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親の言うことを聞かない子


「勉強してないんだって?」
「え?してるよ!」
「お母さんがしてないって言ってた。」
「そんなこと、ない。」
「でも、お母さんの言うことは聞かないって、さ。」
「それはそうかもしれない。」
「なんで?」
「お母さんはうるさいんだよ。」

6年生ぐらいになると、はい、と言って言うことを聞く子は少ないでしょう。

今までは、本人、自信がない。

自分ひとりで当然生きていけないし、親から保護されていることはよくわかっている。しかし、少しずつ自分の力がついてきて、自分の好み、自分のしたいことが出てくると

うるさいなあ

が始まってきます。

これは親としては

「腹が立つ」

ことなのです。

誰が今まで大きくしてやったと思う!

その通り。

しかし、子どもも成長しているので、ずーっと保護がいるわけではありません。だんだん、自分というものができてくるし、親のやらせたいことが本人のしたいことではなくなってきます。

ところが親は、自分が大きくしてあげた、と思っているから

言うことを聞かないのが許せない

というところがあるのです。

でも、ご自分の子どものころを振り返ってみると?

そう、思い当たる節もあるでしょう。

「勉強しなさい。」
と口癖のように言っても聞かない、というのは当たり前なのです。

なぜか?

「自分がしたいことではない」

から。

「自分がしなければいけない」

ことではあるかもしれないが、頭で考えることと実際の行動が一致しない。だから幼いのですが、それでも一人前に口は利けるようになっています。

では、どうしたらいいか?

「そうしたい」

と思わせるのが一番大事なことです。

「勉強したい。」

「できるようになりたい。」

だって、サッカーで上手になりたいと思っている子はやはり、よく「練習する」ではありませんか。

この点でいえば、サッカーも勉強も同じです。

少なくも受験勉強は入試に合格するためにやるわけだから、

「ここに入る」

ためにやる。

それが子どもたちの

「やりたいこと」

になっていれば、良いのです。

志望校の話になったとき、

「この学校のサッカー部は強いし、休みは長いし、テストは少ないし」

なんて話を私はよくします。

子どもが受験勉強をしたいと思うように仕向けていく、という工夫は必要です。それがなくて

「勉強しなさい」

といっても、勉強するわけではありません。

そうではありませんでした?


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