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地方から中学受験に挑む


首都圏や、関西圏、中部圏はまだ中学受験の塾もあるし、中学受験の準備はそれほど難しくはないかもしれません。しかし、中学受験が一般的でない地域での中学受験はなかなか大変でしょう。実際に私も何回か指導を引き受けた子がいますが、本当に大変でした。

一人は中国地方からの受験。

毎週末に、新幹線で上京。土曜日、日曜日と指導して日曜の夜の夜行で戻る、という勉強を6年生の1学期からやりました。それまで住居の地域で勉強をしていて、その地域には中学受験の塾もあったのですが、最初から希望が東京の学校だったので、やはり東京の塾にということで、通われました。

最終的には志望の学校に合格しましたが、ある意味、土日しか塾に行かないというのは、良かったのではないかと思っています。土日は目いっぱい習う。週日はその復習と自分の勉強に充てる。週日に塾に行くという選択肢はなかったので、家で勉強するしかありません。その分、メニューを決めて、過去問や問題集を中心に勉強する。土日に質問をかかえてやってきて、わからないところは全部教える、という繰り返し。しかし今考えると、効率的だったのではないかと思います。

その後も東北地方や中部地方、あるいは東海地方のお子さんを指導したことがありますが、案外皆うまくいったのです。

つまり、塾に通い過ぎなかった、というのはある意味良かったのかもしれません。もちろん本人たちは、首都圏に住む子どもたちに比べてハンデがある、と思っていたので、その分がんばった部分はあったと思います。しかし、週日、自分の机の上でしっかり勉強して、土日に東京の塾に向かう、というのはメリハリがあって、ペースもつかめたのではないでしょうか。

地方からでも充分に中学受験はできます。アメリカの例をお話したことがありますが、今はいろいろ道具がそろっているので、意志さえあれば、目標を達成できるのではないかと思います。

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