つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

桜、一気に

2015年03月31日 | 

温かくなって桜が一気に咲いてきました。

 

tenki.jp によると、3月29日、全国のトップを切って、東京でソメイヨシノが満開に。平年より5日早く、昨年より1日早いそうです。

今日31日、NHKの「ひるブラ」を見ていたら、東京・六義園の素晴らしいしだれ桜が写っていました。

しかし、早くも散り始め。見に行かれる方は急いだ方が…

 

お花見には、全国の桜の開花情報を毎日更新している Walkerplus の「全国お花見1000景」が参考になります。

それによると、関西でも見ごろの桜名所が増えてきました。

和歌山・道成寺が満開。奈良・氷室神社の早咲きしだれ桜が満開。京都・高台寺のしだれ桜が7分咲き… など(3/31現在)。

 

この土日あたり、かなりの場所で見ごろになるかもしれません。ただ、お天気がいまひとつの予想。

4月4日、5日に京都では恒例の「京都さくらよさこい」があります。桜見物を兼ねて行こうか、しかし天気が悪ければやめようか… と迷っているところです。

 


「ドクターイエロー」「黒こうや」目撃

2015年03月26日 | 日記

先月から今月にかけて見かけた、ちょっと面白い列車。

ひとつは新幹線の「ドクターイエロー」。

 

走行ダイヤは公開されておらず、見かけたら幸せになる(?)と言われる「ドクターイエロー」(2015年2月13日午後0時24分、新横浜駅で)。

 

駅のプラットホームを、カメラを持って走っていく人がいたので、何事かと思ってついていくと、この列車が止まっていました。ともかく持っていたコンパクトカメラでパチリ。もっと近づいて撮ろうとしたら、スルスルと大阪方面へ発車してしまいました。

スマホやカメラで撮る人が一杯。

「幸せの黄色い新幹線」とも呼ばれ、子どもにも人気の「ドクターイエロー」。新幹線のレールをチェックするための保線用車両です。

見かけることはまれなので、ネットではマニアの人が目撃情報をもとに時刻表を作ったりしています。

 

運行している日本機械保線のホームページによると、

 『東海道・山陽新幹線を走行するドクターイエロー。1ヶ月に3回「のぞみダイヤ」、2ヶ月に1回「こだまダイヤ」で走行しています。線路状態は、床下にある様々なセンサーで感知しています。迅速な対応が必要な場合は、その場所を管轄する保線所などに必要な情報をリアルタイムに連絡しています。また検測データは走行日の夕方に、保線所へ送信されるので、その日の夜から検測結果をもとに線形整正などの保線作業に用いられます。

高速車両による軌道検測は東海道新幹線開業当初から実施されていましたが、進化を重ねて、2001年4月より、現行の700系車両にて270㎞/hで実施されています。』

とのこと。

なんでも、新幹線が走行するたびに、線路はへこんだり横にずれたり少しずつゆがんでいくそうです。(日本機械保線のページ「線路はゆがむ」参照)

それを1mm単位で計測して直すのが日本機械保線の仕事。

安全・快適運転のために、日々ご苦労様ですね。

 

 

もうひとつ、遭遇したのが南海高野線の特急「黒こうや」。

全国的にはマイナーな路線ですが、高野山開創1200年を記念して、南海電鉄が特別仕様の特急を走らせています(なんば駅-極楽橋駅間)。

 ・「赤こうや」(3月1日から)

 ・「黒こうや」(3月4日から)

 ・「紫こうや」(3月23日から)

という、特別デザインを施した3種類。

 

「赤こうや」については3月1日の記事『高野山1200年 「赤こうや」発車!』で書いたとおりですが、「黒こうや」はまだ見ていませんでした。

 

これが「黒こうや」(2015年3月20日午後5時8分、堺東駅で)。

蒔絵をイメージした黒い車体に、四季の図柄が描かれています。

 

先頭は黄色。「赤こうや」(30000系)と違って通常の電車タイプですね(31000系)。

 

秋の模様。華やかです。

 

外観が黒くて金色の模様もあるので、何となく「オリエント急行」っぽい?

 

渋くて良い感じ。ちょっと乗ってみたくなります。

こうなると、「紫こうや」も撮ってみたいですね。

 

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撮影カメラ    ソニーRX100

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関連サイト

  ・「ドクターイエロー目撃情報

  ・「特急こうや特別仕様」(南海電鉄)


「さかい利晶の杜」追加(梅の花)

2015年03月25日 | イベント

さかい利晶の杜」には和食レストラン「梅の花」が併設されています。

営業前日の20日、内覧できたので中を撮ってきました。

お店がオープンしてからでは、お客さんがいる座敷に入り込んで写真を撮ることはムリ。ちょうどいい機会でした。

 

梅の花 さかい利晶の杜店」。オープン記念茶会の関係か、和服のご婦人が次々に訪れて、中を見学。

 

すでに予約を取る人が来ていました。

 

落ち着いた雰囲気のロビー。

 

両側に個室が並ぶ通路。

利休をテーマにした施設に併設されているので、茶の湯の世界を感じさせるインテリア。

 

茶道具の渋い雰囲気。

 

心がやすらぐ生け花の心配り。

 

廊下から見える庭の風情。

 

個室の一つ「利休」。

 

ここは何となく高級料亭のような部屋。色々撮らせてもらいました。

 

「利休」。

 

「利休」の床の間。

 

一輪差し。

 

「利休」の入り口。

 

こちらは「花椿」。

 

「鳳」。庭の草木がテーブルに映って美しい。

 

「百舌鳥」。個室ではないので気軽に来て食事ができます。

 

もともと湯葉料理が自慢のお店ですが、肉のしゃぶしゃぶやランチメニューもあります。

さかい利晶の杜」を見たあと、茶会後、お祝い事の食事などに良さそうですね。

 

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撮影カメラ    ソニーRX100


「さかい利晶の杜」オープン

2015年03月24日 | イベント

大阪・堺市の新しい観光スポット「さかい利晶(りしょう)の杜(もり)」が3月20日にオープンしました。

「利晶の杜」とは、堺生まれの千利休と与謝野晶子をテーマとする文化の杜、という意味。

 

さかい利晶の杜」

 

ガラス張りの建物の1階に「千利休茶の湯館」、「茶の湯体験施設」、「観光案内展示室」。2階に「与謝野晶子記念館」があります。

隣接の飲食施設としては、和食レストランの「梅の花」と「スターバックス コーヒー」。

また近くに千利休の屋敷跡があり、井戸などが残っています。

 

旧市立堺病院跡に建設。堺市の文化・歴史を発信する観光拠点にしようと、飲食施設、大型バスの駐車場も含め一体的に整備されました。南海本線堺駅からバスで3~5分、「宿院」という市の中心部にあります。

オープンの日に行ってきました。

 

中に入ってすぐの吹き抜けホールが観光案内展示室。床には旧堺の地図、奥には戦前の堺の街並みを再現したジオラマ。土産品なども売っています。

 

昭和12年(1937年)ごろの堺・宿院の様子を再現したジオラマ。右側は、堺市と大阪市を結ぶ路面電車「阪堺電車」の線路。左側は当時の商家の間取りが分かるように屋根が取り払われています。

 

懐かしさ、詩情を感じさせる風景。

 

路面電車って、良いですね~ 

阪堺電車は今も残っています。

 

これがホントの「ジオラマ風写真」。

 

さて、「千利休茶の湯館」へ。

ここからは有料ゾーン(一般300円、高校生200円、小中学生100円)。

オランダ船「リーフデ号」の模型がありました。

説明パネルには『1600年に豊後(現在の大分県)に来航し、当時大阪城にいた徳川家康の命令で堺へ回航。』と書かれています。

 

江戸時代、オランダとの貿易・交流の発端になった船。

 

おなじみの千利休像(長谷川等伯筆)。ただしこれは複製で、原本は表千家に所蔵されています。

 

天正18年(1590年)、利休69歳のころの茶会料理を再現。

「串鮑(くしあわび)」「鮒(ふな)の膾(なます)」「ミソヤキ汁」「飯」の一汁二菜。お菓子として「麩(ふ)の焼(やき)」「シイタケ」。

とても簡素な献立。味はどうだったんでしょう…

 

堺の歴史・文化を紹介する「利晶の杜シアター」。

 

環濠をめぐらした都市・堺。その環濠遺跡から出土した、茶道具と思われる中国製の陶磁器など。

堺は当時海外との交易で、珍しい文物も入ってきたところ。茶の湯の、ある意味での(文化的)ぜいたくさは、こういう環境でこそ育まれたのかもしれません。

 

さかい利晶の杜」の外。道路を隔てたところにある千利休の屋敷跡。

観光ボランティアの説明によると、以前はこの奥に茶室があったそうです。

 

井戸のほかは、空き地のようになっていましたが、このたび「さかい利晶の杜」と同時に整備され、つくばいも設けられました。

 

立派な石碑もできました。

 

再び「さかい利晶の杜」について。

利休が作ったとされる茶室で唯一現存する「待庵(たいあん)」(国宝・京都府大山崎町、妙喜庵)の説明。「さかい利晶の杜」には、この茶室の創建当初の姿が復元されています。

中に入って、わび茶の真髄、2畳の茶室空間を体感できます。予約制(予約申し込みのページ参照)で、オープン初日は残念ながら見ることができませんでした。

 

このほか、茶の湯体験施設での立礼茶席(予約不要)や本格的な茶室(団体・予約制)が用意されています。

初日は記念茶会が開かれ、それらしい和服のご婦人を大勢見かけました。

せっかくの施設ですから、展示を見るだけでなく茶の湯も体験したほうが値打ちがありそう…

 

次は、階段を上がって2階の「与謝野晶子記念館」へ。

「与謝野晶子記念館」。

JR堺市駅前にあった与謝野晶子文芸館を引き継いだもので、晶子自筆の和歌や書籍、家具などを所蔵。

 

晶子が執筆していた書斎の再現。

子だくさんでしたから、執筆している間にも子どもが寄ってきたりしたでしょうね。

そうして作った歌が生涯に3万首! 

 

晶子の自筆原稿「賀歌十首」(複製)。

 

 

晶子愛用の着物と化粧台。

 

有名な歌集「みだれ髪」の初版本。

 

鉄幹を追いかけてパリへ行った時の紀行文集「巴里より」(複製)。

 

歌集「常夏」(複製)。

本の装丁がアールヌーボー調で、見ているだけでも楽しい。

 

源氏物語や自作短歌を朗読する晶子の肉声がヘッドホンで聞けます。また、孫を抱いた様子の8ミリフィルムも見られます。

 

孫を抱く晶子。8ミリフィルムの一場面。

 

見た感じは、何のこともない普通のオバサン。でも残した文学作品はすごい。

 

12人も子どもを産んで…  パワーもすごい。

 

初公開された、晶子愛用の茶杓。

 

和菓子商を営んでいた実家・駿河屋を再現。

    海恋し潮の遠鳴りかぞへては
   少女(おとめ)となりし父母(ちちはは)の家

晶子のとてもいい歌。この歌の舞台となった家ですね。

 

実家・駿河屋の内部。

 

うす暗くて、しっとり落ち着いた、昔の商家のたたずまい。

 

最後に1階の観光案内展示室に戻り、土産物を探しました。

お菓子や線香など堺の名産が並んでいます。

 

驚いたのはこれ。伽羅(きゃら)のお香と南部鉄器お香立てセット。

356セット限定で、50,000円(税抜)!

いったい、どんな人が買うんでしょう…

 

このほか、隣接の和食レストラン「梅の花」を内覧出来ました。とても雰囲気がよかったのですが、その写真は次回に…

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撮影カメラ     ソニーRX100

 


オリンパス「E-M5 II」のRAW現像(ポートレート)

2015年03月22日 | カメラ

SILKYPIX が、ようやくオリンパス「OM-D E-M5 MarkII」のRAWファイルに対応しました(3/19)。

さっそく、「SILKYPIX Developer Studio 6 Windows版 」の試用版をダウンロード。「CP+ 2015」で撮った「OM-D E-M5 MarkII」のRAWデータを現像してみました。

 

「SILKYPIX Developer Studio 6 」のバージョンは6.1.18.0。

主な更新内容は以下の通りです(リリースノート参照)。

 ・Nikon D7200 への対応
 ・Olympus E-M5 Mark II への対応
 ・Pentax K-S2 への対応
 ・その他細かな問題の修正

 

「SILKYPIX Developer Studio 6」で、「OM-D E-M5 MarkII」のRAWファイルを開いたところ。左側では画像情報を表示させています。

 

CP+ 2015」のオリンパスブースでは、注目の「OM-D E-M5 MarkII」を試用して、モデルの撮影ができました。一応JPEG、RAW両方で撮ったものの、RAWの方は現像ソフトがなくて、これまで開けなかったのです(このカメラのユーザーなら、そういう問題はありませんでしたが…)。(2/15の「CP+ 2015 」 Part 1( E-M5 II 実写)参照)

 

OM-D E-M5 MarkII  M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6 II  
ノーマルプログラム露出(絞りF5.5、1/100秒、ISO 2500)

現像後にTIFF保存し、Photoshop でリサイズ・JPEG出力したもの。基本的にDeveloper Studio 6 の初期設定のまま。トリミングなしです。

 

今回のDeveloper Studio 6 設定は下の通り。

ある程度ノイズリダクションが効いているので、OM-D E-M5 MarkII のRAW データそのままではありませんが、ISO 2500 という高感度にもかかわらず滑らかな画像だと思います。

ちなみに、このソフトは色表現を「美肌色」にするなど色々な設定が選べます。試しに「美肌色 2 」設定にすると下のようになりました。

色表現「美肌色 2 」。いかがでしょうか…

上品なピンク色が乗って、きれいですね。

 

今回はカメラの傾向を知るのが目的なので、以下のカットは、一部を除いて色表現「標準色 」に戻しています。

OM-D E-M5 MarkII  M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6 II  
ノーマルプログラム露出(絞りF5.5、1/125秒、ISO 2500)

 

OM-D E-M5 MarkII  M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6 II  
ノーマルプログラム露出(絞りF5.2、1/80秒、ISO 2500)

 

OM-D E-M5 MarkII  M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6 II  
ノーマルプログラム露出(絞りF5.5、1/60秒、ISO 2500)

 

OM-D E-M5 MarkII  M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6 II  
ノーマルプログラム露出(絞りF5.6、1/200秒、ISO 2500、露出補正+0.6)
色表現「美肌色 1 」

 

OM-D E-M5 MarkII  M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6 II  
ノーマルプログラム露出(絞りF5.6、1/125秒、ISO 2500)
このカットのみ、左右トリミング

 

オリンパスのマイクロフォーサーズ・ユーザーではないので、はっきりしたことは言えませんが、ブルーに特徴がある感じ…

色乗りは素直であっさり。もっともRAWソフトの設定次第で、いくらでも色を乗せることはできますし、もっとシャープにも、あるいはソフトにもできます。

2/15の「CP+ 2015 」 Part 1( E-M5 II 実写)の写真はJPEGです。見た目では、JPEGもきれいなのでWebページでは判別できませんが、原画を100%拡大すると、特有の、やや塗りつぶしたような細部が目につきます。それに比べると、RAWのほうがディテールがあって滑らか。ノイズリダクションをどの程度効かせるかなど色々な設定は、人それぞれの好みですれば良いわけで、RAWを活用するメリットは大きいと思います。現像が面倒ですけどね…

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関連記事

 ・『SILKYPIXがD7200、E-M5 Mark II、K-S2に対応 』(デジカメWatch)


キヤノン2015新製品イベント(EOS 5Dsなど)

2015年03月21日 | カメラ

キヤノンの2015年の新製品を披露するイベント「CANON GRAND PRESENTATION 2015」(3/21、3/22)が、大阪・梅田のグランフロント大阪で開かれました。

初日に見てきました。

 

「えっ、何でこんなに並んでるの?」という感じ。

 

EOS 5Ds / 5DsR 」は、約5060万画素の高解像モデルで、プロ用の印象が強いカメラ。

でも行列に並んでいるのは普通の人たち。予想外でした。

 

以前、同じ会場で開かれた「EOS 7D MarkII 」のイベントでもすごく長い行列があって、「この調子なら、爆発的に売れるかも」と思っていたら、その通り「EOS 7D MarkII 」は良く売れました。

ということは、「EOS 5Ds / 5DsR 」も?

 

周りのオジサンたちの会話を聞いていると、ニコンD800が出たときと同じ雰囲気ですね。EOS 5D MarkIII より画素数が多い、すごい、という発想。

EOS 5D MarkIII を買い替えた方がいいのかと、スタッフに相談する人も。5D MarkIII の後継機という受け止め方なんでしょうか。

 

5DsRを試しました。

レンズは「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」が付いていました。

 

カメラボディーの振動を徹底的に排除しているため、シャッター音が静かです。ザワザワした会場ではほとんど「無音」。

肝心の解像感については、液晶を見る限り素晴らしい。いつかデータを持ち帰って見たいと思っていますが、この日は発売前で、やはり不可でした。

 

セミナーでは、「EOS 5Ds / 5DsR インプレッション  5000万画素がもたらす写真の可能性」と題して南雲暁彦氏が解説。

 

南雲暁彦氏のセミナー。まずは画像データの大きさから。EOS 5Ds(右) と 5D MarkIII を比較。

 

この画像の中の、黄色い粉末をアップにして比較すると、5D MarkIIIでは解像し切れない細かさが、EOS 5Dsでは手に触れそうな現実感ある画像に。

 

写真中央の岩塩の結晶では半透明の階調の違いがはっきり。

またEOS 5Dsでは新しいピクチャースタイル「ディテール重視」を適用することで、飽和しがちな赤い被写体でもディテールを出すことができると解説。

 

結論として、中判デジタルバックが中心だったコマーシャルフォトの世界に、35mm一眼レフはなかなか入って行けなかったが、5000万画素の画像は「相当イケてる」と評価。交換レンズの多さ、動画機能なども考えあわせると、「映像機器の進化の本流にいる。」と、南雲氏は話していました。

 

EOS 5Ds による作例。まさに中判画質。

 

一方で、EOS M3 のコーナーも人気でした。

 

EOS M3 と渋いアクセサリー。

 

鶴巻育子さんの、EOS M3 で撮った作品。

 

このコンパクトなミラーレスカメラ、AFが遅い!と散々でしたが、改善しているようです。それにセンサーの2420万画素は、同じAPS-CサイズのEOS 7D Mark II(2020万画素)より上。キヤノンには珍しく下剋上。

かなり良いミラーレスカメラになったかも、と思ったりしています。

 

新しい超広角レンズ「EF11-24mm F4L USM」にも人だかりができていました。

 

「EF11-24mm F4L USM」。実際に見るとデカいレンズです。

 

超広角レンズなのに歪曲は抑えられ、魚眼レンズと違って建物の垂直・水平はまっすぐ描写できます。周辺部分の解像力、収差の少なさもアピール点。

 

ただしフィルターはレンズ前面に取り付けられず、レンズ後部にはさむ形。白くカギ型にマークされているのがフィルター用エリア。

ネジを外したり、ちょっと面倒そうです。もちろん回転式のPLフィルターはムリです。

 

こちらはプリンターのコーナー。

 

参考出品されていた「G3 X」。(キヤノンの開発発表

 

65倍ズーム機「PowerShot SX60 HS」。

35mmフィルム換算で、21-1365mm。月も野鳥も狙えます~

 

レンズを望遠端に繰り出したところ。

試してみると、AFがあまり迷わず、決まりました。

春モデルではAFが良くなっているとのこと。だいぶ前から各社の高倍率機の比較をしていますが、これは使えそうな感じでした。

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撮影カメラ   ソニーRX100


土星の「噴泉衛星」 生命体いるか?

2015年03月19日 | 宇宙

古い雑誌や本を処分しようとして、ふと「サイエンス」の2009年3月号に目がとまりました。

 

「サイエンス」2009年3月号。噴泉を吹き上げる土星の衛星エンケラドスの特集。

 

はて、こんな衛星で、生命がどうとか、という記事を最近読んだような…

と思って調べてみると、ありました。

3月12日前後に新聞、TVなどメディアに一斉に出ています。そのひとつ、比較的詳しいハフィントンポストから引用してみると、

『地球以外の太陽系の天体に現在も、原始的な生命を育みうる環境があった。土星の衛星エンセラダスは、地球の海底と同じように地下海の岩石の割れ目から熱水を噴出している可能性が高いことを、東京大学大学院新領域創成科学研究科の関根康人(せきね やすひと)准教授、海洋研究開発機構の渋谷岳造(しぶや たかぞう)研究員らの日米欧の国際チームが探査と再現実験の綿密な連携で確かめた。 (中略) 米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)などとの共同研究で、3月12日付の英科学誌ネイチャーに発表した。』

 土星の衛星 Enceladus はエンケラドスともエンセラダスとも読めます。東大の発表ではエンセラダスとなっています。まあ、どうでもいいことですが。

 

ところで、古い「サイエンス」2009年3月号の記事は、『地球外生命体探査の新候補』として、

『土星の衛星エンケラドスでは、有機物を含んだ粉雪と水蒸気のジェットが「虎の縞地帯」から噴出している。直径500Kmちょっとの小さな天体で、一帯どんな作用がそのような活発な地質活動を維持しているのだろうか。(中略)エンケラドスに液体の水が存在すれば、この衛星は火星や木星の衛星エウロパと並び、太陽系で地球外生命体を探査する有力な候補地となるだろう』

と書かれています。

 

噴泉を吹き上げるエンケラドスの想像図も。

大きさの目安としてイラストには、エンケラドスに降り立った宇宙飛行士が描かれ、SFチックなイメージが強く印象に残っていました。

 

特集の知識は、1997年に打ち上げられたNASAの土星探査機「カッシーニ」の成果。

このころから生命体が存在する可能性が話題になっていたので、先日の記事も何となく読み飛ばしていました。

「生命の可能性? で、何が新しいの? ずいぶん前にもう話題になっているじゃないの」

という気持ち。

 

あらためて、今回の発表をよく読んでみると、

『欧米チームはカッシーニ探査機のデータから、プリューム(間欠泉)として放出される海水中に、岩石を構成する2酸化ケイ素のナノシリカ粒子が含まれていることを見つけた。日本チームは海洋研究開発機構の装置で、エンセラダス内部の環境を再現する熱水反応実験を実施し、ナノシリカ粒子が生成するためには、岩石からなるコアと地下海の海水が、現在も90℃を超える高温、pH8~10のアルカリ性で反応していることを示した。』(ハフィントンポストより)

というところが新しいようです。

 

探査機「カッシーニ」はこれまで、エンケラドスの噴泉(南極地帯から噴き出している)に向かって突入、噴出された物質を検出しています。

それを解析したのが今回の研究で、ナノシリカ粒子が生成されているからには、エンケラドスの分厚い氷の下に90℃を超える熱水があるはずだ、というのが最大のポイント。

地球の深海では、太陽の光が届かない熱水の噴出孔の周りにたくさんの生物がいることがわかっています。なので、熱水があるエンケラドスにも生命体がいる可能性がある。ということ。

「サイエンス」2009年の記事から、ほんのちょっと前へ進んだのかな… 

科学の進歩には長い時間が必要なんですね。

 

でも、氷の下の熱源って何でしょう。それはまだ謎のまま。

「カッシーニ」はまだ探査を続けることになっています。

 

捨てようと思った古い「サイエンス」。とりあえず置いておこうかな…

 

NASAのページから、噴泉を吹き出すエンケラドスの南極地帯の写真を貰ってきました。

サムネイルをクリックするとフルサイズの画像になります。

神秘的ですよ~

 

 (2010年にカッシーニが撮影したエンケラドスの噴泉 NASA/JPL/SSI 提供)

 


パナ「CM1」発売 即売り切れ?

2015年03月17日 | カメラ

『LTE対応/SIMフリーのパナソニック製デジカメが発売、すでに売り切れ』と、AKIBA PC Hotline! に出ていました。

それによると、

『LTE通信や通話も可能なSIMロックフリーのパナソニック製デジタルカメラ「LUMIX CM1(DMC-CM1)」が発売された。スマートフォンのようなスリムなデザインで、Android OSを搭載する。同社によると、販売数は限定2,000台だという。ただし、入荷したソフマップ 秋葉原 本館とヨドバシカメラ マルチメディア AKIBAは予約分で売り切れたとしている。』

 

パナソニックの“スマホカメラ” 「DMC-CM1 」(CP+ 2015  パナソニックブースで)。

 

海外での発売が大幅に先行、ようやく国内発売された「CM1」。人気殺到というところ。

もっとも、アマゾンでは「在庫あり」(3/17現在)になっていますから、完全に売り切れというわけではないみたい。

日本でのSIMを取り巻く状況から、パナソニックは限定販売にした模様ですが、人気が沸騰すれば追加販売があるかも。

 

デジタルカメラのファンとしては、なんとも気になる状況ですね。

イベントとか色々な場面で、今やスマホで写真を撮るのが普通に。

最近、新聞の見開き広告で iPhone 6 で撮った写真を見ましたが、「え! ここまできれいな写真がスマホで撮れるの」とびっくり。作品づくりに使うアーティストもいるようで、「もう、デジカメはいらんな~」という声が聞こえてくるようです。

 

iPhone 6 より「CM1」は、スペック的にさらに優れています。

 ・1.0型 総画素数2090万画素 高感度MOSセンサー

 ・レンズはLEICA DC ELMARIT 10.2mm (35mm 判換算: 28mm) / F2.8

 

ただ、デジカメWatch の記事を見ると、iPhone 6 の画質もどっこい美しい。それだけスマホのカメラの性能が上がっているということ。(新製品レビュー:パナソニックLUMIX CM1  LTE+1インチセンサー+F2.8レンズ…iPhone 6 Plusと比べてみた

 

大変な時代になりました。

 

パナが「CM1」でウケたら、こんどはキヤノンが同じようなスマホカメラを出したりして? (まさか… それだけはやめてほしい)

 


ノスタルジック・ヨコハマ Part 4

2015年03月16日 | 旅行

横浜夜景ふたたび

時間的に前後してしまいますが、横浜に着いた初日、まずパシフィコ横浜の「CP+ 2015」を見て、「ホテルニューグランド」に着いたころにはすっかり夕暮れになっていました。

 

夜の「ホテルニューグランド」本館。

1階の「コーヒーハウス ザ・カフェ」の優しい灯り。

 

フロントは新しいタワー館にあります。ここでチェックイン。

Part 3 まで、クラシックな面ばかり取り上げてきましたが、タワーの方は全く近代的なホテル。超高層の上階には、料金が何十万円もするデラックスなスイートもあります。

 

チェックインを済ませたあと、夜景を撮りに出かけました。

みなとみらいの夜景は以前撮っているので(横浜夜景 2012年2月16日記事)、今回は山下公園周辺で。

 

ホテルニューグランド」のすぐそばにあるハワイアンレストラン「Eggs'n Things」。

 

アメリカっぽいムードが良い感じ。

 

「氷川丸」。

 

ずいぶん昔から係留されている印象があります。ミナト横浜らしい風景。

昼間見るより、しみじみと旅の哀愁が…

 

日本郵船のホームページを見てみると、「氷川丸」は昭和5年(1930年)にシアトル航路用に建造された貨客船。戦時中、政府徴用船や病院船になり、終戦までに3回も触雷しながらも、沈没を免れたラッキーな船です。

昭和35年(1960年)に一線を退き、その翌年、山下公園の海岸に係留・保存されました。

 

横浜マリンタワー

氷川丸が係留されたのと同じ昭和36年(1961年)に建設。観光客の減少で一時営業をやめたこともあるとのこと。でも、横浜港のシンボルとしてよく存続していますね。

 

一度上ってみたかった 横浜マリンタワー 。上から見おろした氷川丸もきれいでした。

 

横浜マリンタワー から、みなとみらい方向を広角レンズで。(Photoshopで画像のひずみを補正しています)

 

こちらは横浜ベイブリッジの方向。

 

さて、次は近くの中華街へ。

エンターテインメントミュージアム「横浜大世界」。

ちょっと入るのをためらう、ド派手さ。

 

「天長門」。きれいですね~

 

「 媽祖」は海の女神。海外に住む中国人にはなくてはならない守護神とか。中華街には「横濱媽祖廟」があります。

 

 関帝廟通りの山下町公園。

ちょうど春節(2月19日~3月5日)が始まる前で、華やかなイルミネーションが点灯されていました。

 

ライトアップされた憩いの場「會芳亭」。

 

中華街のシンボルツリーともいわれるケヤキの大木をバックにした、「四神」のイルミネーション。

 

ホテルでもらった春節のパンフレットに『山下町公園には大きなケヤキの木があります。中華街が繁栄しているのはその木が「ご神木」として中華街を守っていると同時に、街全体に対して活気をもたらす凄まじい「気」を発しているからです。』とありました。

中華街で粘って撮っていた私も「気」のご利益にあずかれたかな…

 

晩ご飯は、関帝廟通りの台湾料理店「秀味園」で。

 

名物「魯肉飯(ルーローハン)」は、豚バラ肉、煮卵、肉のそぼろ、高菜炒めをのせた丼。単品で500円と安いです。ワンタンスープ・杏仁豆腐とのセットを頼みましたが、それでも800円。

なるほど評判通り、トロトロに煮込んだ分厚い豚バラ肉が絶品。ワンタンスープも実に美味しかったです。

ただ、私にはボリューム満点すぎて、ご飯を少し残しました。“ガッツリ”食べたい若い人向きかも…

 

そう広くないけれど、テレビや雑誌で紹介されて人気のお店。

「昭和38年創業のおばちゃんの味」と張り紙のある店内には、愛相のよいお兄さんがいました。

このお兄さんが私のカメラを見て、

「お客さんのカメラ、いいねェ。カッコイイね。」と、ちょっとあやしい日本語で話しかけてきました。

「キヤノンだよ」

「どこから来た?」

「大阪」

話をしている間にもお客の注文が来たり、料理を運んだりと、忙しいこと。

で、また話しにやってきて「大阪は神戸と近いよネ。神戸の中華街はどう? にぎやか?」

「にぎやかだよ」

「横浜とおなじくらい?」

「そうだねェ」

ちょっと残念そうな顔をしたお兄さん。横浜の方がにぎやかだと言ってもらいたかったのかな~

で、「街は横浜の方が大きいよね」とフォローしておきました。

 

確かに広さで言えば、横浜中華街の方がはるかに大きい。「関帝廟」、「横濱媽祖廟」など名所も多い。でも神戸「老祥記」の豚饅頭なんて、本当によだれが出るほどおいしくて、いつも行列が絶えないんですから。

その辺の微妙なところを、うまく説明できなかった…

 

私が持っていた春節のチラシを見たお兄さん、「もうすぐ、春節でにぎやかだョ」。

獅子舞が街をめぐり、山下町公園では舞踊や中国雑技、武術なども行われる春節のイベント。写真になりそう。

あと数日ズレてれば、撮れたのですが…

 

「もういっぺん来るか~?」とお兄さん。

「ハハハ」と笑って、店を出ました。

 

「秀味園」の看板。

 

春節を撮るために、もう一度横浜に来るなんてムリだよな~ とそのときは思っていました。

ところが、来年の「CP+ 2016」は、2月25~28日開催予定と発表されました(CP+ 2015のページ)。

この日程だと、ちょうど春節の期間と重なるのではないでしょうか。

 

来年、「CP+ 2016 と 横浜中華街の春節を撮る旅」なんてアリかも… と思い始めているところです。

 

「ノスタルジック・ヨコハマ」はこれで終わりにします。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS 6D

  EF16-35mm F4L IS USM

  ソニーRX100


ノスタルジック・ヨコハマ Part 3

2015年03月15日 | 旅行

ホテルニューグランド」の本館1階には、歴史をしのばせるフォトギャラリーがありました。

 

ホテルニューグランド」のフォトギャラリー。

大正15年(1926年)に起工、昭和2年(1927年)に開業したホテルの歴史が、写真や当時の新聞記事などで紹介されています。

 

開業にあたり、パリから招かれたスイス人のサリー・ワイル初代総料理長を紹介するパネル。

 

ア・ラ・カルトメニューや形式にとらわれないグリルというスタイルを導入。日本の西洋料理に大きな影響を与えたそうです。

当時のメニューには「コック長は此のメニュ以外の如何なる料理にても御用命に応じます」との説明付き。

どんな料理でも作れるという自信、なかなか言えることではありませんね。ある日、体調を崩した銀行家から「何か喉に通りのよいものを作ってほしい」と言われ即興で作ったのが「小海老のドリア」。その後「ドリア」なる料理は全国へ広まることに… 同ホテル発祥の料理のひとつです。

 

ワイル氏のもとで修業、2代目の総料理長を務めた入江茂忠氏のパネル。

 

ホテルニューグランド」発祥で、ポピュラーになったもうひとつの料理「スパゲッティ ナポリタン」を考案した入江氏ですが、修業時代は相当苦労したことが書かれています。

ワイル氏から「日本人がフランス料理を極めたいのなら、味噌汁や漬物を食べてはだめだ」といわれ、長年のあいだ味噌汁や漬物を絶っていた… とか。

戦後半世紀にわたって同ホテルの総料理長を務め、テレビの料理解説をしたり、東京オリンピックでは女子選手村で全国から集まったコックを指揮しました(男子選手村は帝国ホテルの村上信夫料理長が担当)。

 

部屋で見た「ホテルニューグランド」のルームサービスメニュー。

ルームサービスといっても種類が多く、充実しているなと思ったら、料理の伝統があるホテルだったんですね。

 

「当ホテルが発祥の料理」として、ちゃんとスパゲッティ ナポリタン、シュリンプ ドリアが載っていました。

 

再びフォトギャラリーのパネル。

終戦とともに、同ホテルは進駐軍に接収されてしまいます。

 

昭和20年(1945年)8月30日、マッカーサーは315号室に、イギリス、フランス、中国など連合軍首脳もそれぞれの部屋に収まり、ホテル全体が第一期の連合軍司令部と化します。

 

接収が解除されたのは昭和27年(1952年)。喜びがあふれる当時の新聞記事が使われています。

 

進駐軍時代に生まれた食べ物も。

甘いものが好きなアメリカ人のために、プリンとアイスクリームや果物をたっぷり舟形のガラス器に持ったデザート「プリン・ア・ラ・モード」。これも同ホテルから全国のカフェに広まったもの。

 

ところで、私が食べたものと言えば…

ホテルの朝食バイキング。(タワー館5階の「ル・ノルマンディ」で)

 

本当はもっと色々なメニューが用意されていたのですが、とかく旅行中の朝食は食べすぎて体調を崩すことが多いので、控えめにしました。

その代わり、コーヒーのおかわりをして、新聞を読みながらゆっくりと。港を一望できる、眺めの良いレストランでくつろぎました。

 

料理自慢でクラシックなこのホテルに来たのなら、本格的なフランス料理、あるいは英国調の重厚なバ―「シ―ガーディアンII」などを経験した方が良かったかな、と後になってちょっと口惜しく思いましたけど…

 

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関連サイト

  ・『ホテルニューグランドの歴史』(同ホテルのPDFファイル)

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS 6D

  EF16-35mm F4L IS USM

  ソニーRX100


ノスタルジック・ヨコハマ Part 2

2015年03月14日 | 旅行

山下公園に面して建つ「ホテルニューグランド」。左が本館、右がタワー館。

 

「グランドホテル」という外国人経営のホテルが関東大震災で倒壊したあと、その後継ホテルとして横浜市と財界が一体となって1927年(昭和2年)に建設したのが「ホテルニューグランド」。

「外国人賓客用」として作られた豪華な内装が今も残り、横浜市歴史的建造物、経済産業省の近代化産業遺産の認定を受けています。

 

ホテルの本館中庭。

気候のいい時期には、テラス席での食事も楽しそうですね。

 

堂々たる本館の大階段。

映画、TVドラマの舞台によく使われています。

 

階段を上がってみました。

 

創業当時から今も残る時計と綴織(つづれおり)の壁張り「天女奏楽之図」。

 

2階ロビー。こういう風景、普通のホテルにはないですね。

昔はここがフロントになっていました。今は披露宴などの宴会場用のフロアで、一般宿泊用のフロントはタワー館に移っています。

 

2階ロビー。

 

重厚な2階ロビーの内装。この奥に広い舞台付きパーティー会場「レインボー ボールルーム」があります。

 

本館客室の廊下(3階)。

 

マッカーサーが執務室に使ったという315号室の隣の隣に泊りました。

部屋キーはオーソドックスなタイプでしたが、独特のセキュリティーがありました(ここでは、あえて言いません)。

 

今回の旅行プラン(トーキョーブックマーク)でついた、ホテルのプレゼントのトマトスープ。

美味しかったですよ。

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS 6D

  EF16-35mm F4L IS USM

  ソニーRX100


ノスタルジック・ヨコハマ Part 1

2015年03月11日 | 旅行

年に1回、カメラのお祭り「CP+」を見に、横浜を訪ねてきました。

港の夜景をはじめ、中華街、山手洋館巡りも体験したので(関連記事参照)、さて今年はどこを見ようか… と考えて思い立ったのが、クラシックな「ホテルニューグランド」に泊ってみること。

1927年に開業して以来、ベーブルース、チャップリン、マッカーサー、作家・大佛次郎ら著名人が滞在したホテルで、レトロな雰囲気が魅力。

 

最近愛用している「トーキョーブックマーク」で、比較的安く予約できました。

シングル、朝食付き、新大阪-新横浜往復の新幹線料金込みで34,500円。この料金で、名ホテルに泊れるのですから、かなりお得。しかも、80年以上の歴史を刻む本館の部屋が取れました(このホテルには、ほかに近代的なタワー館もあります)。

 

ホテルニューグランド」のシンボル。ロビーへ続く本館の正面階段。

 

この写真を撮れるだけでも、来た値打ちがあります。

戦後間もないころ、マッカーサーもこの階段を上り下りしたんでしょうね…

 

渋く落ち着いた客室。

 

部屋のキ―。

年齢を重ねると、超近代的なホテルより、こうしたヴィンテージなホテルの方がくつろげます。

 

次回も、このホテルを中心に横浜観光の写真を載せます。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS 6D

  EF16-35mm F4L IS USM

  ソニーRX100

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関連記事

 ・6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 5(2013年2月11日)

 ・6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 4(2013年2月11日)

 ・6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 3(2013年2月9日)

 ・6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 2(2013年2月9日)

 ・6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 1(2013年2月8日)

 ・横浜散歩(2012年2月18日)

 ・横浜夜景(2012年2月16日)


ニコン「D7200」を触ってみた

2015年03月09日 | カメラ

ニコンの新しいDXフォーマット( APS-C )一眼レフ「D7200」(3月19日発売予定)。

ニコンプラザ大阪で先行展示されていたので触ってきました。

 

D7200」。

デモモードのみの展示で、ほんとに触っただけ。データ持ち帰りは不可でした。

 

キットレンズのひとつ、高倍率ズーム「AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」が付いていました。

35mm判換算で27mm-210mm相当。

 

D7100」からの主な進化は、AF性能のアップ、高感度画質、連続撮影のためのバッファ容量増大。

高感度画質はデータ持ち帰りが不可なので確かめようがなく、ともかく連写を試してみました。

RAW(12 ビットか14 ビットかは未確認)+JPEG の設定で「バシャ、バシャ」。

スペックでは、ロスレス圧縮14ビットRAWで、18コマの連続撮影が可能。確かに10数コマは止まらずに撮影できました。

 

本当のところは、デモモードでなく自分のSDカードを入れて確かめないと、はっきりしたことはいえませんが、バッファ容量増大の恩恵はありそうです。これならストレスなく連写できますね。

 

ふと思ったのは「D7100」より連写の音が大きいのでは、ということ。連写のコマ数は変わっていないので、シャッターのモジュールが変わっているはずもないのですが… 気のせいかもしれません。

 

AFについては、暗めの店内にもかかわらず、速くて正確な印象。

 

望遠側で撮った画像を液晶で確認。(撮った日付と時間が分かってしまいますね)

 

液晶で見た感じでは、画質はかなり美しいと思いました。画像処理エンジンがEXPEED 3 からEXPEED 4 になり、オートホワイトバランスが向上したそうで、そのせいなのか、あるいはセンサー自体が変わったのか…

センサーが気になるのは、有効画素数が「D7100」の2410万画素から、2416万画素へとわずかながら画素数が増えているからです。

「ひょっとしてセンサーそのものが変わったのでは?」

まあ、こういうことに関してはニコンさんは答えてくれないでしょうけどね…

 

ライブビューにしたところ。

 

ライブビューでのAFは、あまり速いとは言えません。「フニュッ」と合焦する感じ。連写速度も若干落ちますが、連続して撮影できるのは同じ。

 

持った触感は、手になじむ良い感じ。以前から「D7000」シリーズは持ちやすいと感じていました。

「D7100」と大きさ・重さは全く同じです。

電池も同じ「EN-EL15」。でも、撮影可能コマ数が950コマから1110コマにアップ、電池の“持ち”が向上しているのはなぜ?

何かの部品の省エネ性能がアップしているはず。

有効画素数の微妙な変化と合わせて、よくわからないところがあります。

 

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撮影カメラ    ソニーRX100


準惑星ケレス 謎の光

2015年03月07日 | 宇宙

ニコンが天体撮影専用の「D810A」を発売する(5月下旬予定)というのを聞いたのがきっかけで、天体に興味が湧き、今年どんな天体ショー、トピックスがあるのだろう、と調べたことがあります。

 

ざっとまとめると次の通り(3月以降)。

 ・NASAの探査機ドーンが準惑星ケレス(セレス)に到達(3月6日)
 ・皆既月食(4月4日)
 ・NASAの探査機ニューホライズンズが冥王星に到達(7月14日)
 ・ブルームーン(7月31日) *ひと月のうちに満月が2度あり、2度目の満月が「ブルームーン」。
 ・ペルセウス座流星群(8月12日~13日)
 ・スーパームーン(9月28日) *地球に一番近づき、大きく見える満月。
 ・JAXAが金星探査機「あかつき」を金星周回軌道へ再投入(12月7日)
 ・ふたご座流星群(12月14日~15日)

このうち、いずれもNASAの探査機が接近する、準惑星ケレス(セレス)と冥王星についての観測が、人類初の知識をもたらしてくれそう。特に面白いと思っています。

 

ケレスの謎の光!

ケレス(セレス)は、火星と木星の間の小天体がひしめく小惑星帯の中にあり、小惑星の中では最も大きな天体。直径約950キロと地球の13分の1で、準惑星という位置づけ。分厚い氷に覆われていると考えられています。昨年、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の赤外線天文衛星「ハーシェル」の観測で、2か所から水蒸気が噴出しているのが観測されました。

 

NASAから3月6日、探査機ドーンがケレスの周回軌道に入ったとの発表がありました。

それより前から、ドーンは準惑星ケレスの表面の画像を送ってきており、NASAはこれらの画像をつなぎ、動画で公開しています。

 

自転する準惑星ケレス(提供:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA )

 

ケレスの表面をおおうクレーターの一つに、明るい点が2つ見えます。これは何でしょう?

NASAの観測者の間でも「信じがたい」と、ミステリーになっています。

 

単なる太陽光の反射ではなく、影の部分に入っても明るく輝くというのは、この部分が「発光」していることを示しているのでは。

光を出すものって、ひょっとして火山? でも氷が覆っているとされる天体で火山なんかあり得るのでしょうか。

何となく人工光に見えます。それも、宇宙から見えるほどの、とてつもない大光量。

 

もしやUFO の秘密基地? 

素人としてはすぐそんな想像にかられますが… まさかね。

 

探査機ドーンは今後、少しずつ高度を下げながら、1年4か月間にわたってケレスを観測するとのこと。詳細な観測結果が待たれます。

 

7月のニューホライズンズ冥王星到着も見ものですよ。

人類が始めて見る、冥界の王「プルートー」の素顔とは!

楽しみですね。

 

どっちにしても、地上からはどんな望遠鏡をもってしても見えないのが残念です…

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関連記事

 ・『NASAの探査機「ドーン」、準惑星セレスの周回軌道に』(朝日新聞)

 ・『探査機「ドーン」、準惑星セレスに接近中 表面を撮影へ』(朝日新聞)

 ・『準惑星ケレスの表面に謎の光』(AstroArts)

 ・『準惑星ケレスで水蒸気を検出、小惑星帯で初』(AstroArts)

 


春のスケッチ

2015年03月07日 | 

ひと雨ごとに温かく…

ようやく春らしくなってきたので、堺市にある大仙公園・日本庭園で花を撮ってみました。

 

今ちょうど梅が見ごろです。

 

ここに植えられているのは「唐梅」という品種だとのこと。

 

紅梅は少し盛りを過ぎた感じ。

 

梅の盆栽も展示されています(休憩舎周辺)。

 

きれいですね。

 

椿展」が開催中でした(休憩舎などで、3月末まで)。水鉢に浮かべられた椿の花。

 

「月の輪」という品種。

 

江戸椿「和歌の浦」。

 

「一楽」。

 

「月の輪」。

 

和風の雰囲気が良い休憩舎。この日は結婚式の前撮りのカップル2組が来ていて、女性カメラマンが撮影していました。

 

日本庭園を出て、大仙公園内をぶらぶら。

数本ある河津桜が満開。

 

ソメイヨシノより早く咲き、紅色が濃い桜です。

 

縦と横位置、どちらがいいでしょうか。

この写真だけ見ると、もう春本番という感じ。

 

春の花は、うっかりしていると一気に咲いてきます。菜の花、ソメイヨシノ、藤、牡丹、バラ、カタクリなどの草花…

花を撮るのが好きな人は、これから忙しいシーズン。

 

個人的には、ともかく、桜を撮りに行く計画を立てないと。

今年は、京都より姫路城がいいかなァ~

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM

     EF50mm F1.8 II