金融王に俺はなる!

経済関連のニュースについて色々語ります

eスポーツ 日本での普及は進むか

2020-01-10 15:45:30 | 娯楽
近年、eスポーツ市場が世界的に拡大しています。eスポーツとは、ゲームをスポーツ競技の一環と捉えた名称で、高額な賞金が掛けられた大会でプレイヤーが競い合うというものです。海外では、優勝賞金1億円以上もの大規模な大会も数多く開催される程に盛り上がっていますが、日本ではまだそこまでメジャーになっていないのが実情です。

高額の賞金を懸けた大会などが開かれる米国は既にeスポーツ大国と言える存在で、欧州や中国・韓国でも人気は高い。市場調査会社によると、世界の市場規模は18年に930億円に上った。国別では、米国の317億円、中国の171億円、韓国の61億円に対し、日本は7億円にとどまる。
世界市場は20年に1400億円超に達する見通し。先行する欧米や中韓に追い付くには、観戦するファンを増やし、賞金などを拠出するスポンサー企業の参入を促す取り組みが必要だ。
https://news.goo.ne.jp/article/newswitch/business/newswitch-20662.html


日本のゲーム市場規模は、中国・アメリカに次ぐ世界第三位です。しかし、eスポーツの分野では世界的に大きく遅れを取っています。日本でeスポーツが流行らない大きな理由が、高額賞金の大会を開催出来ない事です。日本では景品表示法など法律の問題で、ゲームの賞金は10万円が上限と定められています。この金額では、プレイヤーや視聴者も大会への関心が薄くなるのは当然でしょう。

とはいえ、2018年にeスポーツの普及を推進する組織「JeSU(日本eスポーツ連合)」が設立された事で、日本でもようやくeスポーツ市場のインフラが整い始めました。また最近では、eスポーツの専門学校が開校されたり、eスポーツを題材にしたテレビ番組が放送されているなど、世間の認知度も高まってきています。今後eスポーツが普及していけば、日本のゲーム市場も盛り上がっていくのではないでしょうか。

任天堂Switch 12月10日より中国で販売開始

2019-12-06 14:30:28 | 娯楽
日本、アメリカ、ヨーロッパなどで販売中の、任天堂のゲーム機Switch。そのSwitchが、12月10日よりついに中国でも発売される事になりました。価格は2099人民元(約3万2000円)。

任天堂の家庭用ゲーム機スイッチが中国で10日に発売される。任天堂と提携先の中国テンセント・ホールディングス(騰訊)が4日発表した。
任天堂はテンセントと提携して当局への申請などを進めてきた。世界最大のゲーム市場である中国ではスマートフォンやパソコン向けが中心で、専用機はほとんど販売されていない。任天堂は据え置き型と携帯型の機能を兼ね備えるスイッチで市場を開拓する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191204-32923176-bloom_st-bus_all


近年はスマホゲームの台頭で、家庭用ゲーム市場は世界的に縮小しています。この悪い流れを改善するには、新たな市場への進出が不可欠です。ゆえに、13億人もの人口を誇る中国への展開は、任天堂にとって大きな意味があります。

とはいえ、中国の家庭用ゲーム市場規模は極めて小さいです。著作権意識に乏しく、海賊版が横行している中国では、正規のパッケージソフトを購入するユーザーは少ないからです。また中国は、青少年の精神に悪影響を与えるとして、2000年よりビデオゲーム機の製造と販売を禁止する措置をとっていた事も関係しています(2014年にこの規制は緩和されました)。そのため中国は、月額利用料金を徴収できるパソコンやスマートフォンのゲーム市場は盛況であるものの、家庭用ゲームは全体の1%未満の市場規模しかなかったのです。

現在Switchは世界中で好調な売れ行きとなっていますが、今後更に販売数を伸ばすには、中国市場での成否が重要となります。はたして、任天堂は中国の家庭用ゲーム市場を開拓できるでしょうか。

消費税増でゲームセンターの倒産危機

2019-10-11 16:21:49 | 娯楽
近年、町中からゲームセンターが消えつつあります。今から30年前の1989年当時、日本のゲームセンターは2万店以上ありました。しかし現在では約4000店舗と、この30年で5分の1にまで減少しているのです。

こうした衰退の大きな理由は、家庭用ゲーム機の大幅な性能向上です。近年のゲーム機は、実写と見紛う程に高性能なグラフィック表現が可能になっており、ゲームセンターとの差はほぼ無くなりました。またインターネット通信機能が搭載された事によって、家にいながら世界中のユーザーと対戦や協力プレイができるようになっています。このように、ゲームセンターに足を運ぶ理由が希薄になった事が、店舗数の減少に繋がったのです。その家庭用ゲーム市場も、スマホゲームの登場で大きく衰退しているというのは、皮肉な話です。

参考:ゲームセンターの店舗数と売上(市場規模)推移

また、アーケードゲーム業界では家庭用との差別化を図るため、筐体の専用化・大型化が増えており、結果的にゲームセンター側の導入コストが上がっているという事情もあります。

このように、ゲームセンターのビデオゲームは危機的状況に陥っています。クレーンゲームなどプライズ分野は比較的好調ですが、ビデオゲームの減少を埋める程の売上にはなっていないのが実情です。

そして今年10月1日より、消費税が10%に値上げされた事で、ゲームセンターは更に厳しい状況に追い込まれると言われています。

こうした厳しい経営事情に追い打ちをかけると考えられるのが消費増税だ。
ゲームセンターは利便性を高めるために、アーケードゲームを中心にプレイ料金を100円などに設定する「ワンコイン」業界。しかし、その分10円単位の小幅な値上げは難しい。そのため消費増税分をプレイ料金に価格転嫁できずに店側で負担するケースは多かったとみられており、経営悪化に拍車をかけた可能性もある。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191007-00010000-teikokudb-ind&p=2


最近のゲームセンターでは、Suicaやnanacoなど電子マネーでの支払いシステムを導入する店舗が増えており、100円という価格に縛られずに、1円単位での値段設定が可能になっています。とはいえ、こうした決済システムの導入にも多大なコストが掛かるため、小規模なゲームセンターが利用するのは困難という問題があります。結局のところ、世の中からゲームセンターが減少していく流れを止める事はできないでしょう。

絵本「アンパンマン」 電子書籍に

2019-10-04 14:01:42 | 娯楽
昨年アニメ化30周年を迎えた「それいけ!アンパンマン」。その原作の絵本「あんぱんまん」シリーズが、初めて電子書籍化されました。アンパンマンの書籍の累計発行部数は8000万部を超えており、今回の電子書籍化で、更に多くの子供に親しまれる事になると思われます。

電子書籍化されるのは、テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』初期の人気エピソードを絵本化した3シリーズ30作品。アニメ第1話のエピソードを含む「アンパンマン・クラシック」シリーズ6作品 、「アンパンマン・リターンズ」シリーズ12作品、「アンパンマン・アニメミニ」シリーズ12作品となる。
電子書籍化される経緯としては、すでに紙の書籍では入手困難となっている作品もあり、電子書籍化をきっかけに、再び多くの方に楽しんでもらう狙いがある。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00000325-oric-ent


アンパンマンの関連グッズの売上は年間1500億円以上で、しかもこの売上はおよそ30年も続いているという事です。アンパンマンのメインターゲットは3歳以下の幼児であり、4歳以上になると急激に人気が低下するというデータがあります。逆に言うと、3歳以下の人気が極めて高いという事です。対象の年齢層が狭いにも関わらず、長年高いグッズ売上を維持できているという点から、アンパンマンのキャラクターブランド力が如何に強いかが分かります。
参考:世界の有名キャラクターの市場規模(売上)一覧

絵本の電子書籍化というのは、少々違和感を覚える人もいるでしょうが、実はまだ紙媒体に慣れ親しんでいない子供の方が、電子書籍への抵抗が少ない傾向があります。ゆえに、アンパンマンのような児童向け作品の電子書籍化は、大きなビジネスチャンスだと考えられます。日本の電子書籍はまだメジャーな存在ではありませんが、今後は若い世代が増えてくる事で、普及も進んでいくのではないでしょうか。

スマホのポケモン新作 テーマは眠る

2019-05-31 14:06:53 | 娯楽
株式会社ポケモンが、5月29日に事業戦略発表会を開催しました。その中で、DeNAと協業したスマホゲーム「ポケモンマスターズ」と、睡眠を活用した新たなタイトル「Pokemon Sleep」の2作が発表されました。

「Pokemon Sleep」について石原恒和社長は「ポケモンGOによって、歩くことに(時間を)費やすようになりました。歩くという人間の基本動作がエンターテインメントになると世界に発信してきた。その次に注目したのが睡眠のエンターテインメント化で、次のポケモンのチャレンジです。」「朝起きるのが楽しみになるゲーム」と説明。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000341-oric-ent


ポケモンマスターズは、歴代のシリーズに登場したトレーナーとポケモンたちが集結し、一緒に冒険できるという内容で、2019年内に配信が予定されています。

一方、PokemonSleepは睡眠をコンセプトにした作品で、2020年配信予定です。新デバイスのPokemon GO Plus+を利用する事で、睡眠時間などを計測し、そのデータをゲームに活用するという事です。「歩く」事をテーマにしたPokemonGOに対して、今度は「眠る」事をゲームに取り入れるとは、中々興味深い試みだと感じます。

2016年7月に配信が開始されたPokemonGOは、世界中で社会現象的な大ヒットを巻き起こしました。売上は2016年だけで9億5000万ドル(約1000億円)に上り、スマホゲーム市場を大きく牽引しました。またその人気ぶりから「最初の1カ月で最もダウンロードされたスマホゲーム」「売上高1億ドルに最も早く到達したスマホゲーム」など5つのギネス記録も獲得しています。

今回発表された2作によって、ポケモンがスマホ市場で再び盛り上がる可能性は高そうです。

Nintendo Switch アメリカでの販売は最速ペース

2018-12-20 15:07:27 | 娯楽
世界中で販売が好調な、任天堂のゲーム機Switch。アメリカ任天堂は、Switchは同世代のゲーム機として最速のペースで普及していると発表しました。

Nintendo of America(NOA)は12月18日(現地時間)、2017年3月に世界で発売した「Nintendo Switch」の米国での販売台数が870万台を超え、米調査会社NPD Groupによると販売速度が「同世代のゲーム端末の中で最速」になったと発表した。
また、12月7日発売の「Super Smash Bros. Ultimate(日本では「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」)」が発売後11日間で300万本売れた。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1812/19/news084.html


任天堂のゲーム機としては、2006年に発売されたWiiも好調な売上でした。しかしSwitchは、先月末のアメリカの感謝祭で、Wii以上の売上となる2億5000万ドルを記録しています。これは任天堂製品の感謝祭の売上としては、歴代最高という事です。

そしてSwitchは日本でも人気で、この年末商戦の販売台数は毎週30万台近くになっています。海外と違い、日本ではライバル社ソニーのPS4があまり売れていないので、国内市場ではSwitchの一強状態が続いています。任天堂は前世代機WiiUが低迷したまま終わっただけに、Switchで神がかり的な巻き返しを成功させた事には驚かされます。

近年はスマホゲームの台頭などの影響で、家庭用ゲーム市場は縮小が続いていました。ですがSwitchのヒットによって、家庭用ゲーム市場も復調しつつあります。Switchは来年以降も、New マリオUデラックスやどうぶつの森など、高い売上が期待できそうなタイトルが多くあります。家庭用ゲーム市場の行く末は、任天堂の成否にかかっているでしょう。

2019年コミケ 入場有料化へ

2018-11-08 10:42:35 | 娯楽
世界最大級の同人誌即売会であるコミックマーケット、通称コミケ。毎年夏と冬に、有明の東京ビッグサイトで開催されているコミケは、開催日程の合計6日間(夏と冬それぞれ3日)で100万人以上の人が訪れる大規模イベントです。しかしビッグサイトは、東京オリンピックの準備のために2019年から改修工事が行われる予定で、使用できる会場が一部制限される事になっています。こうした対策として、2019年のコミケは夏と冬で4日間ずつの開催となり、会場は有明と青海の2会場にまたがる特別措置がとられるという事です。

一方で、開催日程が1日延びた事や会場が2つになった影響で、2019年のコミケは例年よりも経費が増加するという問題があります。そのため運営のコミックマーケット準備会は、一般参加者の有料化を検討している事を発表しました。従来のコミケは、準備会のポリシーで入場無料で開催されていました。

コミックマーケット準備会が、2019年の夏と冬に開催する「コミックマーケット96・97」で一般参加の有料化を検討していることが明らかになった。
18年12月に開催する「コミックマーケット95」のサークル参加者向け資料によると、コミケ96・97ではリストバンドで参加者を識別。サークル参加者には通行証としてリストバンドを渡し、カタログを購入しない一般参加者にはリストバンドの有料販売を検討する。運用方法など詳細は今後発表する予定。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00000046-zdn_n-sci


これまでコミケは、カタログ(概ね2000円)の購入が事実上の入場料になっていました。買わなくても入場は可能ですが、一度に十万人以上もの人が詰め掛けるコミケでは、参加サークルや配置図などが記載されたカタログが無ければまともに見て回る事はできないので、購入は半ば必須でした。カタログを購入している人は入場料が不要なので、有料化されても一般参加者の実質的な負担はあまり変わらないと推測されます。そもそもコミケの参加者は、好きな物のためならお金に糸目はつけないマニア層が大半なので、有料化されたところで来場者数はほとんど減らないでしょう(→コミケ来場者数の推移と著作権問題の解決方法)。

コミケ準備会が長年入場無料を貫いてきた事は素晴らしいですが、これだけイベント規模が巨大化すると、運営費用を賄うのも限界が来ているように思います。今のところ有料化は2019年だけのようですが、2020年以降についても入場料を徴収して、運営の円滑化や安全性の確保などに努めていく必要があるのではないでしょうか。

東京ディズニーランド35周年 入園者増へ敷地3割拡大

2018-04-19 09:07:18 | 娯楽
4月15日、東京ディズニーランドが、1983年の開園から35周年を迎えました。開業初年度の来場者数は1000万人弱でしたが、以後は年々増加を続け、また2001年のディズニーシーの開業もあって、近年は3000万人以上を記録する程に人気が高まっています。しかし、来場者があまりに増えたために、園内の混雑状況が激しくなり、長い行列に数時間並ばなければアトラクションを体験できないという問題も起こっています。こうした混雑の解消を目的に、東京ディズニーランドおよびシーは、数千億円程度かけて敷地面積をおよそ3割拡大する方向で検討しているという事です。

TDLとTDSを合わせた入園者は17年7月に累計7億人を突破した。「季節ごとのイベントを強化し、いつ来ても楽しめるようにした」(運営会社のオリエンタルランド)ことで、高い集客力を維持している。
混雑を緩和しつつ、訪日外国人客らを取り込むため、TDLとTDS合計で現在約100ヘクタールの敷地を20年代に拡張することを検討している。投資額は数千億円に上る見通しだ。加賀見俊夫オリエンタルランド会長は15日の式典で「パークの拡張を検討している。オンリーワンのリゾートを目指す」と語った。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180415-00000037-jij-soci


ディズニーブランドは世界的に人気が高いですが、実はディズニーリゾートは世界にわずか6箇所(アメリカ×2・日本・フランス・香港・中国)しかありません。そのため、ディズニーランドを目的に来日する外国人も多くなっており、混雑具合に拍車をかけています。

開園当初、ワンデーパスポートの価格は3900円でしたが、現在は7400円と倍近くまで値上げされています。これだけ価格が上がっても、入園者が増え続けているという事からも、ディズニーブランドの人気の高さが窺えます。

とはいえ、近年は大阪のUSJがディズニーランドに匹敵する人気を獲得しており、以前のようなディズニー1強体制ではなくなってきています。ディズニーランドには、基本的にディズニー関連作品以外のアトラクションはありません。一方USJは、自社のユニバーサルブランド以外にも、ハリーポッター、バイオハザード、進撃の巨人など、他社の漫画やゲームなど様々な人気作品を取り入れており、それが来場者の増加に繋がっているのです。

このように、園内の混雑解消や、ライバルテーマパークの台頭など、ディズニーランドが抱える問題は多いです。今後ディズニーランドが更なる躍進を果たせるのか、注目です。

漫画単行本 紙媒体の販売落ち込み 電子書籍が上回る

2018-02-27 22:35:16 | 娯楽
近年、大ヒット漫画の減少や少子化の影響などで、漫画単行本の販売数は落ち込んでいます。一方で、スマホやタブレット端末の普及に伴って、電子書籍での売上は伸びています。その結果、昨年は初めて電子書籍が紙媒体を上回ったとの事です。

出版科学研究所(東京都新宿区)は26日、昨年の漫画市場規模を発表し、単行本の電子書籍の売り上げが前年比17・2%増の1711億円となり、初めて紙(1666億円)を上回ったことを明らかにした。紙は前年比14・4%減で、過去最大の落ち込み。
紙の売り上げは苦境が続いており、単行本と雑誌を合わせた推定販売金額は前年比12・8%減の2583億円で、16年連続のマイナス。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180226-00000527-san-bus_all


1990年代の日本漫画市場は大いに賑わっていました。中でも、ドラゴンボールやスラムダンクなどの人気作が多数連載されていた週刊少年ジャンプの勢いは突出しており、1995年に記録した発行部数653万部はギネス登録もされています。しかし、ドラゴンボールの連載終了を皮切りにジャンプの人気は没落、ジャンプのみならず漫画市場全体の衰退を招いたのです。

関連情報:4大マンガ雑誌(少年ジャンプなど)の発行部数推移

日本の漫画は世界的に人気が高く、クールジャパンの一環として海外進出も積極的に行われていますが、本国である日本の状況は厳しいようです。今後日本の漫画業界が生き残っていくには、より一層、海外市場を重視した展開を行っていく必要があるでしょう。

成田空港にガチャ 小銭をお土産に

2016-12-21 16:07:06 | 娯楽
今年7月より、成田空港にタカラトミーのガチャが大量に設置されています。売れ行きは、全国に設置している通常のガチャ1台当たりの平均売上金額の3倍強にも上っているとの事です。

第2旅客ターミナル本館の地下1階に設置された171台のガチャ。
タカラトミーアーツによると、設置したのは今年の7月29日。当初は9月末までの期間限定だったそうですが、好評だったため現在も継続しているそうです。両替できなかった硬貨を持ち帰るぐらいなら、お土産としてガチャを回すのに使ってもらおうというユニークな取り組みです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161220-00000004-withnews-sci


これは非常に優秀な販売戦略だと感じます。ガチャは金額が300円程度と手頃で、小銭の処分も出来ますし、日本語がわからない外国人でも簡単に利用出来ますし、一般の土産物店では販売されていないようなユニークな商品も多いですし、何が出てくるのかわからないワクワク感もあって、帰国前の最後の楽しみとして相応しいと思います。

ちなみに、ラスベガスのあるマッカラン国際空港には大量のスロットマシンが設置されていますが、これも上記のガチャと同様の、帰国前の待ち時間を利用した上手い商売です。こうした事例は、ほんの少しのアイデアさえあれば、儲けるチャンスはいくらでもあるという証左ではないでしょうか。

上海ディズニーランド チケット即日完売

2016-03-29 14:16:18 | 娯楽
今年6月16日、いよいよ上海ディズニーランドがオープンします。先日そのチケットが販売開始されましたが、瞬く間に売り切れたとの事です。

中国・上海で、6月にオープンするディズニーランドのチケット販売が始まった。
地元メディアによると、開業日の6月16日のチケットは開始後すぐに売り切れたという。
価格は、大人料金で平日は370元(約6400円)、休日や繁忙期は499元(約8600円)だが、インターネット上ではすでに7倍以上の価格で転売されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160328-00000036-nnn-int


世界有数のテーマパークであるディズニーランドですが、実は現時点で世界に5カ所(カルフォルニア・フロリダ・東京・パリ・香港)しか存在しません。ディズニーファンは世界中に大勢いるのに、わずか5つの地域でしかディズニーワールドを楽しめないというのは意外に思えるかもしれません。それだけに、新たに上海にオープンする事には大きな意味があるでしょう。選択肢が増える事で、東京ディズニーランドの外国人客も減って、少しは待ち時間も短くなるでしょうか。

ところで、著作権意識の乏しい中国で、正規のディズニーランドを運営していく事は可能なのでしょうか。その内、わけのわからないパチモノキャラクターが園内をうろついたりしそうな不安がありますし、他にも安全面や環境面など、中国では様々な問題が考えられそうです。

上海にオープンする事で、ディズニーブランドが更に高まるのか、それともケチがつく事になるのか、注目です。

スター・ウォーズ 人気のうちに上映終了

2016-03-03 01:02:01 | 娯楽
昨年末に10年ぶりのシリーズ新作が公開され、映画市場を大きく盛り上げた、スター・ウォーズ/フォースの覚醒。3ヶ月以上経った現在でも、未だに高い集客力を誇っているスター・ウォーズですが、何と今月25日で一斉に上映を終了する事が発表されました。

昨年12月18日より全国の劇場で上映され、累計興行収入112億円を突破する大ヒットを記録している『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が、今月25日をもって全劇場・全スクリーンでの上映を終了することが決まった。
上映終了というタイムリミットを設けられたことで、大スクリーンでの興奮をもう一度味わいたいファンや、未体験の上映方式で鑑賞するリピーターの行動が加速することが予想される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160302-00000300-oric-ent


映画市場では、好調な作品は上映期間が延長される事が通例であり、こんなにあっさりと終了を決めるのは異例と言えるでしょう。このように、あえて期間を短く設定する事で、客に早く見なければという気持ちにさせるのは、中々興味深い宣伝方法だと思います。

今回のスター・ウォーズは、初登場の土日のランキングで妖怪ウォッチに敗北するという珍事がありましたが、長期的に見れば、やはりスター・ウォーズが上回っていたようです。来年12月15日には、続編のエピソード8の公開も決定しましたし、スター・ウォーズの盛り上がりは今後も続きそうです。

ポケモン20周年とこれから

2016-03-01 03:54:13 | 娯楽
2月27日、ポケットモンスターが生誕20周年を迎えました。1996年にゲームボーイで発売されたポケモンは、当初はあまり注目されていなかったものの、その面白さが子供達の間に口コミで広まっていき、数年かけて800万本以上もの売上げを記録しました。以後も続編や関連タイトルがいくつも発売され、20年経った今でも高い人気を誇っています。しかし、そんなポケモンも将来の不安要素が無いわけではありません。

盤石に見えるが、懸念材料もある。一つはポケモンの「ルーツ」であるゲーム専用機の市場の縮小が止まらないことだ。ゲーム雑誌「ファミ通」の推計では専用機の国内ソフト市場は2014年が2617億円。一方でスマートフォン(スマホ)向けゲームアプリは7154億円で約2.7倍だ。
国内におけるもう一つの懸念は、少子化でターゲットとなる子供たちが減少することだろう。この点について宇都宮さんは「確かに少子化は進むが、発売から20年がたち、ポケモンをやったことがある大人はこれから世界中で増える一方になる」と前向きだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160227-00000001-maiall-soci


近年では、かつてポケモンで育った世代が大人になり、その子供がまたポケモンファンになるというサイクルが構成されつつあります。最近は妖怪ウォッチの爆発的なヒットによって、子供達のポケモン人気はやや下火になっている印象もありますが、こうした世代交代の流れを上手く作る事が出来れば、ポケモンシリーズは今後もゲーム市場を盛り上げる存在となるでしょう。

マジコン訴訟 任天堂が勝訴

2016-01-21 03:17:39 | 娯楽
2009年に、任天堂がマジコンの輸入・販売業者に対して起こした訴訟。先日1月12日に販売業者の控訴が最高裁に棄却された事で、任天堂の勝訴が確定しました。

ニンテンドーDS用「マジコン」の販売をめぐり、任天堂らソフトメーカー49社が販売業者を提訴していた件で、最高裁判所が上告人(被告・控訴人)であるマジコン販売業者の上告を棄却する決定が下されました。これにより、ソフトメーカー側の勝訴が確定したことになります。
販売業者の損害賠償の支払い額は、総額9562万5000円となります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160119-00000059-it_nlab-sci


マジコンとはマジックコンピューターの略で、ニンテンドーDSなどのゲーム機で、不正にダウンロードされたソフトを起動するための装置です。当然ながら、これは著作権などに抵触する行為であり、正規に認められた機器ではありません。しかし、日本にはマジコンの「使用」を禁じる法律は無い事から、一般層にまで広く普及してしまい、被害額は2007年末までに3000億円を超えていたという試算もあります。

こうした状況を受け、任天堂及びソフトメーカーがマジコンの輸入・販売業者を相手に訴えを起こし、今回ようやく勝訴に漕ぎ着けたのです。正直、この結果に至るまで時間がかかりすぎた感は否めませんが、司法が明確にマジコンを不正と判断した事の意味は大きいでしょう。

家庭用ゲーム市場は年々右肩下がりを続けていますが、マジコン問題の解決による市場の健全化が、そうした悪い流れを変える第一歩となる事を期待したいです。

映画 妖怪ウォッチ スターウォーズ超えの快挙

2015-12-23 00:38:57 | 娯楽
今月19日より公開となった「映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」。週末の観客動員数は97万4557人で、「スターウォーズ フォースの覚醒」の80万582人を超える快挙を達成しています(スターウォーズは初日の観客動員数が含まれていません)。

興行通信社による週末観客動員数ランキングが21日、発表され、土日2日間で97万4557人を動員した映画「妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」が1位となった。
金曜18日に公開された「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」は3日間で動員104万人、興収16・19億円を突破しているが、土日2日間の動員数では妖怪に軍配が上がった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151221-00000064-dal-ent


スターウォーズは10年ぶりの新作で、注目度も相当高かったのですが、まさかそれ以上の成績を残すとは、妖怪ウォッチの人気のすさまじさが窺えます。

妖怪ウォッチは、特典の妖怪メダル付きの前売り券が販売されている事が、これだけの初動を生み出していると考えられますので、来週以降はスターウォーズに軍配が上がるとは思います。とはいえ、世界的な人気作のスターウォーズが、初登場で1位を獲得出来なかったというのは、とんでもない番狂わせではないでしょうか。

昨年、社会現象的な大ヒットを記録した妖怪ウォッチですが、その人気は1年経った今でも、まだまだ衰えてはいないようです。