キヤノンの新しいプロ用フラッグシップ一眼レフ「EOS-1D X Mark II」 のスペックと画像が、デジカメinfo にリークされていました。
「EOS-1D X Mark II」とされる画像(デジカメinfo より)。
読者からの提供のようですが、非常に鮮明で、ほぼ間違いないと思われます。
外観は、現行の「1D X」から大きく変わっていませんが、ペンタ部の上に出っ張りがあります。内蔵されたGPS部分でしょうか。
このほか、上面や背面の写真も デジカメinfo に出ています。
これだけ情報が出てくるところからみると、キヤノンの正式発表も間近。「CP+ 2016 」では、ニコンの「D5 」との“横綱対決”として注目を集めることになりそう。
スペック上でみるとどうでしょうか。現在リークされている情報をもとに、ニコン「D5 」とキヤノン「EOS-1D X Mark II」を比べてみました(キヤノンはあくまで噂なので不明な点もあります、ご留意を)。
ニコン D5 | キヤノン 1D X Mark II | |
有効画素数 | 2082万画素 | 2020万画素 |
画像処理エンジン | EXPEED 5 | デュアルDIGIC6+ |
AFポイント数 | 153点(選択可能55点) クロス99点 |
61点、範囲拡大 クロス41点 |
AF限界(低照度)) | -4EV | -3EV |
F8対応AFポイント | 15点(選択可能9点) | 61点すべて |
高速連写 | 12コマ/秒(AF/AE追従) 14コマ/秒(ミラーアップ時) |
14コマ/秒 16コマ/秒(ライブビュー時) |
連写可能コマ数 | RAWで200コマ | RAWで170コマ |
ミラー駆動 | 新システム、像消失を短縮 | 新システム |
最高ISO感度 | 常用 102,400 増感 3,280,000 |
常用 51,200 拡張 409,600 |
4K 動画 | 対応 30fps | 対応 60fps |
液晶モニタ | 3.2型236万ドット タッチパネル |
3.2型、162万ドット タッチパネル |
GPS | 外付け | 内蔵 |
メディアカード | XQD2枚、CF2枚の2タイプ から選択可能 |
CFast2.0とCF |
画像補正 | カメラ内DLOでレンズ収差、 回折補正 |
|
大きさ | 160mm x 158.5mm x 92mm | 158mm x 167.6mm x 82.6mm |
重ささ(本体のみ) | 1235g(XQDタイプ) 1240g(CFタイプ) |
1340g(本体のみ?) |
ごくおおざっぱに比較すると、高速連写でニコンが12コマ/秒と、現行のキヤノン「1D X」に追いついたところ、キヤノンは14コマ/秒とさらに引き離しています。
一方ニコンはAFを大幅に強化、高感度性能でもキヤノンを上回っているように見えます。
4K動画や液晶モニタのタッチパネルは両社とも対応。
いずれもダブルスロットですが、使用するメディアカードは、ニコンがXQDかCFの2タイプ。キヤノンはCFast2.0とCF。方向性が分かれました。
キヤノンが、パソコンでしかできなかった、レンズ補正のDLOをカメラに入れてきたのは驚きました。
さて、実際に使用した場合の優劣はどうなんでしょう。そして、オリンピックで活躍するのはどちら?
これからのレビューが楽しみです。
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