コマツナギを見に行った公園の一角に、地面を這うようにしてたくさんの実が生っていました。
他の場所では実を付けているのを見たことありませんが、ここでは昨年もたくさん生っているのを見かけたんですよ。
余程環境に恵まれているんでしょうかね。
久々ですが、クイズにしちゃいましょう~~
こちらは何の果実でしょうか?
ヒントです。
関東以西の本州、四国、九州などの陽当たりのいい雑木林の縁や、荒れ気味の草原や土手などに分布する30~100㎝ほどの落葉低木です。
這うように枝を伸ばしておりますが、れっきとした木本なんですよ。
枝には鋭い棘があります。
果実は3cmほど、ピンポン玉くらいの大きさです。
梨を小型にしたよう形で、感触も梨に似ています。
事実「ジナシ・地梨」との別名もあるようですよ。
これでもかなり色付いてきてはいますが、熟れるともう少し黄色になります。
噛むと酸っぱい味がするようですが、残念ながら生食には向いておりません。
ジャムや果実種にすると、いい香りがするそうです。
これだけのヒントだと、この果実を知っている人以外だと、判りませんよね。
自分で読んでみても、ピンとこないところがあります。
ならばです。
大甘なヒントを、出しちゃおうかな~~
時期外れですが、1輪だけ咲いていました。
本来の花時期は4~5月と書かれているサイトが多いけど、今年は3月に咲き出しているのを見かけましたし、暮れの頃にも狂い咲きしているのを見かけました。
花を見て、ああ、あれかもって思ったかた、いらっしゃいますよね。
ほんとに、あれでしょうかね?
さてさて、クイズを考えている間に、同じ公園内で咲いていたこちらの花を見ていただくことにしましょうかね。
クイズの植物とはまったく関係ない花ですので、お気軽に。
【ヤマユリ・山百合】ユリ科ユリ属
今年最初のヤマユリと出会いました。
意外に思われるかもしれませんが、実は昨年がヤマユリとの初対面でした。
自分では見た気になっていました、実物を見て初めてだということが判りました。
草丈の高さや花の大きさを見たとき、ヤマユリがここまで大きいとの認識が皆無でしたのでね、少なくとも鉢植え以外でヤマユリを見たのは、昨年が初めてだと気付かされました。
写真やTVなどで散々見ていましたので、その気になって思い込んでいたんでしょうね。
香りが強いことも、ヤマユリの特徴なんですよね。
「百合の女王様」のタイトルでアップした昨年の記事で、ヤマユリについての詳細などは確認してください。
これは凄い!~~
こちらも同じ公園見かけたんですけどね。
3本のヤマユリを3本の支柱で支えています。
花が1個しかなくても傾いで咲くのがヤマユリの特徴ですのでね、自然な姿ではこんな風に直立したものはありません。
それにしてもデカイ。花もだけど、草丈が・・・
おじさんの背丈を遥かに越えていましたのでね、2m以上あったんじゃないかな。
見上げながら見てきましたよ。
頭頂部の花数は生半可な数じゃありませんね。
1,2,3・・・10個以上あります。
20個咲いた猛者がいるとの情報もありますのでね、こちらはまだまだ可愛いほうかもしれませんよ。
しかしこの画像は2本のヤマユリの花が一緒に写っていますので、ボリュームたっぷりです。
通り過ぎる親子連れが、賛嘆の声をあげていましたよ。
誰ですか、隅っこのほうで「たすけて~」って叫んでいるのは。
ヤマユリさんですか?
重たい頭頂部を引き上げてもらっているんだから、これ以上助ける術は思い付きませんけどね。
フェンスさんですか?
ほとんど触っていないじゃありませんか。
この程度なら我慢しなさい、どうせすぐに花は散ってしまうんだから。
それに、もともと誰かを助けるのがあなたのお役目です。
そのためにここにいらっしゃるんでしょう?
えっ? そうじゃなくて、助けて欲しいのは、冒頭に出したクイズのほうだって、そう仰ってるんですか?
ヤマユリのことはもういいから、クイズの答えを何とかしろってことですね。
自力では辿り着けなかったんですか?
花もお見せしましたのに?
ふ~~ん・・・
はいは~い、ならばお助けいたしましょう。
正解を発表いたします~~
【クサボケ・草木瓜】バラ科ボケ属
いかがでしたか?
クサボケの名前、出てきましたか?
クサボケとはどんな植物なのか。
この記事のなかに、花の盛りの頃の画像があります。
「クサ」無しの「ボケ」だと思ったかたのほうが多いのかな?
ボケでも一応正解ということにしましょう。
バラ科の同属で、花もよく似ていますのでね。
2006年03月16日 の記事より再掲
こちらがボケの実です。
クサボケの実はほぼ球形ですが、こちらは長めの楕円で、5~6cmと大きめです。
こちらも生食には向いていません。
因みに、果実の形が瓜に似ていることが、「ボケ・木瓜」の名前の由来です。
もう少し熟れてきたら、ジャムや果実種は無理だとしても、どれほど酸っぱいのか齧って味見でもとの思いがありましたが、止めにします。
だって撮ってる最中にも、お散歩中のワンちゃんが、実の側を通り過ぎて行っちゃたんだもん。
こんなに花数が多いとヤマユリのイメージが変わってしまいそうです。
背もすごく高そうですね。
もたれかかられた扉が重さに悲鳴を上げてますね。
たすけて~!(笑)
あえて文章なしのサイレントなんですね?
ならば、タイトルは「たすけて〜」にすればよかったのでは・・・
生家の山に咲いていた山百合は13個の花をつけていました。
父が、どっこいしょって山から担いで持ってきたんです。
むかしの農業はすべて人の手でなされていて、大人たちは忙しくて、家に入れば香りは届くけど、疲れ切った体では、せっかくの花を活けた奥座敷まで花を見に行くことが出来なくて、花の様子を見に行くのは子どもの仕事でした。
「きれいに咲いてたよ」というと、「そうかい」と言って、大人たちは嬉しそうでした。
当時、ごく当たり前に咲いていた山百合もこの頃は笹百合しか見られないそうですよ。
こんな立派な花は、子どもの時以来です。
写真でも見られたことは望外の幸せです。
悟郎さんのおかげです。ほんとに有難うございます。
ここんところ頻繁にやっていたミスを、またまた犯してしまいました。
取り敢えず画像だけでもブログに登録しておこうと思ってアップしたものが、下書きボタンを押し忘れて公開されてしまいました。
夕方パソコンを立ち上げて大慌てで公開を中止しまいたが、たいへんご迷惑をおかけしました。
本来ならヤマユリはもう少し先に紹介との心積もりでおりましたが、行きがかり上、急遽記事を纏めて発表することにしました。
もう1度目を通してくだされば幸いです。
何事もなかったように、コメント返しはいたします~~♪
★ポージィさん
凄い花数でしょう?
ヤマユリのイメージ、変わりましたか。
3本纏めていましたので、余計そう感じますよね。
2mを越えるくらいの高さがありましたのでね、見上げながら撮ってきました。
たすけて~!って悲鳴をあげているのは、どなたなんでしょうか(笑)。
★noodlesさん
ということで、敢えてサイレントにしたんじゃ無いんですよ。
ヤマユリの花も存在感があって凄かったんだけど、フェンスに掛かっていた「たすけて~」の看板が気になってしまい、なんとか記事に生かそうとスケベ心丸出しで撮ってきましたよ(笑)。
仰るように、タイトルは「たすけて~」に決まっていたんですよ。
★富山ばあちゃん
13個の花を付けたヤマユリを、お父さまが担いで持って帰られたんですか。
それは凄いですね~~
今回紹介しているヤマユリの花数と、ほぼ同じですね。
奥座敷に飾られたヤマユリの様子を子どもたちが伝えたとのエピソード、いい思い出ですね。
私の実家も農家でしたので判りますが、昼食に帰っても地下足袋を脱ぐことなんかありませんでした。
一休みして、すぐにまた野良に出て行ってました。
昔の農作業は、重労働でしたよね。
このヤマユリを喜んでいただいて、よかったです。
主人の実家にありますから。
そして実が生食に向かない事も実験済みですから(笑)
実が梨に似ていて可愛いですよね。
ヤマユリと云えば、山の木の根元でひっそりと咲いているのを何度も見ているので、この固まりはヤマユリとは思えません。
ここまで花が多いと違和感を感じます。
派手すぎ!元のヤマユリに戻って!
ロッキーママさんのコメントにピンとくることができず、
あえて文章なしの記事にされたのかと思ってしまいました。
クサボケ、何とか分かりました~
1枚目では無理でしたが、2枚目でもしやと思い始め、ヒントで確信(笑)
でも、こんな這い広がっている様子を見るのは初めてですし、
実ももちろん初めてです。たくさんの実が生ってますね~
クサボケの実ってこんなに小さくて可愛らしいんですね。
ワンちゃんエキスが振りかけられている可能性ありですか?
ん~残念。でも、鋭い棘がありますから、中のほうなら踏み込んでまで
振りかけていくことはないかも。いえ、お進めしてるわけじゃぁないです。
ヤマユリ、私はまだ会ったことがないんですよ~
会いたいなぁ。でも、こんなすごい姿のじゃなくて、持っている
イメージと同じような姿のに会いたいです(笑)
突っ込まないで、静観してればよかったです。
失礼しました。
実が瓜に似ているからと言うのも面白いです!
なかなか、難問でしたよ。。。。
ヤマユリも、たぶん本物を見たことがありません。
カサブランカの元になったユリだと聞くと納得です。
この日本原産のユリを見て、西洋人は目を見張ったそうですね。
認められて、なんだか私もうれしいです。
悟郎さんのUPされたヤマユリは、なんと素晴らしい~香りかいでみたいです・・・
正解なさいましたか。
おめでとうございます~~(笑)
そうでしたか、ご主人の実家にあるんですか。
生食向きじゃないことも、経験なさっているんですね(笑)。
見た目は小さな梨のようで、美味しそうなんですけどね。
自生しているヤマユリを、何度も拝見なさっているんですね。
憧れの風景です~~
凄い固まりですよね。
ヤマユリには清楚なイメージがありますが、ここまで花数が多いとまったく別の花ですね。
カサブランカの親だと思って、許してあげてください~~(笑)
★ポージィさん
二度手間をかけさてしまい、すみませんでした。
単なるうっかりミスです。
クサボケ、判りましたか。
おめでとうございます~~♪
出来るだけ多くのかたに正解して欲しかったので、大甘ヒントを出しました。
よかったです(笑)。
ここともう1カ所、同じように這い広がっているところがありますが、実がなるのはここだけなんですよ。
凄い数生っていますよね。
ボケの実よりもずっと小さくて可愛いです。
そのまま齧りたくなるような雰囲気を、醸し出してはいるんですけどね(笑)。
撮影中、そこそこの大型犬が側を通って行きましたのでね、可能性はあると踏みました(笑)。
フフフ、中のほうなら大丈夫かもしれませんね。
誘惑に負けたら、どこのものでも平気で齧ってしまうかもしれません(笑)。
★noodlesさん
ハナツリフネソウの記事を予約して、ヤマユリも写真だけも登録しておこうと思い、帰宅直前やったのでね、ついうっかりでした。
お騒がせいたしました。
いえいえ、どんどん突っ込んでください~~♪
★smoketreeさん
どこかで見たような気はしましたか。
それほど多くはありませんがボケの実は見かけることがありますが、クサボケの実はここ以外では見たことありません。
クサボケの木自体も、少ないですしね。
木瓜の名前は、実の形からきているんですよ。
お疲れさまでした~~(笑)
ヤマユリの自生地は、関東エリアが多いようです。
そうなんですよね、カサブランカを作り出したのが、このヤマユリなんですよね。
ユリ好きの西洋人が日本のユリを見て驚いた話は、そうだろうなと思いました。
誇らしいですよ、私も(笑)。
立っているヤマユリですからね、存在感ありました。
いい香りに包まれていたんですが、そちらまでは届きませんよね(笑)。
子どもの時から見てましたから、山百合はもともと猛々しいものだと知っておりますが、一般的には笹百合がイメージされているようですね。
カサブランカは改良されて匂いもかなり淡くなっていますね。山百合は匂いも芳香を通り越して、臭い!って思います。
山に咲いていてこその山百合です。
だから、滅多にお目にかかれないんです。
見せて頂いて、ほんとに感謝です。