しし鍋ツアー・前編

シイタケ一人旅。

そんな風情の南部鉄鍋 in 業火の炎なわけだが、
昨晩、以前『鮎30尾、囲炉裏で炭火焼き』でお世話になった料理旅館に珍名様ご一行が再結集した。
誰かが思いつきで発した「冬はシシ鍋喰いに行く！」という発言が具現化されたのである。

“適当で自己チューなO型＆B型”が多勢を占める珍名集団の中にあって、
独り“キッチリ＆律儀なAB型”である義姉が、各自のスケジュール調整から予約に至るまで全てを取り仕切った。
やはり持つべきものはシッカリ者の姉である。　“やはり”の意味がワカラナイわけだが。

店に着くと、仲居さんはもとより女将さん、コンパニオンさんまで動員してのお出迎え。
いやいや、いくら久しぶりの珍名様大集会とは言え、コンパニオンさんまでつけるのはどーよ姉、と思っていると、
車から降りたmy家族を見るなり次々奥に引っ込んだ。　双方の頭上には“？”マークが点滅中。

数分後、黒塗りのレクサス、メルセデス、BMW数台が玄関に横付けされ、
運転手さんの手によって後部座席のドアが開けられる様を目撃するにあたって事態は飲み込めた。

コンパニオンさんは『珍名の宴』の為に召喚されわけでは無さそうだ。　　続く。