goo

競える力をつけてから

子どもたちは塾に入ると、最初から競わされます。

本当は受験する学校が違うので、全体が競う必要はないのですが、本人の力に合わせたレベル別のクラスで勉強するために、という目的の下、クラス分けが行われます。

しかし、これはちょっと考えれば違う、ということがすぐわかってしまう。だって組み分けは総合点で行われているから。子どもによって科目のバラツキはあるはずで、算数はできるが国語はできない、という子はいるわけです。しかしそういう科目別の特徴は一切無視されて、総合点で並べられるから算数はやさしく、国語は難しい、ということも起こりうる。

だから、これが本当の目的ではありません。テストをして、順番を明示し、座る席を成績で決める。だから誰もが他の子の成績がすぐわかります。

そうすると、当然がんばらせないといけない、と親が思うから、それを目的にしているだけなのです。

で、それでもなんやかんや言いながら上の方にいられれば良いでしょう。しかし、あまり上のクラスに行けないということになると、だんだんモチベーションが揺らいでくる。自信もなくなってきて、やる気が出ない子どもたちも増えてしますのです。

だから、競わせるなら、ちゃんと力をつけてからで良い。6年生になって、すべてのカリキュラムが一通り終わるまでは、多少なりとも引いて考えた方が良いでしょう。あまり手を広げずに、しっかり基礎を固めて行けばよい。多少クラスが下であっても、ちゃんと基礎が出来ていればそれで良い、と考えてください。

その上で、志望校が決まったらその学校別傾向で段々得点力がついてくるようにしていけば良いのです。6年生の秋からはいろいろな塾で模擬試験が行われますから、そこではある程度成果が出せるように準備していけば良いのです。

子どもたちの自信ややる気がしっかり身につくように気をつけて欲しいと思います。



【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020 合格手帳4ー6月号を差し上げています。


無料です。
2020合格手帳4ー6月号申し込み【5年生用】
2020合格手帳4ー6月号申し込み【6年生用】


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

【海外で外出禁止になり、塾・学校とも閉鎖になった国や地域の皆様へ】
時差対応について



ここで理解を深めよう

「映像教材、これでわかるシリーズのご案内」(田中貴)

今日の田中貴.com
第422回 油断しない

5年生の教室から
元気な時間を上手に使う

算数オンライン塾
3月26日の問題











にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 0 )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 親は焦っては... 式の横にメモ... »