1.
9/6の読売新聞の論説で伊藤氏は{「結果を出せば文句ないだろう」とばかりに説明を嫌い}と菅氏を批判するが、説明していないという指摘も事実でないし、僕は結果を出してくれれば全く文句ないです。立憲民主党のように饒舌な党首が国民に媚びて、国民の耳に聞こえのいい公約をいっぱい並べて政権を取っても何一つ実行できない政党よりはずっとマシだと思います(立憲民主党と比較したら菅氏に失礼でした)。また伊藤氏は「コロナ対応では国民の「納得」が大切だと訴える。党全体がこの課題に向き合わないと、誰が「ポスト菅」になっても自民党は敗れましたとなりかねない。とあるが、話しは簡単で、コロナ対応における国民の納得とはコロナパンデミックが収束することです。結果が出ればいいんです。今、緊急事態宣言による人流抑制とワクチン接種が進んでいることで感染者数は明らかにピークアウトしてきておりパンデミックの出口はもう少しの所に迫っています。今後も引き続きひたすらワクチン接種をして行くことがコロナ対応の唯一のことであります。緊急事態宣言は国民に免疫をつけるまでのつなぎの対策であって全国民の7〜8割位の接種が完了したら解除してもいいのかなと思います。
2.
甘利氏が「『菅総理がダメだ』とたたかれた一番の理由はワクチンの迷走*だと言われるのに、ワクチン担当大臣の(河野氏の)評価が上がるというのはよくわからない」との記事があったが全く同感です。要するに菅氏を批判している人達はイメージだけで判断しているんだよ。地味な菅氏に対して、SNSで派手に宣伝活動をしている河野氏の方が良さそうにみえるという程度のことです。
*迷走(ワクチン供給量の当初の見積もりのミス、場当たり的接種体制、これによる一時的なワクチン不足状態など)は確かにあったし、これについては僕も批判したけど結局はリカバリーしているし、10〜11月までに全国民への接種分のワクチンが確保してあるということなので、決してコロナ対応が失敗したと非難されるものではないです。
3.
立憲民主党は日本をどのような国にしたいのかと言うポリシーが全くない。彼らは政権を取るのが目的であって公約もこの国をどういう風にしたいのかというものではなくて選挙に勝つためのものである。選挙に勝つために野党共闘などと言って主義の異なる政党と組むとか無節操この上ない。国会でも政治議論が皆無で、ただ与党に反対するだけ、あるいはスキャンダルで揚げ足をとるだけである。その点国民民主党はそんな立憲民主党の野党共闘体制に「非現実的な野党統一的な訴え(選挙に勝つためだけの実現不可能な公約ということだろう)ではなく、現実的な政策で政治を変えたい」と正論を述べている。
ところで安倍元総理が集団的自衛権法案を通したとき、内閣支持率が大きく下がって、メディアが支持率が下がっていますがどう思いますかと聞いた時に「私は支持率のために政治をしているのではありません」と答えたがこの言葉に政治家の本質が凝縮されていると感じた。昨今の中国の軍事挑発行動を予見して日米同盟強化を図っていた安倍氏は真の政治家と思います。