いこなせないと会話は上手くならないわね」と言っていました。
今はどうかわかりませんが、以前は「関係代名詞とか仮定法とか会話では使わない」なんて言われていました。実際は使われまくりですよ。

例えば、仮定法なら、ifを使った型どおりの基本表現はあまり耳にしないかもしれません。でも、if節は省略で(または代用表現で)、would, could, should, mightを使った文は、ものすごくよく使います。このwould, could, should, mightは立派な仮定法表現ですからね。

今日は、ひとつこの表現をご紹介します。
"Should've, would've, could've."

です。
これだけなんです。主語も動詞もありません。

should've = should have,  would've = would have,  could've = could have
です。これらを3ついっぺんに並べて使っている表現です。アメリカのドラマや映画で聞いたことがありますか?広告のキャッチコピーにも使われたことがあるとか。
「~すべきだったのに」 「~したのに/するはずだったのに」 「~できたのに」
っていう意味ですよね。
You should've done that.  I would've done that.  You could've done that. みたいに。
大事な共通点は、これら仮定法(過去完了)ですから、いずれも ,but I/you didn't.
ってことです。つまり、
「実際はそうしなかった/できなかった」ということ。
後悔や無念な気持ちが伝わりますね。
たいていは、相手が言い訳ばかりしている時などに言ったりします。
日本語でいうと「たられば」って感じですよね。「~だったら」「~してれば」。
「あー、(また)『たられば』ね。」みたいな返答でしょうか。

ちなみに発音ですが、should haveも、そもそも「シュドゥ ハヴ」なんて発音されませんが、should haveshoud'veも「シュドゥヴ/シュダヴ」と発音します。
もっと言うと、've(ヴ)さえも聞こえず、「シュダ」と聞こえます
「シュダヴ」「ウダヴ」「クダヴ」が「シュダ」「ウダ」「クダ」って感じになります。
それをそのまま綴って、shoulda, woulda, coulda と書いたりもしますよ
というわけで、今回ご紹介した表現 "Should've, would've, could've." は「シュダ ウダ クダ」と3連発で発音されるわけです。知らないと映画の中で耳にしても、「ん」と思ってしまいそう・・・

この、会話でもホントによく使われる「仮定法」、「発音」についてや、「英文法を学ぶ大切さ」など、私の尊敬する関正生先生もズバッと解説なさっています。関先生のご著書は有名ですが、新しく始まった「受験サプリ」https://jyukensapuri.jp/でも先生の講義が受けられますよ。Check it out!!
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なぜ私の好み(?!)を知っていたのか、私がこれからしようと思っていたことを予知したのか、恐るべしYahoo!(っていうか、これってYahoo!が凄いのでしょうか・・・?)