goo

やり過ぎた

今はひとりっ子も多く、最初のお子さんの受験を経験されて、それでおしまい、という場合もあるでしょう。

しかし、2番目、3番目のお子さんの受験をやっていくうちに、だんだん受験に対する力の入れどころがわかってくると、「ちょっと上の子はやり過ぎたかも」と思っておられる方が少なくないようです。

小学生ですから、早くから始めようと思っても、本人の準備がまだできていない。本来まだ本を読んだり、計算力をつけたり、というような基礎能力を鍛えなければいけない時分に、たくさんの問題をやらされたり、試験に追われたりすると、本来十分鍛えてから伸ばせば良いところがなかなか伸びなくなる。

ここが大学受験生とはやはり違うところなのです。

今の4・5年生で、それほどうまくいっていない場合、やはり先に急ぐことはやめた方が良い。

もう少しゆっくり、できることを増やしていって、最終的に追いついて行ければ十分間に合う。今のうちからたくさんのことをやり過ぎてしまうのは、やはり子どもの意欲の面でもしんどくなることが多いのです。

逆に6年生後半で伸びてくる子どもたちには勢いがある。

本人たちも伸びている手応えがあって、それで最後に合格ラインを突破すると精神的にも非常に楽になる。

特に最初のうちは「やり過ぎない」ことが大事です。本来6年生の今の時期に「絶好調!!」と言える方が良いのですから。


今日の田中貴.com
第249回 親がへこんではいけない

5年生の教室から
いっしょに勉強する

今日の慶應義塾進学情報
作文のテーマを考えてみる

冬期講習のお知らせ







にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 4 )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする