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歩合計算の勘所

売買損益の問題でもうひとつひっかかるところが、~割まし、~割引きというところです。

1割は0.1ということは比較的わかりやすい。ところが、子どもたちは割合の計算をしていますから、どうしても3割というと0.3倍をイメージしやすい。ところが3割増しというのは1.3倍である。
ただ「まし」ということばがついただけで、なぜ1.3倍になるのか、ここがわからない。

大人はこれをミスだと思う。
「まし」を見逃したのだろう。いえ、そうではないことが多いのです。

「まし」の意味がいまひとつわからない。なぜますと1に0.3を足すのか。
もとを1とおくからですが、そこが本当に理解できていないから間違うのです。

ある商品に仕入れ値の3割増しの定価をつけ、定価の2割引で売ると1つについて160円もうかりました。この商品の定価はいくらですか。

という基本問題ができないときは、ことばの概念をもう一度確認してあげてください。1.3倍、0.8倍になるのがなぜなのか、説明してもらうといいでしょう。その説明を聞けば、できない理由ははっきりすると思います。
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