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難しくなったと言われても

先日、いくつかの塾の2013年説明会資料というのを見せていただきました。

いろいろグラフや表も入っていて盛りだくさん。その中でも倍率が上がった学校、下がった学校などがランキングされている資料が目立つように配置されていました。

確かに、いろいろな背景で難しくなったり、やさしくなったりするでしょう。

しかし、その倍率で学校を選ぶか?といえば、多分、そんなことはないと思うのです。

学校選びのポイントは何と言ってもスクールカラーだと、私は思っていますが、それ以外にもいろいろな要素を考えて志望校を選ばれるご家庭がほとんどだと思うのです。

だから「倍率が上がったから」と言って敬遠することは、あまりないでしょう。

しかし不思議なことに、去年上がった学校は今年は下がりやすいし、今年下がった学校は来年上がりやすい。隔年現象になりやすいのです。少なくなったと思えば、これはチャンスと考えて受験する子どもたちが増えるのはよくわかるのですが、やはり「ここ」と決めたら多少難しくなっても、初志貫徹が良いのではないかと思います。

倍率は、確かに気になる数字ではあるものの、実際に本当に難しいかどうかを示すわけではありません。

先日、ある塾の関係者に聞いたところ、ある学校で倍率は若干下がったものの、それほど大きい変化ではないにもかかわらず、合格した子どもたちの偏差値で見るとだいぶ下がった、という学校があったそうです。

つまり受験層がどうであるか、というところまでは倍率は示さない。この学校の場合は、倍率よりも大きかったのは受験層が変わった、ということになるわけです。

ですから、倍率が上がろうが、下がろうが、あまり気にしてはいけません。

「難しくなった」と言われたら「じゃ、来年はチャンスね」ぐらいに思っておけば良いのではないでしょうか。




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