つれづれ写真ノート

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EOS 6D のシャッター耐久回数

2017年05月01日 | カメラ

デジタル一眼レフのシャッターには「寿命」がある、というのはご存じだと思いますが、持っているカメラがその「寿命」に近づいているかどうか、調べたことがおありでしょうか?

 

「寿命」はシャッターを切った回数(ショット数、レリーズ回数)によります。

メーカーは「シャッター作動テスト○○万回をクリア」などの表現で、次のような一部の製品についてはシャッター耐久回数を公表しています。

・キヤノン「EOS-1D X Mark II 」  40 万回

・キヤノン「EOS 7D Mark II」  20万回

・キヤノン「EOS 5D Mark IV 」 「EOS 5Ds」 15 万回

・キヤノン「EOS 6D 」  10万回

・ニコン「D5 」  40 万回

・ニコン「D810 」「D500 」  20 万回

・ニコン「D610 」「D750 」  15万回

・リコー「PENTAX K-1 」  30万回

 

いずれも「テストでクリアした」というだけで、耐久回数を保証するものではなくあくまで目安。

しかし、これらの数字に近づいたり超えたりすると、シャッターが壊れる可能性自体は大きくなるわけで、ユーザーの気持ちとしては穏やかではありません。

 

私の場合、キヤノン「EOS 6D 」を買って約4 年。かなり使い倒してきたので、「そろそろ耐久回数に近いかも…」と思っていました。

キヤノン「EOS 6D 」。

 

シャッターを何回切ったかは、フリーソフトで調べる手もありますが、画像のファイル番号に注意していると大体分かります。

ファイル番号は「0001」から始まって「9999」になると、一巡して「0001」へ自動的に戻ります。これで1万回シャッターを切ったことに。

   

撮影中、「9999」(左)から「0001」(右)に戻った例(今年1月の「十日戎の宝恵かご」)。

 

ただ、何年か経つうちに「え~と、何回一巡したんだっけ…」と記憶があやしくなるもの。

自分では、「6 回は一巡したような気が。すると6 万回か…」という感触。

 

サービスセンターで確認

これをはっきりさせるため、先日キヤノンのサービスセンター梅田(5月29日より移転予定)にカメラ本体を持参。シャッターを切った回数を調べてもらいました。

その結果は、何と「9 万3000 回」!

自分の感触とは大違いで、もう”限界”の10 万回が目の前ではありませんか。

1日で2000~3000 枚は撮ることもある、よさこいやスポーツイベントに3 回ほど行くと、オ―バ―する勘定。

 

限界に達したシャッターが壊れると実際にどうなるのか? サービスセンターの人に聞くと「シャッターボタンを押しても動かなかったり、連動しているAF が合わなくなったりする」とのこと。

シャッターユニット交換と電子ダイヤル(長く経つと摩耗しやすい)交換にかかる費用は、合わせて約4 万円。

キヤノンフォトサークル会員なら割引で約3 万円。

という説明でした。

 

人に頼まれた撮影の予定もあり、このさいシャッターユニットを交換するか、

とも思いましたが、まてよ、もう少しすれば「6 D  Mark II 」が出るかもしれない、とも思い直し迷うこと、迷うこと…

 

「6 D  Mark II がリリースされるかどうかは、全く情報がありません」とサービスセンターの人。

え、出ない可能性も?

 

今のところシャッターユニット交換という選択に、気持ちは傾いていますが、

シャッター耐久回数は完全にランダムなものであり、公式に発表されているシャッター寿命と実際に壊れる回数には関係がない』(ジャパンカメラ)

という説もあります。

つまり、このあとズ~ッと壊れない可能性もあり、明日壊れるかもしれないということ。

 

やれやれ、困りました。どうしましょう。



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