長野が史上初の3連覇。恐るべし佐久長聖勢。全国都道府県対抗男子駅伝

2006-01-23 00:03:27 | Weblog
第11回全国都道府県対抗男子駅伝が22日、広島市の平和記念公園前発着で行なわれ、長野県が2時間20分23秒で優勝し、史上初の3連覇を達成した。5区で首位を奪うとそのまま逃げ切った。2位には3年連続で兵庫が入った。5区以降は長野が圧倒していた。

佐久長聖高3年の松本昂大が5区で、トップを走っていた兵庫を捕らえそのまま独走。アンカーの7区でも佐久長聖卒で東海大1年の佐藤悠基が、箱根駅伝3区で区間新記録をマークした走りを再現しトップでゴールテープを切った。

佐久長聖は全国高校駅伝大会で03年に準優勝、昨年も4位に入るなど全8回の出場のうち7回入賞している強豪校だ。ここのOBや在校生が中心となって長野チームを引っ張った。

正直、4区まで兵庫がトップをリードした段階でこのまま優勝すると思った。兵庫は全国大会で西脇工業高が8回優勝、報徳学園も6回とライバル関係にある。「兵庫を制するものが全国を制する」と言われた時代もあり、両校がしのぎを削ることで兵庫全体のレベルが上がっていた。高校生区間では両校から選手が出場していた。さらにアンカーには昨年の世界選手権マラソン代表の細川道隆が控えている。この優位は揺るぎないと思った。

しかし、結果は佐久長聖勢に完敗。まさに兵庫は力負けだった。高校生の3つの区間配置を変えても長野に勝てるとは思えない。だから5区で抜かれ突き放された選手を責めることはできない。明らかに長野が強かった。

来年の高校駅伝や都道府県対抗駅伝で、長野勢はさらに飛躍するだろう。