日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

ふたつの仕事の愛人決定。

2006年07月07日 | 五行歌な日々
そうそう。そういえば、特優賃の必要書類の中に、「退職証明書」というのが、あったなぁ、とふと思い出した。

平成17年1月の時点で働いていた場所での「退職証明書」
といえば、
大阪の郵便局だ。

ネットなどで簡単に調べられるけど、
お仕事先の人の声が聞きたくて、
私の働いていた部署に電話を入れる。

私の知らない、新しい女性の方が電話に出た。
なにか時の流れが、しみじみ。

職員さんに代わってもらい、
総務課の電話番号を聞こうとしたのだが、
結局話し込んだ。

すると、
「大阪に戻るんなら、ここに戻っておいで!!」
といきなり切実さの滲んだ声で言われた。

いや、でも、私には、
『白夜ちんとこのお仕事』が……。

「とにかく、お給料出せる枠はあるから、
上の人に言うといたるから!なっ!なっ!」
とおいでおいでのゴリ押しで。

とにかく、あたふたとしながら、電話を切った。

     ★

教えてもらった電話番号で、
「退職証明書」を総務課に頼んで、
出かけたところから戻ってくると、
持って行き忘れたケータイにメールが入っていた。

一緒に働いていた女の子からだった。

仕事はもう終わっているようなので、
自宅に電話すると、

「結局ね、長々とお話しているうちに、
どういうことを話していたのか、忘れたらしくてね」

職員さんは、私が大阪に戻ってくるから、
雇ってほしい、とお願いしただけで、
もう、大阪に戻っているのか、
今も明石にいるのか、
わからないような説明だったらしくて、
上の人や、女の子は
困惑したらしい(笑)

というわけで、その女の子の話の内容に基づいて、
郵便局側と
私の言い分を、
恋愛に翻訳して、説明していきたいと思います(わかるのか?)

     ★

〒「お前とは、毎日会いたいと思っている。
  だがそうしているうちに、
  お前は結婚したくなるだろう。それは出来ない相談なんだ。
  お願いだ。
  週二回だけ、決まった曜日、決まった時間にだけ会いたいんだ。
  たった二回だけだったら、
  急に別れがきても、お前は深い痛手を負わないだろう。
  お互いオトナなんだ。
  そういう割り切った関係でつきあっていかないか」

私「一年ぶりに声を聞いたのに、
  なんて都合のいいことをあなたは言うのかしら。
  一体、小泉さんっていう存在は、
  あなたにどんなプレッシャーを与えているのかしら。

  確かに、一年前なら、
  私はウブだったから、
  あなたに捨てられないように、必死だったわ。
  毎日会えたら、どんなに楽しいだろうとさえ、
  思っていた頃もあったわ。

  だけどね、人は変わるのよ。

  この砂浜の海と、豊かな田んぼと、様々な生き物が、
  私をスローペースに変えたわ。  
  あなたが思っているような、バリバリの女ではもうないのよ。

  今私ね、大分の人に、誘われているの。
  きっとあなたよりも、情のある人だと思うわ。
  その人とね、やってみようかとおもうのよ。
  あなたの為にその人に迷惑をかけるのは嫌なの。
  だから……」

〒「だから、俺と会うのは、週二回だけで、
  いいって言ってるじゃないか」

私「え!?」

〒「それ以外の日は、他の誰かの為に、
  お前が何をしていたっていい。
  いや、むしろ、その方がいい。
  俺と別れた時に、どこかに受け止める場所があるほうが、
  俺はいいんだ」

私「なら、私ではなく、他の誰かに」

〒「お前以外に、かわりはいないんだ!
  4月で、Aは転勤になった。
  この前の6月末で、Bは前倒しして、定年退職をした。
  少しでも俺のことを知っている、
  お前でないと、俺は、立ち行かないんだ!」

私「でも、私は、大阪は大阪でも、東大阪に……。
  あなたの近くに、住むわけじゃないのよ」

〒「交通費至急の範囲以内じゃないか!
  自給だって、以前のままで出来るように
  取り計らうことも考えている。
  あの課長だって、辞令が出たから、もうじき異動になる。
  な、お前、戻ってこいよ」

私「だとしても、すぐには無理よ!
  家が本決まりになるとしても、住み始めるのが可能になるのは、
  八月中旬から下旬にかけてなの。
  家の整理などを思えば、早くても、9月からでないと、
  あなたに会いにいけないわ!」

〒「いくらでも待ってやる!お前が帰ってくるとわかっているなら、
  いくらでも。
  9月のほうが、俺もいいんだ。申請したり、いろいろあるから、
  余裕を持って、迎え入れることが出来る。
  わかっているんだろ?これは、運命なんだ。
  俺達は、離れられない運命なんだ」

私「やめて!それ以上、もう言わないで!!
  週二日なんて、都合のいいこと言っておいて、
  運命だなんて、運命だなんて……!!」

いえ、決して、昼ドラの見過ぎってわけでは……。

     ★

夜、白夜ちんのところへ、電話する。

お店が立ち上がる前だし、
お友達だし、
金銭的には、
私は、どんぶり勘定でいいという心構えだ。

だが、
仕事が沢山あって、
週二日でも、よそ見をしていたら、
やばくなるのは、やはりいやだと思っていた。

彼女は、いいと思うよ、と言った。
それに合わせて、仕事をふると。

私は内心、ほっとした。
週二回なら、
行きたいともうすでに思っていたから
(運命かどうかは知らないが・笑)。

白夜ちんに感謝。

「ありがとう。だけど、私はこれからも、
白夜ちんの店や、旦那さんの工務店の、
『影の軍団』だから。千葉真一だから。
いいように使ってくれたら、いいから」

と、そっちに支障はきたさないことを約束した。

白夜ちんところも、郵便局も、
愛人として、働こう(笑)

あぁ、なんだか、めっちゃ自由。

     ★

また、
東大阪に住みながら、
東大阪以外に行ける場所があるのは、
とても私を嬉しくさせた。

嬉しくなるほど、
東大阪に住むことが、物凄く腑に落ちてきた。

急速に、納得した。

これ以上いい場所はない、と思うくらいに、
東大阪がいいように思えてきた。

歌会の部屋も、
旧姓を使って、実家の住所を書くとか、
微妙な嘘もつかずに、
予約できるし(チクチクしていたのだ・笑)
自分で行けるし。

展示が終わって、丁度一週間が過ぎようとしている。

大阪移住へのお膳立てが、あっという間になされていった。

大体、
「退職証明書」を依頼して、
そこでの仕事をゲットする奴なんか、
そんなにいないと思うんだよね(笑)

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