倒壊実験試験体の詳細についての問合せ:現在までの経過

2009-11-01 11:17:01 | 「学」「科学」「研究」のありかた
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10月28日の「日経」記事その他で紹介された「3階建住宅の倒壊実験」を見て、どのような「試験体」であったのか知りたくなり、実験主催者の一である「(独)防災科学技術研究所」のHPで、9月28日付けの実験予告「プレス資料」を読みました。
しかし、そこには、実験の趣旨・内容等は書かれていましたが、試験体については、「平面図」だけで、「接合金物の仕様など」は示されていません。

そこで、「(独)防災科学技術研究所」(以下「防災科研」)へ、「試験体の設計図等」を教示いただきたい旨の問合せを致しました。

その後現在までの経過を以下に記します。

  10月29日 夜  「実験建物の詳細」について教示依頼のメールを
             「防災科研」の「問合せメール」に送信。

  10月30日 昼  「防災科研 広報普及課」から、
             問合せの件は「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」へお尋ね頂きたい
             との「返信メール」を受信。

  10月30日 午後 「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」宛、
             FAXにて、試験体の詳細の分る資料の教示を依頼

  10月30日 夕  「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」からではなく、
             「(財)日本住宅・木材技術センター 企画技術部」から、
             「3階建て木造住宅震動台実験の資料の送付」文書を FAXで受信

             「実験当日公開参加者に配付させていただきました資料です。
             現在これ以上の資料はございません。」との添え書きとともに「資料」添付
             「資料」は、「実験概要」は「防災科研」の「プレス資料」とほぼ同じ、
             「試験体」については「プレス資料」にあった「平面図」の他に、「立面図」が添付

   註 この「公開配付資料」では、
      主催は「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」
      および「防災科研 兵庫耐震工学研究センター」
      「問合せ先」は「(財)日本住宅・木材技術センター」

      「防災科研」の「プレス資料」では、
      実験主体は「防災科研」
      および「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」
      「連絡先」は「防災科研」と「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」

  10月30日 夕  「(財)日本住宅・木材技術センター 企画技術部」宛
             「資料」送付への御礼とともに、以下の「質問」を記した文書をFAXで送信

   「質問」の概要

   1)なぜ回答が「(財)日本住宅・木材技術センター」からなのか?
      「(財)日本住宅・木材技術センター」と「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」とは
     どのような関係なのか?

         これは、「防災科研」の「木を活かす・・・」へ尋ねよ、との指示と喰いちがっていること、
         一「一般社団法人」と「財団法人」とが、どのような関係にあるのか、不可解ゆえの質問

   2)「これ以上の資料はない」とすると、接合部を含め、今回の「試験体」は
     設計図なしでつくられたのか?

   3)設計図等はあるが、「部外秘」ということなのか?
     「公開実験」の「公開」の意味は何なのか?
     開示しない理由は何なのか?

   4)実験の費用に国費は使われていないのか?
        
現在のところは返答は頂いておりませんが、質疑の送信が金曜日であったため、と考えています。

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