めざせ!国際人

graceの〝英会話"・"異文化"体験記

どれにしようかな・・・

2008年08月24日 00時47分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

grace 17歳の思い出

イギリスの友人が帰国するとき、家族や友達へのお土産を探すショッピングに出かけました。お姉さんには浴衣を、そして家族には徳利とお猪口を選んでいました。徳利お猪口のセットは、どの絵柄にしようか、と随分悩んでいました。どうしても迷って決められない時、日本人なら「どれにしようかな、神様の言うとおり・・・」なんて、指差しながら歌うところですね。私がそれをやってみたわけでもないのに、彼女は指を指して、何やら歌い始めました。 Eeny meeny miny mo… 

驚きました。英語にもあるんですね、迷った時に助けになる歌が。どうやら詩の一節のようですよ。私が17歳の時に知った、面白い共通点でした

その後知り合ったイギリスの男性の友人も、迷った時には歌って決めることがありました。

Eeny meeny miny mo

Catch a baby by the toe

If it sqeals let it go,

Eeny meeny miny mo

You are it!

日本でも「どれにしようかな」の歌は、後半が「あべべのべのべ」だったり「鉄砲撃ってバンバンバン」だったり、地域によってアレンジされているように、この歌も後半のアレンジがいろいろあるようです。アメリカとイギリスでも違うみたいです。これも共通点ですね


楽しみ!

2008年08月10日 17時37分34秒 | 日記・エッセイ・コラム

「楽しみにしています」という表現を覚えたのは、中学の教科書。英文手紙の書き方を学ぶページでした。手紙の最後に「あなたからのお手紙を楽しみに待っています」

I’m looking forward to hearing from you soon.

というフレーズでした。とてもよく覚えています。それ以来、「楽しみ」といえば、look forward toのフレーズばかり使っていました。

ある日、アメリカ人の友人が

My parents are coming to Japan next month. (両親が来月日本に来るの。) I can’t wait! 

と言いました。なるほどぉ。「すっごく楽しみ!!」で、「待ちきれない!」んですよね。
A friend of mine is coming over me with her baby boy tommorow.  I can't wait to see him! 

(明日友人が赤ちゃんを連れて来るの。赤ちゃんに会うの楽しみ!)

とか

I’m going to Australia this summer.  I can’t wait!  

(今年の夏、オーストラリアに行くのよ。待ち遠しいわ!)

とか使える場面はたくさんありますよ。簡単な表現なのに便利ですね


米語 VS 英語

2008年08月04日 23時13分30秒 | 学問

grace17歳の思い出⑩

高校生のとき初めて「英語」にもいろいろあるんだな、と意識しました。私が学校で勉強している英語はアメリカ英語中心なのね、とイギリス人の友人と出会って知ったのです。彼女のブリティッシュ英語は、発音がまず、私がそれまで聞いてきた英語と違っていました。ざっくり言うと、アとエの中間発音(しかもそれをのばす音)は聞こえません。アはアだし、エはエです。そしてTの発音はttと重なっても、はっきりTです。Dかな?と迷うことはありません。

そんな発音だけでなく、単語がそもそも違うというのには、当時17歳の私はびっくり 彼女が教えてくれたのは、「(アメリカ英語を勉強した)みんなは、(建物の)1階のことをfirst floorって言うでしょう?イギリスでは1階はground floorって言うのよ。2階がfirst floor、3階がsecond floorなの。だから、日本人に教えてもらった階数には気をつけなきゃいけないの。」ということです。それから米語と英語の表現の違いには関心を持つようになりました

それから10年くらい経って出会ったイギリス人の同僚に、「ねぇ、私の英語聞いて!」と言って、ふざけて I can’t understand, either. と言いました。発音は「アイ カント アンダスタン アイザー」って感じです。米語ならcant「キャント」となるところ「カント」となります。そしてeither(イーザー)は「アイザー」、neither(ニーザー)は「ナイザー」となるのです

それから、高校の英会話の授業で、生徒たちに人を説明する表現の練習をさせました。髪型、ファッション、背丈、体型などの見た目と、性格について説明する表現です。その中に、ファッションでpantsという語が出てきました。そう、「パンツ」です。昔は(っていつ?)「パンツ」と言えば下着を思い浮かべて顔が赤らんだものでした。でも最近は日本語でも、ちょっとイントネーションを変えて「パンツ」と言えば、いわゆる「ズボン」のことを指します。これ米語です。下着はunder wearが一般的です。しかし、英語では「ズボン」はtrousersです。pantsと言えば「下着」なんです。だから私とチーム・ティーチしていたイギリス人の同僚は

Don’t say “Oh, you’re wearing nice pants!” to British. 

(イギリス人に「まぁ、素敵な“パンツ”はいてるわね!」なんて言っちゃダメだよ。)

確かに、How do you know…? (なんでわかったの?いつ見たの?)って赤面しちゃいますよね