塾休講の目安

4月3日は、すごい低気圧で、暴風雨。

これは休講か、と思いきや、結構授業を続けた塾が多かったようでした。

春期講習中なので、午前中から授業があり、生徒の入れ替えはお昼。お昼は関東でもまだそんなに影響がなかったので、授業を続けたのでしょう。

慶應義塾大学の日吉キャンパスは午後３時で、生徒をキャンパス内から帰宅させました。4月2日が入学式でしたが、3日はガイダンス等のイベントが多く、延期しやすかった部分もあるでしょうが、塾の場合は休んでしまうと、次の補講日を決定するのが大変です。多くの塾では入会約款で、天候等で授業ができなかった場合、補講をしない旨が記載されてはいますが、やはり補講をする塾の方が多いでしょう。

さて、どういう目安で休講にするのか。

基本的には暴風警報。

大雨洪水警報で休講するところもあるようですが、暴風が一番危ない。

歩いていてけがをするケースがあるし、実際に歩けないという場合もあるでしょう。大雨洪水警報だと、建物の中に入ってしまうと案外大丈夫なので、最近は授業を続行するところが多くなりましたが、暴風警報は危ない。

電車も止まりやすい。

では、4月3日、やめなかったのはなぜか？

「すでに来ている子どもたちがたくさんいる」

からです。少なくとも通塾のタイミングでは、危なくない。３日でいえば、帰るときが問題ですが、これは校舎内で待機するしかないので、様子を見ることができる。

だから授業続行した塾が多かったのでしょう。

昨年の震災のこともあるので、やはり子どもたちの安全がもっとも優先されないといけない。来るのを止められるのであれば止めてもよかったかもしれませんが、そうでなければ自塾で安全を確保するしかないでしょう。

ただ休めばよい、というものでもなく、自塾で子どもたちを安全に待機させる、という手もこれから塾は考えていかないといけないだろうと思います。


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