2009年に、任天堂がマジコンの輸入・販売業者に対して起こした訴訟。先日1月12日に販売業者の控訴が最高裁に棄却された事で、任天堂の勝訴が確定しました。
ニンテンドーDS用「マジコン」の販売をめぐり、任天堂らソフトメーカー49社が販売業者を提訴していた件で、最高裁判所が上告人(被告・控訴人)であるマジコン販売業者の上告を棄却する決定が下されました。これにより、ソフトメーカー側の勝訴が確定したことになります。
販売業者の損害賠償の支払い額は、総額9562万5000円となります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160119-00000059-it_nlab-sci
マジコンとはマジックコンピューターの略で、ニンテンドーDSなどのゲーム機で、不正にダウンロードされたソフトを起動するための装置です。当然ながら、これは著作権などに抵触する行為であり、正規に認められた機器ではありません。しかし、日本にはマジコンの「使用」を禁じる法律は無い事から、一般層にまで広く普及してしまい、被害額は2007年末までに3000億円を超えていたという試算もあります。
こうした状況を受け、任天堂及びソフトメーカーがマジコンの輸入・販売業者を相手に訴えを起こし、今回ようやく勝訴に漕ぎ着けたのです。正直、この結果に至るまで時間がかかりすぎた感は否めませんが、司法が明確にマジコンを不正と判断した事の意味は大きいでしょう。
家庭用ゲーム市場は年々右肩下がりを続けていますが、マジコン問題の解決による市場の健全化が、そうした悪い流れを変える第一歩となる事を期待したいです。
ニンテンドーDS用「マジコン」の販売をめぐり、任天堂らソフトメーカー49社が販売業者を提訴していた件で、最高裁判所が上告人(被告・控訴人)であるマジコン販売業者の上告を棄却する決定が下されました。これにより、ソフトメーカー側の勝訴が確定したことになります。
販売業者の損害賠償の支払い額は、総額9562万5000円となります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160119-00000059-it_nlab-sci
マジコンとはマジックコンピューターの略で、ニンテンドーDSなどのゲーム機で、不正にダウンロードされたソフトを起動するための装置です。当然ながら、これは著作権などに抵触する行為であり、正規に認められた機器ではありません。しかし、日本にはマジコンの「使用」を禁じる法律は無い事から、一般層にまで広く普及してしまい、被害額は2007年末までに3000億円を超えていたという試算もあります。
こうした状況を受け、任天堂及びソフトメーカーがマジコンの輸入・販売業者を相手に訴えを起こし、今回ようやく勝訴に漕ぎ着けたのです。正直、この結果に至るまで時間がかかりすぎた感は否めませんが、司法が明確にマジコンを不正と判断した事の意味は大きいでしょう。
家庭用ゲーム市場は年々右肩下がりを続けていますが、マジコン問題の解決による市場の健全化が、そうした悪い流れを変える第一歩となる事を期待したいです。